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私の英国物語 Broadhurst Gardens NW6 (40) CEFR

ヨーロッパ、特にEUでは、EUが一つの共同体として共存・共栄していくために他の言語や文化を学ぶことが重要であると考えられている。
それは、外国語が、コミュニケーションの道具として必要というだけではなく、それぞれの国が歴史的な背景から密接な関係にあり、相互理解を深めるためにもお互いの言語を尊重し、学ぶことが重要であると考えられているからである。
その重要な要素として、外国語教育は欧州評議会の言語政策のもと、各国において進められている。

CEFR (The Common European Framework of Reference for Languages: Learning, Teaching, Assessment) は、外国語教育における Syllabus、Teaching method、Assessment まで、全てについて参照できる共通の基準や枠組みであり、どのヨーロッパ言語にも用いることができる。
外国語の運用能力は、6つのレベルに区分されており、実務に必要とされるレベルは、B2以上が望ましいとされる。
 
A     Basic user
A1   Breakthrough
A2   Waystage
 
B     Independent user
B1   Threshold
B2   Vantage
 
C     Proficient user
C1   Advanced
C2   Mastery
 
英国では、学校教育だけでなく、ビザ申請者に対しても必要な言語能力をCEFR に基づいて示すなど、言語能力の評価基準としてその活用が進んでいる。

Placement test が終了し、ティー・ブレイクになった。
London School of English の校内には、レストラン、学生用のラウンジ、コンピューター・ルームが完備されている。ラウンジにはコイン式のマシンがあって、温かいコーヒー、紅茶、カプチーノを飲むことができる。

ティー・ブレイクが終わって部屋に戻ると、続いてオリエンテーションが行なわれた。海外からの学生が多い私立の語学学校は、概して、生徒のケアが行き届いている。ロンドンで生活することでは、特に夜出かける時には集団で出かけるように、と注意があった。

この学校では、パブ・ナイトやロンドン・ウォーク等のイベントや週末旅行なども企画されていて、英国の歴史や文化を楽しむことができる。
一人で参加しても、クラスメイトや他のコースの学生と行動を共にでき、交流できるのも楽しい。
早速、夕方には、懇親会 “Welcome Drink” が催される。

Placement test の結果、General English Course の Intermediate のクラスに入ることに。
Optional Course として、週2日、午後に1時間、Speaking のクラスを受講。
スイスの銀行や韓国の企業、ロシアの学校から研修で来ているという20代から40代の職業人たちばかりだ。
スイスの銀行からは、フランス語圏、イタリア語圏、ドイツ語圏からそれぞれに参加。ロシアのイルクーツクの学校から来たという教師の一人は、モンゴル系ロシア人。
クラスメイトたちの背景も興味深く、そして、積極的に発言する姿勢にとても刺激を受ける。

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