羽生結弦さんと藤井聡太さんのスーツ姿を見て、違和感と安心感を覚えた件
水曜日はオヤジのファッションについてあれこれ語る日…
新入社員に言いたいことシリーズの途中ですが、先週は日本国中を揺るがす事件があって臨時に『黒ネクタイ』のネタを割り込ませました。
今回も、羽生結弦選手(27歳)の引退会見と、藤井聡太さんの20歳の誕生日というニュースを見ましたので、それに対しての雑件で割り込みます。
最初にお断りしておくと、私は羽生結弦さんも藤井聡太さんも大好きでリスペクトしていますので、これから書くことはあくまで個人的なファッションウォッチングということで…
まず、２人がそれぞれ最も似合うコスチュームは、羽生結弦さんがフィギュアスケートの衣装で、藤井聡太さんが羽織袴ですかね。
ただ、ここでは２人のスーツの着こなしをチェックしてみます。
年齢からいえば羽生結弦さんの方がずいぶん年上になりますので、スーツを着る回数も彼の方が多かったのではと思います。逆に藤井聡太さんはついこの前まで高校生だったわけですから、スーツなんて卒業式か成人式くらいしか機会なかったかも。
ところが、今回たまたま２人がスーツ姿で臨んだ羽生結弦さんの引退会見と藤井聡太さんの誕生日会見を拝見した限りで言えば、まぁ、イーブンかなと…(笑)
まず羽生結弦さんですが、前提条件として超一流のアスリートですからスタイルが抜群に良い。けっしてマッチョではないけれど、手脚がスラリと長く顔が小さいので、今ドキの細身のスーツを着れば最高に似合うはず！なのです。
ところが…
記者会見での羽生結弦選手のスーツ姿は、ちょっと残念なことに。
まず、ジャケットが『抜き襟』になっています。
首の後ろのカーブとジャケットの襟のカーブがきれいに沿っていない。襟の後ろでジャケットが浮いています。
テーラーのライン取りミスか、既製服が合わなかったか…
それと、レギュラーカラーの白無地のワイシャツでしたが、首周りが１サイズ大きい。
胸元の折り目からみて、買ってきて下したばかりの新品でしょう。何度か洗濯（クリーニング）してアイロンを当てれば、生地が馴染んでジャストサイズになるかと思います。よく、ワイシャツの首周りは指１本入るくらいと言いますが、記者会見の映像を見る限りでは、指２本入る隙間があります。
羽生結弦選手のこれまでの活躍を支えてきたサポートチームには、演技のコスチュームがメインとはいえ、ファッションコーディネーターも居たはずです。
引退会見ではありましたが、誰もが今後の彼のプロとしての活躍、さらなる飛躍を期待できるような前向きで明るい会見でしたので、ワイシャツやネクタイももう少し明るく元気なものを選んでも良かったのではないかと、個人的には感じました。
因みに、羽生結弦選手の引退会見をテレビ番組で解説者として出演していた織田信成さん。
彼も一流アスリートとはいえ、羽生結弦選手ほどには小顔ではなく、手脚のバランスもより一般人に近いわけですが、羽生結弦選手よりも先にキャスターとしてスーツ歴も長い為か、なかなか素敵なスーツの着こなしをされていました。
さて一方の藤井聡太さん。
公式戦で勝利を重ねるごとに、師匠の杉本昌隆八段から高級な着物をプレゼントされてきました。プロ棋士としての公の場ではどうしても着物を着ることを求められ、スーツを着る機会もなかなかないはずです。
それでも、先日の20歳の誕生日は何故かスーツでの記者会見だったのですが、やはりいつもどおりの『着慣れていない』感じの着こなしで安心しました(笑)
彼のポリシーは、スーツに黒スニーカー。
それも、中学高校時代から愛用してきた、PATRICK の MARATHON です！
このこだわりは、是非ずっと継続して欲しいと願います。
テーマを決めていろいろ語っている中で臨時に割り込むほどの内容かとも思いましたが、たまたま私の好きな若者２人が揃ってスーツ姿でテレビに出ていましたので、ちょっと評論してみました。
いろいろ思うところはあると存じますし、ご気分を害される方もいらっしゃるかもしれませんが、最初に書きましたとおりご両名ともにファンであり、なんら誹謗する気持ちはありませんので、念の為に申し添えます。
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