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発菩提心とは

発菩提心(ほつぼだいしん)とは

仏語。悟りを求める心を起こすこと。仏道を歩もうと決意すること。発心。

精選版 日本国語大辞典

と辞書にあります。
大愚和尚さんの話の中では
発菩提心とは自分以外の誰かのために自分ができることはないだろうかと見つけてお手伝いすることです。
(利他心と慈悲に思い立つことかな。)

中高年になると何不自由なく生活しているのに、何か物足りなさや心の空白のようなものを感じることがあります。このような漠然とした悩みは何か問題があるということではなく正常な悩みのようです。
大愚和尚さんはこのような悩みが出てきたときはむしろチャンスと捉えたほうがよいと言います。

若いころには、仕事、趣味、人づきあいなど楽しみを外から取り入れることに喜びを感じて生きています。このようなときは自分の中のものを外へ出すことは損だと考えてしまいます。やがて、齢を重ね足りないものが埋め合わされてくると、今度は逆に自分の外へ出すことを考えはじめるのだそうです。

自分の中から何か他の人のためになることがしたい。そういう気持ちです。自分の中のものを他の人にあげる喜びというのは、自分が欲するものを得る喜びとは違って大変こころが満たされるものです。

自分がこれまでに得た知識、技術、能力を人に与えることができたならそこに人とのつながりができます。
自分ができることを見つけて実行してみる。経済的な損得を考えずに自分の内側にたずねてみる。そうすれば後半の人生に何か実りのようなものが生まれてきそうな気がします。

よくよく考えてみるとnoterさんの中にはすでに発菩提心をお持ちの方がいらっしゃいます。
和尚さんの話を聴いて自分自身にも少し思い当たることがあります。こういうことだったんだと。この機会をチャンスだと捉えて何か自分にもできることがないか、少しずつ取り組んでみたいと思います。

参考 
YouTube   大愚和尚 一問一答 『40歳独身女性のぽっかり空いた心の穴を
ふさぐ方法』


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