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meet soy meat 6〜LOVEG突撃インタビュー!②大豆ミートを詳しく知ろう!〜

改めまして、こんにちは!Table for Two-UTです!

LOVEG様へのインタビュー第二弾では、大豆ミートについて詳しくお聞きしました。

TFT-UT:肉類と比べ、大豆ミートの栄養面での利点はなんですか?

大田:動物性の油脂を摂取することが少ない点です。このため、調理の際に摂取する油を自分で選ぶことができます。摂取する油を、オリーブオイルにするのか、ごま油、米油にするのかと自分で選択できることは健康上も良いことだと思います。

TFT-UT:反対に肉類と比べた時の、大豆ミートの欠点はなんですか?

大田:動物の血液に由来する成分で、例えば鉄分の味がしないため、旨みが感じじられない、肉類にはタンパク質とともにビタミンが含まれる一方、大豆ミートには含まれないため、タンパク質の吸収効率が悪いなどがよく挙げられます。しかし、後者に関しては例えば大豆ミートの唐揚げと一緒にビタミンを含むレモンを摂取するなど対応が可能です。

TFT-UT:LOVEGで販売している大豆ミートは何か環境に配慮した工夫をしていますか?

大田:製造に関しては、サプライヤーさんに頼ることしかできないのが現状です。自社で原料を押さえることが、まず一年目の目標で、今奮闘しているところです。特に自然農の国産大豆を使用できるようになれば、土壌・水質の汚染、水の使用量の面で環境にとって大きなプラスになると思います。

TFT-UT:パッケージには何か環境を配慮した工夫をしていますか?

大田:一部の商品でシンプルパックというものを使用しています。袋の製造過程で環境負荷の小さいバイオフィルムというものも検討しましたが、バイオフィルムは食用に用いる場合に、食材をバリアする機能面で内側にもう一枚プラスチックビニールを挟まなくてはならず、本末転倒だと感じたのでモノマテリアルという視点の選択で、プラスチックを選びました。また、パックの上部にはジッパーをつけ調理や保存の用途で繰り返し利用できるよう工夫しました。パックは最後まで使い倒してから、プラスチックゴミとしてリサイクルに出してもらえればと思います。

TFT-UT:大豆ミートが飢餓や飽食などの食糧問題に対して持つ可能性についてはどのように考えますか?

大田:大豆ミートは、常温で長期保存ができること、人が生きていく上での重要な栄養素であるタンパク質を摂取できることから、飢餓地域への食糧支援に向いていると思います。日本国内の食品流通では、3番の1ルールのために、食品ロスが発生しやすい仕組みなので、流通させることができなくなったロスの部分を、いずれ発展途上国に送ることができればと思っています。

TFT-UT:LOVEGのホームページに上がっている大豆ミートレシピは誰が考案しているのですか?

大田:外部契約をしている19歳の女の子が、考案・試作・撮影まで全てを担当しています。LOVEGは社員自体は私を含め3名ですが、外部に彼女のような協力者が複数おり、一つのチームとして活動しています。

TFT-UT:初心者におすすめの大豆ミートレシピはなんですか?

大田:ミンチタイプの大豆ミートを使った、ミートソースや麻婆豆腐がおすすめです。ブロックタイプの大豆ミートの調理には湯もどしの工程がありますが、ミンチタイプではその工程を省くことができ、より簡単に美味しく調理することができます。

TFT-UT:大豆ミートの普及のために今後やりたいことはありますか?

大田:LOVEGは小さな会社なので、価格競争ではなく、作り手の想いや生産上のこだわりといったコンセプトで社会のスタンダードとなるようなものづくりをしたいと思います。また、私たちの理念を支援する方々とのコミュニティを大切にしていきたいと思っています。

TFT-UT:読者の方へのメッセージをお願いします。

大田:大豆は、豆腐・醤油・味噌などの原料で日本人が昔から慣れ親しんでいる食材です。大豆ミートをお肉の代わりとして食べるのではなく、美味しく健康にも良い食材として皆さんに楽しんでいただければと思います。また、私自身、食の楽しさを今後も発信していけたらと思っています。

インタビュー②はここまでです。
大豆ミートについて詳しく教えていただきました!

インタビュー③では、TFT-UTのメンバーが実際に大豆ミートを使って調理した様子をお届けします!

記事をお読みいただきありがとうございました。

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