よか家族21
缶詰の底のしましま
その頃はまだ、給食がありませんでした。
私のうちは弁当箱がありません。その代わりにトマトサージンと言う缶詰の空き缶、に麦飯入れて日の丸弁当です。
ふたがありません、だから最後まで食べないのです。
底のしましまがみえるからだから恥ずかしくて底の方に、少し残して新聞紙に包んで帰ります。途中でお腹が空くと道端で食べました。
土曜日は授業kお昼まで、家に帰ってふかし芋とめざしがおいてあります。
でも、サツマイモでもあればよかった何にもないときがありました。
母がどんなに苦労して私たちを育ててきたことでしょう。
一発の原爆さえ落とされてなかったら。
母のこんな苦労もなかったでしょう。
また明日続きをと思っています。
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