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壁にぶつかった時、助けてくれるのは言葉であり、本である。


経営・マーケティング関係の古典の
勉強をしようと思い、
ウォーミングアップとして『もしドラ』
を読んでみました。



実は、学生時代にも
この本に触れる機会があったのですが、
その時は字が多いからという理由で、
読まずにいました。

しかし、
学生時代に読んでいれば・・・
社会人になってすぐに読んでいれば・・

そう強く思った
背中を押してくれる一文に出会いました。




成果とは長期のものである

成果とは何かを理解しなければならない。
成果とは百発百中のことではない。百発百中は曲芸である。成果とは長期のものである。

すなわち、まちがいや失敗をしない者を信用してはならないということである。

それは、見せかけか、無難なこと、くだらないことにしか手をつけない者である。

成果とは打率である。弱みがないことを評価してはならない。そのようなことでは、意欲を失わせ士気を損なう。

人は、優れているほど多くのまちがいをおかす。優れているほど新しいことを試みる。

(もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら/岩崎夏海 著  より引用)


学生時代に就活でつまずいた時、
研究で行き詰まったとき・・・

社会人になってミスをたくさんして、
上司や先輩に「使えないヤツ」と言われ続け
どーんと沈んだとき・・・

この一文を知っていれば、
「使えないヤツ」と言われても、
毎日に泣きながら通勤することは
無かったんではないかと思いました。

それくらい、当時の私は
成果が長期的なものである
ということを、理解していませんでした。

それに、周りの先輩・同僚・後輩
が目に見える成果を上げている中、
短期的にいかに成果を上げるか
という事しか考えていませんでした。


しかし、この文章を知っている状態ならば、
もしミスを犯したとしても、
そこから何を学べるか、
次にどう活かすかを真摯に考えます。

そして、焦らず1つ1つ
積み上げていくことを意識します。


当時、ミスをしない方法や、
失敗の活かし方に関する本は
ちょこちょこと読んでいました。


しかし、それはあくまで処方箋的な、
一時的にその問題と向き合う方法で、
根本的な解決には至りませんでした。


そのため、上記の一文と出会った事で、
こんなに心の持ちようが変わるんだと、
言葉と、本の力を強く感じました。




もし、あなたも何かに悩んでいるのなら

なんでもいいです。
自分が気になる、
目についた言葉の書いてある本を
一冊読んでみてください。

きっと何か解決の糸口になることが
書いてあります。

書いていなくても、
興味が広がるきっかけになったり、
リラックスできたりします。

根本的な解決にならなかったり、
しっくりこなかったりしたら、
別の本を手に取って、開いてみてください。

本、そして言葉には
背中を押してくれる力があります。


私は本の出版社の会社員でも、
書店員さんでもありませんが・・・


本をたくさん読むようになり、
強く言葉の力を感じるようになりました。


何かあった時は、
本と言葉の力を活用しない手はありません。

本は逃げも隠れも、
裏切りもしませんから。




、、、そんな私は、
やっと『もしドラ』を読み終えたので、
ドラッガーにトライします・・!

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