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若い頃の、あのジャリッとした気持ちを味わえる小説

林真理子さんの、
失恋カレンダー』。

学生時代や社会人になりたての頃に
朝帰りをした時の、
あのジャリッとした感情。

その感情を
文章化した小説が、
林真理子さんの小説です。

1ヶ月に1ストーリー、
合計12ヶ月分の短編小説からなり、
1つ1つが5分ほどで読める
非常に読みやすい小説でした。

なのに・・・
1つの物語に、
感情の乱高下があり、
読み応えはたっぷりでした。

数年前の懐かしい
(というか恥ずかしい)
思い出に浸りながら、
当時の自分と重ねて
読み進めることができます。


特に印象的だったのは、
6月のストーリー。

田舎から上京した主人公が、
都会での暮らしに馴染み、
「都会ならでは」の交流を
謳歌していく様子が書かれていますが…

最後のオチが、
非常に切なくて
強く印象に残りました。

上京する人なら、
誰にでもあり得ることだと思います。


また、他の季節のストーリーも
リアリティがあり
まるで友達の話を
聞いているかのようでした。

普通の恋愛小説に飽きたあなた、
また、
最近落ち着いてきたと
感じているあなた。

ぜひ、林真理子さんの小説から
刺激を受けてください^ ^





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