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毎日のご飯が楽しくなる食材の秘密

一晩置いたカレーは、
なぜだか美味しく感じますよね。

きっと、
お肉と野菜の旨味が
初日よりもたくさん
溶け出しているから・・・

私はそう信じて
迷いませんでした。

しかし、
それ以外にも理由があったのです。

この記事では、
稲垣栄洋さんの
『一晩置いたカレーはなぜおいしいのか』
を読んで知った、
毎日の食事が楽しくなる、
食材の秘密
を紹介します。



秘密① 2日目のカレーの秘密

2日目のカレーは
どうして美味しいのでしょうか・・・

その答えはズバリ、
じゃがいの良い働きです。

じゃがいもには、
でんぷんという成分が
含まれているのは、
あなたもご存知だと思います。

でんぷんも、野菜の旨味と一緒に
カレーを煮込む段階で
カレー全体に溶け出します。

そして、でんぷんの特徴である
粘着力が力を発揮します。

でんぷんが溶け出すことで、
カレーの味が舌の上に
残りやすくなるのです。


さらに、
カレーに含まれる
唐辛子(カプサイシン)の働きで、
脳の快楽物質であるエンドルフィンが
分泌されるため、
とても美味しく感じるのです。



秘密②ヤマイモの秘密

ヤマイモといば、
お好み焼きと、
とろろご飯ですよね。

私の出身地である
関西では、
お好み焼きにヤマイモを入れ、
ふんわりさせて焼き上げます。

ふんわりする秘密は、
ヤマイモのネバネバ物質である
マンナンによります。

マンナンは、
水分を保持する働きも
持っているため、
お好み焼きと一緒に焼くと、
ふんわり焼きあがるのです。



また、みんな大好きな
とろろご飯。

とろろご飯を
かき込んで食べて良いのは
なぜだか知っていますか?

その理由は、
ヤマイモには
ジアスターゼという
消化酵素が含まれているからです。

ジアスターゼの別名は、
アミラーゼ。

この名前なら
あなたも聞いたことが
あると思います。

そうです、
私たちの口内にもある
消化酵素ですね。

つまり、とろろご飯は、
ご飯と一緒に
消化薬を飲んでいるのと
おなじことなのです。

だから、
消化に悪いむぎご飯とも
一緒に食べることができるのですね。



秘密③わさびの秘密

最後に、大人になったら
好きになる野菜
ナンバーワンのわさび。
(子供の頃は嫌いな野菜ナンバーワン)

わさびが
どうしてつーんと辛いのか、
さらに、
どうして鮫肌のおろし器で
おろすのかをご紹介します。


わさびが辛いのは、
アリルカラシ油という
辛味物質のはたらきのせいです。

アリルカラシ油は
わさびに含まれる
シニグリンという物質が、
細胞の外にある酵素により
分解されることで発生します。

そして、
このシニグリンの働きは
本来、わさびが害虫などから
身を守るためのものです。

害虫に食べられたとき、
つまり、細胞を壊された時に
辛味成分を出すんですね。

そのため、
わさびをおろす際も、
たくさん細胞を壊し、
辛味成分を出すために、
きめの細かい鮫肌の
おろし器を使うのです。

こういうプチ情報を聞くと、
かっぱ橋に行って、
おろし器を買いに行きたくなりますねw



終わりに

この記事では、
稲垣栄洋さんの書籍より、
特に面白かった
食べ物の秘密
をお伝えしました。

もちろんですが、
書籍には今回紹介したもの以外にも、
もやし、牛乳、お肉、ピーマン、
寿司、フルーツパフェ、お蕎麦etc..
さまざまな食べ物の秘密が
紹介されています。


食べものの秘密を知り、
毎日の食事を
より楽しみましょう^^

小さいお子さんに
教えてあげると
食事に興味を持ってもらう
良いきっかけにもなりそうですね。




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