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男性の絵本の読み方、女性の絵本の読み方

こんにちは、かっちゃんです。
今日は面白い記事を見つけたのでそちらについて…
「絵本の読み聞かせ」父と母で効果はこんなに違う

絵本は五感をフル活用
するので、
個人的にも最高の環境づくりアイテムの一つだと思っています。
視覚:絵や図形、色彩の認知、絵本の中を見回す目の動き
聴覚:読み手がいる場合に聞くという動作
嗅覚:本のにおい、読み手がすぐ近くにいるとその匂い
味覚:新生児期は絵本を口にするかもしれませんね
触覚:絵本に触れること、読み手に触れること

味覚は少し…?があるかもしれませんが、
とにかく最高のアイテムに間違いないです!

この中でも興味深かったのは
母親と父親で読み聞かせ方が違うという結果が出ているという部分です。



原文引っ張ると…
母親は絵のなかのものの名前を質問したり、数を数えさせたりしますが、
父親は本のなかの出来事やものを実生活と結びつけて子どもとやりとりすることが報告されているのです。

具体的にいうと、母親は生き物や道具の名前を聞いたり、数を数えさせたりします。
一方父親は、主人公が何を考えているかを問うたり、絵本に出てくるものを日常生活と結びつけたりする傾向があります。

たとえば、絵本にはしごが出てくると、父親は「この前、はしごに登って屋根の修理をしたね」と話をふくらませたりするわけです。
さらに、父親は抽象的で複雑なことばを使う傾向にある、とも報告されています。

一方で、子どもと一緒に過ごす時間の長い母親は、
発達段階を心得ているため、そのレベルに合わせて話すことが多いようです」



ふむふむ…こんなことを意識したことがないので
非常に面白い視点だなと感じます。

「声」という面からも面白いのでは?と思います。
子どもは女性(母親、保育士、幼稚園教諭(まだまだ女性が多いので…))と接する機会が多いですが、絵本を通じて父親の声をじっくり聴くという時間になると思います。
普段聞いている抑揚や声質、声高と違う声が聞くのはきっと脳に刺激を与えて、より豊かな聴覚を育んでくれるかもしれませんね。

「言語」面からも面白い見方ができますね。
もちろん絵本の内容もそうなのですが、
上記のように母親と父親で異なる質問や言葉遣いをするということは
その分接する語彙も増え、モノを見る視点や考える視点というのも変わってくるはずです。
英語云々は果てしない議論になるので、ここでは言いませんが…

男性と女性の脳は違うとよく話に上りますが
お互いの長所を引き出しあうことでよい育児環境をつくることができそうですね!


おわり


尚、下記の論文も面白かったのでよかったら見てみてください。
育児における絵本の意識と父親の役割

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