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2020年1月の記事一覧

THE LATTE TOKYOがUber Eatsをやらない理由

本日はUber Eatsについて。 というのも、Business Journalにこんな記事があったからです。 Uber Eatsの是非はいつか書くとして、当店がなぜUber Eatsをやらないかを書いていきます。よく質問も受けるので。 理由は3つ。 ①時間のたったカフェ・ラテは美味しくないから。 ②お店に来ていただいたお客様に、御迷惑をかける可能性があるから。 ③手数料を考えると利益がほとんど残らないから。 これらの理由から、当店はUber Eatsを導入する

THE LATTE TOKYOがタピオカを入れない理由

今日はタピオカについて。というのも、 https://president.jp/articles/-/32108 先日、PRESIDENT Onlineの記事タイトルがこんなのだったので、中身を読むと「流行やおいしさだけを追求したプロモーションは行わず、スターバックスの価値観に合うかどうかで判断している」などなどドリンク開発担当の方が語っていました。 わらび餅は価値観に合うんかいとか、単純にキッチンにスペースがないからだろ、とは思ったのですが、まあこの辺にしておきます。

THE LATTE TOKYO店主の日常

2020年に入ってから想いやこだわりについての投稿を続けてきて、お客様に言われる事が多くなった事があります。 それが「休まないで大変ですね、たまには休んでください」 まさかお客様の為に毎日開けていたのに、そのお客様から休んでくださいって言われるなんて。 インスタやnoteを見てる方にはえらいストイックに、そして真面目に映るみたいですが、全然そんな事はなく、お陰様で楽しく毎日を過ごしております。 お店をやるって過酷だなって思われるのも後進の為に良くないので、本日は1/1

THE LATTE TOKYOがカフェ・ラテのお店になった理由

前の記事で少し独立した理由を書いたので、今日は何故カフェ・ラテ屋になったのかを。 便宜上、過去の記事ではコーヒー屋と書いていますが、当店はカフェ・ラテがメインのお店です。 まあ名前からも分かるかと思いますが。 ちなみに今日書く事は全て肌感覚で、正確なデータに基づいて書いている訳ではないのであしからず。 お店がオープンした2015年当時は多分コーヒースタンドブームでした。 丁度ブルーボトルコーヒーが日本に上陸した年でもあります。 都心部だけでなく、色々なエリアに雨後

THE LATTE TOKYOで働くのが適当ではない理由

人を雇わない理由を書いた時に、雇われる人の為と書きました。 そこで、もし僕がこれからコーヒー業界に足を踏み入れるなら最低限以下の項目を満たしている店舗で働くと思いますとも書きました。 ・自家焙煎をしている。 ・業務用エスプレッソマシンがある。 ・複数店舗展開をしている。 ・繁盛店 この中で当店が該当しているのは業務用エスプレッソマシンがある点だけです。 では、簡単ではありますが一つづつ説明していきます。 ここからはコーヒー業界に興味がない方は何も楽しくないと思うので

THE LATTE TOKYOが人を雇わない理由③

人を雇わない理由を書いてきましたが、今日で最後です。 最後は、全ての面で自分で責任を持ちたいという点です。 僕が過去に働いていた大手コーヒーチェーンは、お客様がひっきりなしにやってきます。 たとえドリンクのクオリティが低かろうが、レジでの対応が悪かろうが、お客様が減る事は滅多にありません。 それほどのブランド力を築いています。 予算や目標はあっても、それを達成しなければお店が失くなるなんて事はほとんどありません。 使う材料や、新しいドリンクがどれだけ美味しくなくて

THE LATTE TOKYOが人を雇わない理由②

昨日に引き続き、人を雇わない理由を書いていきます。 2つ目の理由は雇われる人の為です。 うちの何に惹かれるのか分かりませんが、たまに当店で働かせてほしいというメールが届きます。 働きたいと思ってくれる事は非常に嬉しいのですが、お断りさせていただいています。 常連様への対応やドリンク作成スキルの問題、人件費など様々な理由があるのですが、その中の一つに雇われる人の為というのも大きな理由です。 ただ、お金を稼ぎたいから当店で働きたいという人はいないと思うので、恐らくバリス

THE LATTE TOKYOが人を雇わない理由①

前回までは休まない理由を書いてきましたが、別に誰かを雇えば年中無休なんて難しくありません。 実際、ほとんどのカフェはそうしてますし。 それでも、なぜ人を雇わないかを何回かに分けて書いていきます。 一番の理由はお客様を裏切りたくないからです。 これは休まない理由とも一緒です。 ただ、この場合のお客様は主に常連様です。 当店みたいな小さなお店は常連様に支えられています。 来店の頻度は様々ですが、4年もやっていると沢山の常連様がいらっしゃいます。 その方達との会話は

THE LATTE TOKYOが休まない理由③

休まない理由の最後は少しビジネス的な所と、後悔したくないという理由です。 正確なデータはありませんが、カフェ業界の通説として「3年続く店は半数以下、10年後に残っている店は1割」と言われています。 2019年12月に業界の雄である「NOZY COFFEE」破産のニュースを聞いた時、あらためて厳しい業界だと認識しました。 つまり、ほとんどのお店は生き残れません。 でも、それを知ったうえでお店を開きます。 ここから休まない理由。 1年間は52週。 なので週に一日休ん

THE LATTE TOKYOが休まない理由②

働き方改革や、ワークライフバランスが声高に叫ばれる中、時代の流れに逆行してでも休まない理由を前回に続き書いていきます。 振られたときのショックの大きさを知っているから。 僕はコーヒー屋に行くのにわざわざ定休日を調べません。なんなら営業時間も。 僕にとってのコーヒーは特別な飲み物ではなく、あくまでも日常の飲み物です。 次の休みはあそこのコーヒー屋に行くんだ!あのエリアのカフェを巡るんだ! なんて一度も思った事ありません。もちろんコーヒーは好きですが。 基本的に飲みた