家族と職場以外に居場所を作る
コミュニティに参加する機会の減少
リモートワークや、密を避けるが当たり前になったここ数年、社会人が会社の外で何かしらのコミュニティに参加することへのハードルが高くなっているだろう。
よくドラマや映画で描かれるような、「仕事終わりに行きつけのご飯屋さんでいつものメンバーと会う」であったり、「仕事終わりに行きつけのバーで知り合いに会う」みたいなことは、特にコロナ禍に社会人になった世代には、少し遠い景色のように思う。
そうなると大抵は、会社内での付き合い、もしくは学生時代の友人などと過ごすことが多くなり、社会人という新たなステージに飛び出したのに、なんら付き合いの幅が広がっていない。
寂しい社会人生活である。
さて、私も社会人の期間をほとんどコロナ禍で過ごしているわけだが、ある趣味のおかげで頻繁に会話をするコミュニティがある。
それは何かというと「ゲーム」
ゲームで人と繋がる
ゲームが人を繋げる・コミュニティに属するという点で優れている点を紹介する。
ゲームで協力して仲良くなる
ゲームには様々なジャンルが存在する。FPS、MOBA、アクション、パズル、シミュレーション、などなど。
この中で、FPSやMOBAといわれるゲームはチームで行うことが主となっている。1人でも任意のネット上の人と自動的にマッチングすることはできるが、チームを組んで行う方がより難しい局面を潜り抜けたり、共に解決したり、いくつもメリットがある。
このようなゲームで友人と協力することは、チームを組むスポーツや、就職活動中に参加するグループディスカッション、あるいは脱出ゲームなどに似ている。
経験があるものだと思うが、漠然と一緒に時間を過ごすより、同じ達成感や悔しい経験を通じて、仲が深まるものである。
ゲーマー界隈でのコミュニケーション方法は「箱型」
「箱型」というのはどういうことか。相手とスタートするタイミングが同じである必要がある(もしくは自然とそうなる)電話とは違い、話す場所がオンライン上に用意されており、自分のタイミングで参加する。これを「箱型」と表現している。
※ 箱としては、特に“Discord”というサービスがゲーマーの中では主流である。
具体的にこの箱でどのような会話がされるかというと、コミュニティに入るタイミングで、
「お疲れ様でーす。今何(のゲームを皆で)やってたんですか?」
という会話に対し、
「今〇〇ていうゲームを3人でやってたよ。一緒にやる?」
のような具合である。
「誰かを誘う」「誘われるまで待つ」ではなく、
暇なら、箱(=コミュニティ)に入っておけばいいのである。
これは、断られたらどうしようといった不安も少なくなり、コミュニティに参加するというハードルが低くなる。
「ゲームが悪」は古い
「なんだ、ゲームかよ」という人も多いだろう。
しかし、今やゲームやeスポーツといった市場は右肩上がりであり、人口だけ観れば一部のフィジカルスポーツを凌駕している。
私自身もゲーマーであるが、どの先代の遊びよりも頭を使い、達成感を味わえるのがゲームだと思っている。
自分の居場所を持ちたいという方は、まずはモバイルゲームからでも始めてみてもよいかもしれない。
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