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兎にも角にも優先順位な世界

八方美人を目指している時代があった。
八方美人になれば色んな人から好かれる人になれる。と言うよりも嫌われなくて済むことを望んでいたんだと思う。

だが、そんな考え方を高校生になって改めるようにした。
自分が根暗ということもあって、学年で私のことを知らない人が相当数いることに気づいたからである。
なんで知らない人に嫌われないように取り繕っているのだろうか。なんで好かれようとしているのだろうか。これに明確な解答を見つけられなかったのである。

そんな知らない人。もっと言うと私に興味ない人に嫌われてもなんとも思わないなと考えてから八方美人を辞める宣言をした。

なぜこんな話をしているかと言うと、最近友人に八方美人が辛いと相談されたからである。
八方美人と認知されてしまうと、辞める宣言はそう簡単にできない。他人に何かあったのかと心配される危険さえあるからだ。

八方美人を否定するつもりはないが、八方美人とは実は優先順位をつけられないことの弊害なのではないかと思ったことがある。

八方美人は誰からも好かれるかもしれない。でもみんなを平等に扱うことはみんなから平均点をもらうことと同義ではないだろうか。
そんなことはないかもしれないが、私はそう感じてしまう。

ただこれだけははっきりと言える。
頑張らなくて良いことに頑張って得られるリターンはかなり少ない。
取り繕って生きる世界はただ単に自分の負担がデカくなるだけである。

・優先順位な世界

最近、優先順位を意識するようにしている。

仕事している時はもちろんだが、無意識にプライベートでも意識している。
それはプライベートにも期限はあるからだ。

バーゲンもそうだし、勉強もそうかもしれない。もしかすると恋愛もそうかもしれない。

期限がついている作業は必然的に優先して対応しないといけない。それに対して普段の日常の行いを混ぜ込んでいく。

先に朝ごはんを食べるのか、彼女に返信するべきか。
今やるべき勉強はなんの勉強からなのか。のように。

仕事以外でも選択し優先順位を決める。そして時間によっては諦めないといけなかったりもする。

こう考えると、気づかないうちに人生は結構な頻度で優先順位が必要になっていることに気づく。
仕事でもプライベートでもである。

そうなってくると、予め優先順位を、もっと言うと自分の軸を決めておくことの重要性に気づく。

その優先順位が困った時の道標になるからだ。
予め困りそうな優先順位に対しては、方向性を決めておくこと。これは結構重要だと思っている。

下記に私の考えた一例を述べる。
私の中での解であり、皆さんが真似する必要は全くない。
納得できればというところだろうか。

優先順位は、仕事ならいついかなる時でも考えないといけない。
1日に何回も考えていると疲れてしまうし、その優先順位の順番を考える時間をなるべく減らすことは重要だ。

・納期 VS 品質

ものを作る人なら必ず当たる壁だと言っても過言ではないだろう。

かくいうエンジニアの私もこの問題は結構意識している。そして何度も悩む部分である。

それはTPOによって答えが変わってきてしまうし、どっちもどっちで大切だからである。

でも、ある程度自分の軸を決めて優先順位を予め決めておくとそこまで悩まなくて済むと思う。

ちなみに私の解は「品質」である。

この対立構造は下記とも取れる。
・納期のために品質を損ないます。
・品質のために納期を遅らせます。

皆さんならどっちを優先するだろうか。
クライアントがどっちを優先するかにもよるが、信頼を失いかねないのが品質であると私は考えている。

最近よく聞く言葉に「良いものは売れるは間違いだ。」と言う意見がある。
ネットが普及したことによって、良いものが当たり前に手に入る時代だからこそ意見である。私もこの意見には賛成だ。
ただ、その反面、良いものが売れるが間違いであるのならば、悪いものは絶対売れないとも取れる。

納期を守ってよくないものを作ってしまっても、この先の未来はあるのだろうか。

だからと言って納期をおざなりにはできない。

納期も品質もどっちも100点であるに越したことはないし、まずはそこに集中する必要がある。

でも上手くいかないことだってある。
急に納期を短くさせてくれと言われることだってある。

だからこそ予め、ある程度意識しておく必要がある。

・クリエイティブ VS 分かりやすさ

これはこれで悩む問題である。
意識していないと作る人のエゴが前面に出てしまう部分でもあるからだ。

誰でもオシャレでモダンなものを求める反面、使い方がわからなかったら意味がない気もするからである。
かといって、ダサすぎるものは選ばれない。

ちなみに私の解は、「分かりやすさ」である。

優先順位を考えると、分かりやすさがまずは来て、その中にどれだけ自分のクリエイティブを入れられるかだと私は思っている。

それは先述もしたが、結果使われなかったら意味がないし使い方が分からないはもはや設計ミスだと思うからだ。

使う人のことを考えると、使い方を理解することからスタートする未来は私は嫌いだからである。

その時点で使う人のことを考えられていないと私は思う。

たまに、「これ使い方わからねーよ!!」となることがある。
私の理解力が低いせいでもあるのだが、その時点でイライラしてしまう。

使ってもらうからにはなるべくイライラして欲しくないし、なるべく良い体験を提供したい。
だったらまずは分かりやすさなのではないか。これが私の答えである。

ただ、分かりやすくてもデザインがダサすぎたら私だって使う気にはならないだろう。

だからこそ難しい。だからこそ悩むのである。

仕事をする上で究極の二択はたまに存在する。
そしてその究極の二択に悩まされる人生を送る。

ならば予め決めておく必要があると思う。
そんなことにばっかり時間を使うよりも、1秒でも作る時間を増やした方が得だと思うからである。

皆さんもぜひ究極の二択について考えてみてほしい。
そして予め自分の解を持っておくことをお勧めする。

拙い言葉なのに長々と読んでいただきありがとうございます。
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もちろん私の大好物スキもお待ちしております。
ではまた月曜日にお会いしましょう。
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