よか家族4
少年が水のほしかというもんですけん、、
少年
金比羅山の上から降りてくる、
兵隊さ
んに合ったもんだから
(どっちに、逃げたらよかでしょうか)
って聞くと左手は駄目だから
右の方へ行きなさい。
て言われました行きよったら、
神社の近くに顔も手もひどく、焼けた
15,6の男の子が座って、いて
(おばさん、おばさん、水のほしか、、、、、
っていうでしょうが。
もっとらんし(ちょっとまっとらんね)
って言うて五社神社へ行って水ば持ってきて、
その子に飲ませました。
焼けただれた手を、お稲荷さんばちぎって巻いてくれて、
〈お母さんたちも上がってきなっけん、
あんた、動かずに腰掛けときなさい。)
って顔も何も誰やら見分けをつかんごと焼けて、、、
動員で働きよったとでしょうたいね。
第5話へ続きます。
スキしてくれたらおばあちゃんから私の孫まで5世代が喜びます。
スキしてくれたらスキ返し行きます。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?