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三年生のプレゼンテーション!

ベネッセよりいつもの進研ゼミ小学講座のDMが届いていました。
私(母親)は開封をして中を確認。そして、申込書などを捨ててから問題と漫画とおまけのみを残して長男(三年生)が自分で開封できるようにテーブルに置いておきました。

私が仕事から戻ると、案の定長男が、「ママー、チャレンジタッチほしー。100点取りたいよー。勝ちたいんだよぉー。」とのこと。勝ちたい。。。
クラスの子よりいい点数を取りたいんだとか。

私(母親)「じゃあ、パパに相談してみようか?」

長男「うーん、どうしたらいいかなぁ。」

ってな具合でした。何しろうちのパパ、長男に対して厳しくて、話をするとかなり論破にかかります。子どもに対してどうかとも思うのですが。。。
そこで、長男、帰りが遅く、朝も機嫌があまりよろしくないことが多いパパへのプレゼン対策を考えていたようです。

長男「パパに手紙を書く!」
  「ママ、どうやって書けばいいかな?」

私(母親)「パパがチャレンジタッチを買ってあげたくなるような、パパの気持ちを考えたらどう?」

そこで、出来上がったお手紙がこちら。

読みにくいと思うので、全文を記しておきます。

「パパへ いつもお金をかせいでくださりありがとうございます。
ボクは、いまテストでぜんきょうか100点がとりたいので、
チャレンジタッチがほしいです。
チャレンジタッチがあるとアイパッドのゲーム
ばかりではなくチャレンジタッチでがんばってべんきょうします。
どうかチャレンジタッチを買ってください。
タッチなら一回10分で4教科バッチリになれるんだって。
だから、チャレンジタッチ買ってください。
これから毎日買ってくれたらアイパッドではなく、チャレンジタッチをします。どうかチャレンジタッチを買ってください。
パパからもうらにかいて○○にわたしてね。
ちなみに、チャレンジタッチは

(下にパンフレットを置いていました。)岩本 ○○より」

出来上がったお手紙に対しての私がもう一つアドバイスしたことは、

「チャレンジタッチって、何だかパパはわからないと思うから、わかるようなものを何か一緒に付けて置いたら?」それで、下にDMのパンフレットを添付。

親バカながら、わたくし、かなりこのプレゼンテーション(手紙)に関心してしまいました。

【ポイント1】最初に、日々の感謝を述べる

【ポイント2】主張(求めること)を次にわかりやすい文章にする

【ポイント3】iPadのゲームのしすぎを自覚していて、それに対して親が良くないと思っていることもわかっていて、このチャレンジタッチがあれば、改善されると述べている

【ポイント4】ベネッセのパンフレットから、キャッチコピー「タッチなら一回10分で4教科バッチリになれるんだって」をうまく引用して、メリットを述べている

【ポイント5】最後にお願い

【ポイント6】相手がアクションを起こすように、「パパからもうらに書いて」と行動を促す文章を入れる

【ポイント7】資料を添付 & 最近頑張っている証として、100点の漢字テストを添付

論理的に話すことや、国語力がないと思っていましたが成長しているのだなぁと関心しました。

そして、パパの目につく場所に置いて、

「パパ、返事くれるかなぁ?」とドキドキしながら長男は寝たのでした。朝起きるとサンタさんのプレゼントが届く朝のような反応で、リビングにやってきました。

パパの返事はこちら。(返事書いてくれてよかったー!)

「岩本〇〇殿 よくぞパパにプレゼンしましたね。
全教科100点を取ることによって、一成の未来は多分に良くなることでしょう。なぜなら、知識を得ることは日本も世界も十分に知ることができるようになるからです。算数や国語、社会等は極めて基礎的な概念であり、基本的に〇〇を構成する様々な過程を示すものにすぎません。(日本で生まれ育っているから。)本当に基本的な知識(算数や国語)に留まらず、英語や他の言語などを習得し、○○の考え方や世界に対してどのような人物になろうとしているのか、パパが不得手な部分にも思いをはせることのできる〇〇でしょうから、おそらく学習(○○が学び、知識を吸収すること)を通して、様々な、いろんな価値観を学ぶこともあっていいのではないでしょうか?
以上のことから「チャレンジタッチ」で○○の勉学に対する投資を許可します。すべての学問で100点をとるのは○○の希望であり、それを成就するための支援は惜しみません。 岩本○○の父 岩本●●より」

パパの文章、3年生には難しすぎるということで、説明しながら朝ごはん時に読み上げました。

長男「プレゼンって何?」「ん?」「で、買ってくれるの?」ってな具合でしたが、理解してくれる時が来るでしょう。

チャレンジタッチが手に入る(プレゼン成功!)の喜びはかなり大きかったようで、「いつくるかなー?」と一日何回も聞いてきました。

■今回の長男の行動を通して、私が学んだこと。

ワクワクがこうしたい!という「熱い想い」を生み出す

「熱い想い」が、どうにか成功させたいと「考える」という自主的行動を生み出す

自分が考えたプレゼンが通ったときは嬉しい!そして、その勢いでその後の行動も自主的に頑張るようになる(はず)


私(母親)の役割は、やはりファシリテーター。
子どものワクワクを実現させるために、最低限のヒントを与えること。
「どうすればいいかなぁ?」というような声がけ。
パパへ、「一生懸命手紙を書いていたので帰ったら見てあげてね。」とLINEをすること。
こういった出すぎない、だけれども流れを作ってあげるような行動をすること。難しいけれども、今後もファシリテーターとしての母親を意識して精進いたします。


余談ですが、それにしてもベネッセのDMはやはりよくできてるー。実際に子どもをワクワクさせ、そのサービスの利用をすることになったのだから。


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