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店主の考え

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#仕事

言いたくなる気持ちもわかる時

「早く作って」 昨日、こんな事を言う人に対して怒りをぶつけたのですが、言いたくなる瞬間もありますよね。 と、今日は寄り添おうかと思います。 僕も言いたくなる瞬間があるので。 カジュアルを勘違いして働いてる人がいて。 もちろん、僕がその店のオーナーではないので自由にしてもらっていいんですが、真面目な性格が災いしてるのか、同業だから許せないのか、たまに見かけます。 「早く作ってよ」と、思う現場に。 二種類あって。 一つは、自分に酔っているパターン。 だらしない=

勘違いされる事

移住の話をすると、決まって勘違いされる事がありまして。 「いいですねー、カフェの文化がありますし、やれそうですね」と。 いやいや、何を言ってるんだ。 そこでカフェをやる気はない。 また一からやるなんて、考えただけでもぞっとしてしまう。 大変なんだぞ、店を作るって。 あと、既にカフェが沢山あるなら、そこに乗り込んでまでやる必要は無いと思っていて。 だって、あるんだから。 どこも大行列で、いつ行っても入れなくて、落ち着かないカフェばかり。 それならやる必要はある

相手との距離感、なんだかんだ優しい

僕はカフェの仕事が好きなんですが、所謂好きとは少し違っていて。 コーヒーを愛してるとか、自分が作った物を喜んでくれるとか、会いに来てくれる人がいるとか。 どれも少しづつはあるんです。 でも、なんだろう、真剣にコーヒーとかカフェに向き合ってる人とは違う気がしていて。 18歳の時、カフェでアルバイトを始めた時に感じたのは、作る事の面白さで。 いつも飲んでる物の裏側を知れるのは、単純に楽しかったんです。 でも、そんなのにはすぐに飽き、次第に人の面白さに惹かれるようになり

会話と友達と少しの皮肉

「フラッペラテってフラペチーノみたいなのですか?」 「そうですね、コーヒーの入ってないフローズンドリンクです」 「フラペチーノって事はシャリシャリのやつですか?」 「ソウデスネ」 おい、知ってて言ってたんちゃうんか。 ぎりぎり笑顔で言えたけど、マジでぎりぎりだったぞ。 僕は会話がスムーズに進む人が好きなんです。 この仕事をしてると、ほんとそれだけで嬉しくなる。 「あなたのその察する力、会話力、みんなが持ってるものではないですからね。自信を持ってください」と、伝

それをやれば喜ぶ人がいる

ちょっと頑張れば喜んでくれる人がいる。 昨日、こんな事を書いて。 僕はこれを考えながら仕事をしていて。 会社にいた頃は特にそう。 例えば、シフト作成。 僕がこの業務を引き継いだ時、明日のシフトすら分からない事があるような状態で。 ええ、地獄のような店舗でした。 なんでそんな事になるのかと聞くと、忙しいから。 でも、そこに不満を感じてた人が沢山いたから改善をしなきゃいけなくて。 シフト作成なんてサービス業で働いた事がある人しかやった事ないと思うんですが、人が増

ここにいたから

現場が楽しいと言い切れるのは、今があるからで。 僕がお店以外で会う人のほとんどは、お店で会った人達です。 ここがなければ、この人達はいなかったんだと思うとゾッとすると言いますか。 こんな楽しい時間を過ごす事は無かったんだと思うと、お店があってよかったし、現場にいてよかったなと思います。 ただ、大切なのは自分でやってる事だとも思っていて。 雇われだったらここまで興味を持ってもらえたかと言うと、ちょっと怪しい。 独立してる人は偉いとかではないんですが、その過程で得られ

誰かの為に、自分を整えておく

自分の機嫌は自分で取る。この拘りについて。 KREVAさんの曲なんですが、これが全てです。 名曲なので聴いてください。 まずは、自分。 この仕事は、人の話を聞く事が大切で。 コーヒーを淹れるよりも大切かもしれません。 人でしか差別化出来ないというのは、僕以上に美味しいコーヒーを淹れられる人はいない。という意味ではなく。 なんなら、どこかで1ヶ月ぐらいトレーニングした人のほうが、僕よりもよっぽど上手に淹れられると思います。 でも、そんな事でお客さんがつく事は無く

なぜ見失い、何を確認するか

見失う週末と、確認する平日。 この言葉を愛でるだけ愛でて、何も中身を書いてませんでした。 飲食店あるあるですが、客層や客数は、平日と週末で大きく変わります。 一般的に週末のほうが、悪く、多い。 悪いと書くと語弊があるか。 慣れてない人が多い。 うちにもだし、カフェにもだし、外食にも。 あと、お客さんは平日と休日でテンションが変わります。 仕事中と遊び中ではそりゃ違う。 これには連れてる人の違いもあって、彼女の前だと気が大きくなる人もいる。 お店側は、平日だ