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眠れる獅子は「未経験」にあり②

ふわっと思い出したこと。今年の誕生日に受けた算命学のセッションにて開口一番に言われたこと。

「あんた、生涯で4回結婚するねw。ハッキリ出てるわ。」



人生設計図に関するクレーム受付窓口をご存じの方がいらっしゃいましたらぜひ、教えて下さい。いますぐ、速攻電話します。

ま、そんなことは置いといて、本題に入りましょう。
私の人生のスイッチポイントとなった「師匠」との出会いです。


「違いますよねw。」


Zoom越しに私のことをまっすぐに見つめながらその人はばっさりとこう言った。

自立にむけて、必死に自分の進路を見出そうともがいていた今年の3月。
私はある企業のカジュアル面談を受けていた。

広告運用の仕事ならリモートで育児をしながらフリーで動ける。
そう目論んだワタシは、未経験で広告運用・マーケティングにチャレンジできる仕事を探していた。

「なんとか仕事見つけなきゃ!!!」
と、必死すぎてガチガチになっていたワタシに、13インチのパソコン越しにまっすぐにワタシを見つめるそのひとは、もう一度こう言った。

「●●さん(ワタシ)がやりたいこと、本当は違いますよね?」

やさしく、さわやかにスパッとその人が言い放った言葉は、みぞおちにアッパーパンチがクリティカルヒットしたレベルの衝撃をワタシに与えた。
一瞬頭が真っ白になり、気がつくとワタシは何かに突き動かされているように腹の底の底、深海からひっぱりだしてきたような自分でも自覚をしていなかった言葉を口にしていた。

「そうなんです、数字分析とか得意じゃないんです。ていうか嫌いです。」
「でも、自立しないと生活ヤバすぎですし。」
「飲食店のパートしてますが、つまらなすぎて無理なんです。」
「一度起業して(※)自営業をしていたのに、結局器用貧乏なだけで秀でた何かがないんです。」
※この話は長くなるのでまた別の機会に。
「自分には何かわからないけど、自分にしかできないことが絶対あるとふわっと思っているんですけど、それが何なのかわからないんです。」

もはやこの時点で、マーケティングの仕事の内定をもらいたいという気持ちすらどこへやら。
ある程度自分の本音をさらさらと語ったワタシは、ふと我にかえってこう言った。

「ていうか、なんで開始5分で見抜いたんですか!!!!」

何が起きているのか、イマイチ状況がつかめていないワタシを諭すかのように優しい口調でその人はこう言った。

「僕、実はコーチングをしているから、なんか、そういうのわかっちゃうんですよねw ●●さん(ワタシ)が苦手なことは、それが好きな人がやればいいんです。●●がやりたいことをやればいいんです。」

もはや、ワタシの目に画面越しのその人は、西遊記の三蔵法師のように神々しく写っていた。41歳、孫悟空の気持ちを実感した瞬間だ。

この人、すごい。ていうか何者!?!?


本質をやさしくズバっと刺すその人の言葉、発する空気感に圧倒されたのを覚えている。

次の瞬間、無意識のうちにワタシは、
「ワタシにコーチングしてください!!!!!」
と、いきなりコーチングをお願いしたのだった。

あまりに唐突なお願いをしたものだから、さすがにこの時ばかりは「画面越しのその人」の顔が驚きの表情に変わったことを覚えている(笑)

カジュアル面談として設定されたその場は、もはやカジュアルなんて通り越してワタシを地球の外に放り投げるような「ロケット面談」の場と化していた。

そう、その画面越しのその人こそ、ワタシの「師匠」である。
この師匠との出会いから、ワタシの人生はどんどん想像を超える道を歩むこととなった。

その「師匠」は、ひと言では言い表せないが、STAR WARSのジェダイのような人で、こころの底から尊敬し、信頼をしている。

常に人生をゆたかに生きようと挑戦をしつづけ、自らの問いに対して素直に生きている。いつも師匠がその背中でみせてくれていることが、ワタシ含めてたくさんの人の心を動かし、いつのまにか行いを動かしている。

「思い込みのアイデンティティ」のなかに、自分を閉じ込めないでほしい。
そんな無言のメッセージを発しながら師匠は、常に自分を「アイデンティティ」の外に出していく挑戦をしつづけている。
誰が何と言おうと、自分の人生をたのしんでいる人は魅力的である。
「自分の」たのしみ方を、「自分への」問いを立て、そして時には躊躇なく方向転換をすることを恐れを振り払い、背中で見せてくれている。

この師匠との出会いが、今年(2022年)の3月下旬。
そこから7ヶ月あまりたった今、ワタシは会社勤めをしていない。
社会的に言われている安定的な生き方を手放し、6月に個人事業主として登録をして、「今日が人生最高の日」を毎日更新しつづけている。

長くなるので、この7ヶ月間に何が起きたのかは次の記事に。


ちなみに、なぜあの時ワタシのカジュアル面談を設定してくれたのかを後から師匠に聞いてみたところ。

「だって、プロフィールに

元ギャルです。

って書いてあったじゃん。
衝撃すぎて思わず面談設定しちゃったよね〜w
社内、ザワついてたよ(笑)」


ワタシは、この時応募に利用していたベンチャー企業向けの転職ツールの温度感がイマイチわからず、ほかの人のプロフィールをみたら「基本パリピです」とか、割とカジュアルにプロフィールが書かれていたのを真に受けて、
そういう人間的なことを書いた方が良いんだなと思い、ど真面目にアホなことを書いたのだと思う。

今となれば、過去の芸術的なアホのワタシに拍手である。


何より、そんなアホをなぜか面白いと思ってくれた変わり者の師匠にも(笑)

37歳だか38歳くらいのワタシ。
元どころか、出産直前までこんなでしたけど。
ちなみにこの日、
江ノ島のア●ハテーブルのスパークリングワインの在庫(6本)をこの3人ですべて飲み干した。
そして帰りに自転車で大胆に転んだことを覚えている。

次回に続く。





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