沼小説かもしれない
林真理子さんの
『野心のすすめ』を読んで、
異常なまでのリアリティさを
林真理子さんから感じ、
他の作品も読んでみたい!
と思い手にとった1冊です。
その本が、
林真理子さんの『綺麗な生活』。
読めば読むほど続きが気になる、
現実にありそうなフィクション。
まさに沼だと感じました。
◇・◇・◇・◇・◇・◇
『綺麗な生活』は、
いわゆる「いいとこ」の娘である
主人公港子が、
作家志望のフリーライターの男性、
経営者の歳上男性、
モデル兼建築大学院生の年下の男性
の3人との付き合いを通して、
自分が軽蔑していたはずの
「美」への執着が、
自分自身にもしっかりと
根付いていることに気づくストーリーです。
3人の性格の違う男性との
付き合いを通して感じる、
自分の価値観と本当の性格。
最も衝撃的だったのは、
3人目の年下の美しい男性との
付き合いと別れ。
付き合う相手は、
自分の価値観を映し出す
鏡なのかもしれない…
と思う程、主人公港子の
価値観が映し出されていました。
ハッピーエンドではない、
でも、
世の中の綺麗な部分も
綺麗でない部分も
隠すことなく教えてくれる。
そんな小説でした。
おまけ:私が個人的に読みたい本、というか漫画
ハイパーミディ中島ハルコ。
林真理子さん原作で、
東村アキコさんの漫画だなんて、
なんて最高でしょうか。
ヨダレダラダラで、
Amazonでポチするとこでした。
(でも、私はケチなので、
中古を探します。笑)
表紙からもパワフルさが
溢れ出ていますね・・・
中島ハルコという女社長が、
主人公の人生に嵐を巻き起こす
話だそうです。
東村アキコさんの
『東京タラレバ娘』が大好きで、
幾度と読み返していますが、
タラレバ娘の
綺麗だけどPOPな画風や、
描写に、林真理子さんの
リアリティのあるストーリーがつき、
どんな展開になるのか
今から既に楽しみです。(にやり)
この記事が参加している募集
サポート不要です!応援したい方がいればぜひその方を応援してください!「応援」という貢献があなたをポジティブにします