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店主の考え

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#言葉

会話が出来ない人

「順番にご案内するので外でお待ちください」 週末は忙しく、時間帯によっては並びが出る状況でした。 お店からすると、並びがあると管理がしやすく、店内には一組だけ入れるようにして、次の人は外で待ってもらうようにしています。 なんせ、店が狭いので。 二組いると微妙に気まずい空気になる事もあるし。 エレベーターの中みたいな。 そんな体験はしてほしくないので、一組にしてるんですが、話が通じない人もいて。 目の前のお客さんがドリンクを選んでる時、入ってきた人がいたので、冒頭

言葉の検索

聞く価値のある人からの言葉で補完する。 昨日、こんな事を書いた後、バフェットさんや伊坂幸太郎さんの言葉を引用して。 僕は割と同じ人の言葉を引用する傾向にあります。 正直、誰でもいいんです。 自分が好きな人の言葉であれば。 思うに、僕が感じるであろう「あれ」や「これ」は、「僕にしか感じる事が出来ないんだ」なんて事は無く。 誰もがどこかで遭遇する感情であったり、気付きだったりだと思うんです。 でも、それを上手く言語化出来る人は少なくて、僕もなかなか出来なくて。 そ

言う必要のない事と、言う必要がある事

意味の無い言葉を吐き、相手を不快にさせる人が嫌いなんです。 一昨日、この事を書くはずが、脱線してしまって。 昨日はその補足に回り、今日こそはという心境であります。 取引先が納品日を間違え、「一日遅れます」と、連絡をしてきた事がありまして。 「僕は全然いいですよー」と、伝えたのです。 結構ギリギリでヒヤヒヤで、営業後に買い出しに行く事になったんだけど。 この時に「なんで?」と、聞いた所で仕様がなく、怒った所で納品日が変わる事もない。 相手も恐縮してるし、悪気があっ

学ぶのではなく、考える

「本を読んで何かを学ぼうと思っている。そうじゃなくて、大事なのは本を読んで考える事」 東浩紀さんが、この対談で仰っていて。 本を読む人と読まない人の差はこれだ。と、なったのです。 読み方を知っている、楽しみ方を知っている。 技術書とかは別だけど。 小説を読んでいる時、次々に考えるんです。 この後の展開はとか、この話のオチはとか、会話の返事とか。 思ってる通りの時もあれば、裏切られる事もあり。 どちらに転んでも楽しく、これは本だから起きる現象のような気がしてます

言葉にひっかかるのはなぜか

「言葉にひっかかるんですね」 常連さんと話してた時に言われた言葉で。 たしか、「『メスとコスメ』って曲のタイトル凄くない?」 と、話しかけた気がします。 気持ち悪いでしょ。 常連さんとなるとこちらも気を抜いてるので、変な話になったりするんです。 昨日書いた、「一旦、それで」だったり。 キリンジにはまった曲『Drifter』の「ボトルの水」だったり、『祈れ呪うな』だったり、さっきの『メスとコスメ』もそう。 なんなら、ここに書いてる事のほとんどは、どこかで見た言葉

仕様がないとか、言葉とか

インボイス制度でSNSが荒れていますが、嫌だなと思ったのは対立構造で。 金稼いでる組 VS 稼ぎの少ないフリーランス 語弊のある言い方をすると、 頭の良い金持ち VS 学が無い貧乏 (めっちゃ語弊ある) (悪意は無い) エリート VS ポピュリスト とも言える。 これが嫌で。 あくまで僕が感じてる事なんですが。 インボイス反対って言ってる側の分が悪くみえます。 日本人は権威に弱いので、この構図は非常に良くないと言いますか。 インボイスが直接関係ない人か

想像力や気持ちと言葉

”「本屋のない街・渋谷」ってどうなんだろう?と思い、書店開業を模索しました。” 渋谷ヒカリエ8階にあるシェア型書店の紹介記事です。 うちのお店の近くにはSPBSという素晴らしい本屋さんがあって、行く度に街に本屋さんは必要だと思わされます。 検索では出会えない、言葉や絵、あと匂い。 経営の事は分からないけど、僕もいつかはとは思ってます。 その話は置いといて。 この間、お客さんと話してる時に「やっぱ本ですよね」という話になりました。 「映画が好きだし、ドラマも好きだ