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野菜生活

私は体重をあまり気にしたことがなく、また減らそうと思ったこともありません。身長が158センチで常に44-48キロをキープしていますが、妊娠した際に初めて体重が59キロに増え、現在、子供が1歳になった頃には45キロに戻りました。

私だけではなくベトナム人たちは細い人が大半です。ベトナムを訪れたことがある人は、多くの人がスリムであると感じるでしょう。運動が好きな人が多いこともありますが、痩せている最大の理由は、野菜が好きでたっぷり食べることによるものだと考えられます。

「私は私が食べたものでできている」ということわざがあるように、私たちの体は食べたものによってできていると感じます。

私が子供の頃、野菜が大嫌いでした。私は末っ子で女の子だったため、母親は野菜以外の料理を少なくとも一品用意してくれました。野菜を無理やり食べさせられると、泣いたり吐いたりしたこともありましたが、野菜は生活に馴染んでいる存在で、おかずが不足しても野菜だけは絶対に欠かせないものでした。毎日の食卓に大盛りで出されると、無意識にそれが重要だと認識してしまいます。

私の父なんかは野菜がないとご飯を食べないというくらい野菜が大好きでおにぎり一個で食事ができてしまうように野菜のスープ+白いご飯さえあれば十分という人です。

そして、いつの間にか私も野菜が好きになりました。食べ物の中で、野菜が第一という考え方は自然と身についており、食卓に野菜が出てこないと何か物足りなさを感じてしまいます。日本でたまに回転寿司を食べに行くことがありますが、野菜のメニューが少ないため、その日にあまり野菜を食べられなかったから、「次の日にしっかり野菜を食べなきゃ」と罪悪感を感じてしまうほどです。

4人家族の場合、一食で1キロの空芯菜を食べるのが普通です。とにかくたくさん食べるので、野菜はキロ単位で売られることが多いです。初めて日本に来たとき、スーパーで売られている野菜の量が少ないことに驚きました。日本で売られている野菜の束は、ベトナムで売られている野菜の束の1/4か1/5しかないため、野菜がいつも不足している状態です。愛知県に住んでいたときは、グリーンセンターというところを見つけたことで、この問題が少し改善されましたが、大阪に来てからは再び悩まされています。

ご飯事情
ご飯事情

野菜が好きで野菜を育てることも好きな私たち

私の母は現在50代で、孫が生まれてからは毎日のようにビデオ電話で話しています。その時にはいつも、自分が育てている野菜を見せてくれて、誇らしげにその成果を披露します。野菜を育てる喜びや愛情がなければ、そんなことはしないだろうと思います。

「今こんな野菜を育ててるんだよ」「こんなに大きくなったんだよ」と、大喜びの様子です。

子供の頃、母と一緒に土を起こしたり、種を撒いたり、毎日のように水やりをしたりして、家庭菜園をしていました。私が育った田舎では家庭菜園をしない家庭がないので、野菜が好きになるのは当然のことだと思います。

日本に滞在するベトナム人の中には、庭やスペースがないためにベランダで野菜を栽培し、その成長した野菜の写真をFacebookに投稿して周囲に自慢する人がたくさんいるようです。

愛知県にいた頃、家の前にある小さな庭で家庭菜園を始めた当初
しばらく経つと、野菜がこんなにたくさん育っていました。
(つる紫が好きで、たくさん育てました)

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野菜は自然の恵みであり、そのやさしさを感じさせてくれ、心身の健康に良いことしかありません。そのため、野菜に感謝しています。

野菜の大切さを自分自身で実感できた環境で生まれたことにいつも感謝しています。子供の頃は野菜が嫌いでしたが、今では野菜がないと日々の充実感が失われてしまうほど大好きになりました。やはり子供に早いうちから野菜を摂取する習慣を身につけさせることが大切だと思います。そして、農家の方々が心を込めて新鮮な野菜を作ってくださっていることにいつも感謝しています。

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