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夢をかなえるゾウへの「胡散臭い」「嫌い」って批判から学ぶブランディング論

枝井です。

僕は「The Egoist Strategye」という企画をやってますが、これは

「演出」

という要素を軸にしたDRM戦略を解説したものです。

触りは無料なんで興味があればどうぞ^^

>>The Egoist Strategy

実際にテキスト内では、その「演出」という要素を元に、色々な戦術を解説しているんですが、そんな教材を買って目を通してもらった上でも質問として

「キャラクターを作って情報発信しても良いのでしょうか?」

という疑問を持つ購入者さんが少なからずいます。

なんというか、多少の罪悪感みたいなものがあるような気がしますが、
今日はちょっとその辺りの事についてお話します。


「嘘」と「演出」

まず

「キャラクターを作って情報発信しても良いのか?」

という所ですが、そういう戦略の教材なんで当然答えとしては

「むしろキャラクターは作って下さい」

というものになります。

理由も教材内でお伝えしている通り

「稼げない人の話は聞く耳を持たれないから」

です。

さらに言えば、その架空のキャラクターで発信した情報によって、情報を受け取った読者さんが結果的にハッピーになれれば何の問題もないわけです。

でもまあ、こうした質問をしてくる人の気持ちも、もちろん分からなくはありません。

普通の感覚であれば

「自分を偽って情報発信する」

という感覚でしょうから、それはイコールして「嘘をついている」という認識になるでしょうからね。

でも、その上であえて言いますけど

世間で大衆を動かしている物事というのは大抵「演出」の上で構成されています。

テレビも、政治も、宗教も、はっきり言って全部「演出」ありきで物事は進みます。

要するに、「演出」というものはそれだけ身の回りでごく当たり前に、あなた自身も気づかぬ内に接しているのです。

じゃあその「演出は悪なのか」って言うと「価値の提供」という視点からすると、それはまた別の次元の話になります。

例えばテレビ番組というのは基本的には演出ありきで構成が決まります。

これは何故かっていうと

「見てる人に面白いと感じてもらわなければならないから」

という理由です。

そもそもテレビ局というのは、スポンサーからお金を引っ張ってこないと収益が出ませんよね?

テレビ番組中にCMを流すそのスポンサー側からしても、多くの人に自社の広告を見て欲しいわけですから、わざわざ視聴率の悪いテレビ番組に金を出す理由はありません。

だからこそ、テレビ番組は視聴率を稼ぎたいから演出ありきで番組自体を面白くする必要があるわけですね。

という前提の元で話を聞いて欲しいんですが、例えば視聴者が

「笑いたい」

という欲求を持っている場合、

・演出なしでつまらない番組

・演出ありで笑える番組

この2つの番組を比べたら、「価値の提供」という視点で見れば優れているのは後者の番組です。

これは演出が悪か正義かという次元の話じゃなくて、

「相手が求めるものを与える価値」

っていう視点の話なんです。

めちゃくちゃ極端な例で言えば、子供はノンフィクションのドキュメンタリー番組よりも鬼滅の刃を見たいんです。

要するに子供にとっては

・演出なしのつまらない番組(ノンフィクション物)

よりも

・創作(面白くなるよう演出)された物語

の方が価値は高いわけです。

故に、価値の判断基準の指標としては

「面白いか面白くないか」

が全てであって、そこに演出があろうがなかろうが、そんなもんはどうでも良くて

「面白ければそれで良い」

という話なんです。

上記はテレビ番組を例にした話ですが、これはアフィリエイターにも同じことが言えます。

アフィリエイターにとっての相手(=見込み客)というのは、例えば「稼ぐ系」のテーマで情報発信してるなら見込み客が持つ欲求というのは基本的には

「自分が稼げるかどうか」

というものになってきます。

自分が稼げるかどうかが大事なわけですから、結果的に稼げる有益な情報がゲット出来て、実際にその情報によって自分が稼ぐことが出来たなら、仮にその情報を発信したアフィリエイターが稼げていなくてもどうでも良いわけです。

実際、僕が枝井紅男じゃない別の名義でコンサルした人で月収200万越えまで確認した人もいますが、もしかしたら今の彼は当時の僕より稼いでいるかもしれません。

でもだからと言って

「枝井は最高月収400万しか稼げていなかったから詐欺だ!」

とはならないはずです。

僕が今の彼より稼げていなかったとしてもです。

なので、仮に今のあなたが稼げていなくてもあなたの作成したキャラクターが発信した情報によって見込み客が稼げれば、それは見込み客にとって「善か悪か」で言えば善になるんです。

結局のところ、「演出」も使い方によっては善にも悪にも成りうるということです。

稼いでいる演出をしたキャラクターで詐欺を行えば、それは間違いなく悪い使い方ですよね。

というか実際に、この業界の高額塾なんかはまさに典型的な悪い演出の使い方をしていますからね。

だからこそ、そのキャラクターで提供していく「価値」によって演出の良し悪しは左右されていくんです。

で、こんなこと言うと

「じゃあキャラクターの中の人である私は実際には稼げてないから価値の提供は出来ないじゃないですか」

と感じる人もいるんですが、その為に「機能的価値」を上げる努力が必要なわけです。

ここで言う機能的価値というのは単純にアフィリエイターとしての実力です。

知識だとかスキルだとか呼ばれてるやつのレベルを上げる努力をしてくださいということです。

演出というのはあくまで

「初心者が稼ぎ出すための初速を上げる要素のひとつ」

というだけですから、その延長線上に機能的価値がなければ何も生まないのです。

「あなたに魔王を倒せる剣をお譲りします!」

と言われて、もの凄く荘厳な装飾をされた宝箱を10ゴールドで買って

「この宝箱からは凄まじいオーラを感じる、、、(ゴクリッ)」

「魔王を倒せるのはまさにこの剣しかないッ!」

って期待感を胸にいざ箱を開けてみたら中身はからっぽでした。

ってこれはシンプルにただの詐欺じゃないですか。

演出だけで稼ごうとするのはまさにこういうことで、その演出に付随する機能がなければ駄目ですよっていう極単純な話です。

この教材を手にしているなら既にご存知の通りですが、楽して稼げる手法なんてまずありませんから(笑)

この手法と構造上は全く同じ仕組みの事例も紹介しておきます。

夢をかなえるゾウが「胡散臭い」「嫌い」と批判されても売れてる理由

自己啓発系でベストセラーにもなってる有名な本に

「夢をかなえるゾウ」

って書籍があります。

この書籍は分類上は一応小説ってことになってて、内容としては冴えない主人公が商売の神(ガネーシャ)と出会って成功法則を教わりながら成功を目指すサクセスストーリーという感じになっています。

要するに、物語調で世間で言われる成功法則を学べるっていう本です。

実はこの本、ベストセラーであるものの、Amazonのレビューとかだとボロッカスに叩いてる人も結構います。

・「よくある自己啓発本の寄せ集め」
・「新しく学べるものはない」
・「既存の成功法則のパクり」

みたいな感じで。

この意見はまさにその通りで、別にこの書籍って何も目新しいことは書いてなくて

「成功するにはトイレを毎日掃除しろ」

「毎朝靴を磨け」

「目標を紙に書いて肌身離さず持っとけ」

みたいな、よく聞く成功法則が書いてあるだけです。

なので、この書籍の機能的価値の構造で言えば

「既存の情報をまとめたもの」

と言えます。

夢をかなえるゾウの中で語られる成功法則って著者の水野敬也さんが産み出したものじゃなくて、あくまでも既存のよくある成功法則をまとめただけなんです。

にも関わらずなんでベストセラーになってるように多くの人に一定の評価をされているかって言うと

「その成功法則が昔から多くの人から評価されてきた価値のある情報だから」

という、情報自体が普遍的な機能的価値を持っているからですね。

そこに加えて既存の自己啓発本と差別化が出来ているのが

・コミカルなキャラクター(ガネーシャ)によって面白おかしく成功法則を学べる

という点が挙げられると思います。
(本書内のギャグが面白いかは否かは置いておいて)

これは要するに

「誰がそれを語るのか?」

という事なんですが、恐らく著者の水野敬也さんが直接それを語ってもここまでの評価は得られていなかったはずです。

あくまでも

「ガネーシャというキャラクターに語らせてる」

というところがポイントです。

どこの馬の骨とも知れない無名の人が成功法則を語っても

「は?じゃあお前は成功してんのかよ?」

って思われる可能性もあるんですけど、それを小説という物語形式で、そこに登場するキャラクターに語らせる事で情報の受けとり側としては著者の実績への興味のベクトルはあまり向かない構造になっています。

まあ、著者の水野敬也さん自体も作家デビュー作から売れてる凄い人なんですけどね(笑)

それを抜きにしてもこの本で語られている成功法則によって人生が良い方向に転がった人も多いわけです。

実際

「夢をかなえるゾウの教えを1年間実践したら人生開け過ぎた」

みたいな事を書いてるブロガーさんは腐るほどいますからね。

もちろん、そのブロガーさんが書いてる実践結果もアクセス数集めのフェイク(演出)の可能性も十分にありえるんですが(笑)

いずれにせよ、何故か親の敵かの如く叩いてる人もいますが、本の情報によって人生がハッピーになってる人がいるならそれを言ってる人が「架空のキャラクター」でも良いじゃないですか。

というのが僕の持論です。

要するに、このケースを見れば架空のキャラクターでの情報発信は善か悪かで言えば間違いなく「善」ですね。

価値の提供という視点で見ればアフィリエイト初心者が参考にすべき非常に優れたモデルケースだと思います。

「LOVE理論」の恋愛体育教師・水野愛也とかいうお手本のようなアフィリエイター

同じく水野敬也さんがリリースしている

「LOVE理論」

という書籍に関しても初心者アフィリエイターさんが参考にするには非常に優れたモデルケースです。

むしろ、アフィリエイター的には、こちらの方が僕が教えている戦略に近いキャラクターの打ち出し方になっています。

「LOVE理論」では水野敬也さん自身をモデルにしたであろう「恋愛体育教師・水野愛也」と名乗る架空のキャラクターが、男子諸君にモテ理論を叩き込むという内容になってます。

こちらも価値提供の構造は夢をかなえるゾウと同じように「恋愛工学」に元づいた恋愛のロジックをまとめたものです。

以前ナンパ師さんのブログのコンサルした時にその界隈をリサーチしたんですが、この「LOVE理論」は普通に推奨されていました。

多くのナンパ師さんがその内容の有効性を褒めてるんですよね。

「LOVE理論のノウハウで即ハメ余裕でした!」

みたいな(笑)

まあ、そのナンパ師ブロガーさん達も収益目的でブログを運営してるんで、その体験談がフェイクである可能性は大いにありますが(笑)

でもノウハウが広まることで実践者も広まるわけですからその母数に比例して実際に女の子といい思いが出来る人が増えていくのは間違いないです。

ここでも言えるのは、女の子と美味しい思いをしたい欲求を持った読者が
LOVE理論のノウハウで実際に美味しい結果が得られたならそのノウハウを語るのが創作された架空のキャラクターである恋愛体育教師・水野愛也でも良いじゃない。

ってことです。

こうした事例からもうお分かりかと思いますけどアフィリエイトでも全く同じです。

アフィリエイトで稼ぎたいという欲求を持った読者さんが、創作されたキャラクターを通して発信された情報によって稼げれば、別にそのノウハウを語るのが架空のキャラクターでもいいじゃないですかって話です。

もちろん、「相手の欲求を満たせること」が前提になるんで、しっかりと自身の機能的価値を高めていかなきゃダメですけどね。

で、その機能的価値っていうのは知識や情報になるんで、その辺りは面倒臭がらずに調べれば誰でも平等に手に入れることが出来るもんなんです。

色々と語ってきましたが、以上の理由から今回の購入者さんの質問への回答となる

「キャラクターを作って情報発信しても良い」

という結論に行き着くという話でした。

むしろ今回紹介した「水野敬也さん式キャラクターブランディング(笑)」は、初心者アフィリエイターさんこそ大いに参考にしてみてください。

少なくとも「実績のないありのままの自分」よりかは、読者さんが話を聞いてくれる可能性は間違いなく高まりますから。

あとは、情報商材アフィリエイトだと、「フィルター力」なんて呼ばれたりする「独自性」みたいなものを磨いて行くと、さらにキャラクターによる差別化を図ることが可能になってきます。

つまり、他のアフィリエイターに比べて「自分から買ってもらう理由」が出来るわけですね。

例えば今回の記事みたいに「夢をかなえるゾウ」という書籍からみたブランディング論みたいなのって、他の誰も言ってないことだと思うんですよね。
(調べてないんで分かりませんが、既に同じような事を誰かが言ってたらごめんなさい。笑)

こういうのは普段の生活において、モノの見方や感じ方の視点を変えてみると意外と思いつくこともあるんで、是非、意識してみてください。

ということで以上が

「キャラクターを作って情報発信して良いんでしょうか?」

という購入者さんからの質問への回答でした。

参考にしてみてください。

それでは枝井でした^^

メルマガでもこんな感じの話を垂れ流してるんで、興味があれば登録しておいてください。

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