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学ぶのではなく、考える

「本を読んで何かを学ぼうと思っている。そうじゃなくて、大事なのは本を読んで考える事」

東浩紀さんが、この対談で仰っていて。

本を読む人と読まない人の差はこれだ。と、なったのです。

読み方を知っている、楽しみ方を知っている。

技術書とかは別だけど。

小説を読んでいる時、次々に考えるんです。

この後の展開はとか、この話のオチはとか、会話の返事とか。

思ってる通りの時もあれば、裏切られる事もあり。

どちらに転んでも楽しく、これは本だから起きる現象のような気がしてます。

自分の想像力がどんなものなのか、計れる楽しみ。

変な話、作家さんとの勝負に近いものがある。

これを書きながら思ったのが、想像力の養い方で。

僕はよく想像力の欠如の話をします。

腹が立つ事が起きる時、その根本にあるのは想像力の欠如だと思っていて。

相手の気持ち、周りの反応、返ってくる言葉。

それらを想像できないから起きてしまうのではないかと。

逆に言うと、想像出来る人はこれらをコントロールする事が出来て。

わざと怒らせたり、わざと炎上したり、言葉を引き出したり。

おー、恐ろしい能力だ。

年末年始で時間を持て余す人がいるかと思いますが、本を読んではいかがでしょうか。

何かを学ぼうとせずに、一緒に考えるのです。

読むのには時間がかかります。

ショート動画に慣れてしまった人は苦痛かもしれません。

でも、考える余地のないものばかりになれてしまうと、想像力は養われないのです。

ただ、能動的に考える事が出来るコンテンツは意外と少なく、気軽に出来るのは本ぐらいではないでしょうか。

一人で楽しめますからね。

自分のペースで自分の気分にあった本を選びましょう。

お店に来てもらえれば多少のアドバイスは出来るので。

時間を持て余してる人、お待ちしてます。




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