見出し画像

【イベントレポート】EDUCATION × CAREER TALK 「学校の当たり前って本当にアタリマエ?〜LGBTQの側面から考える自分らしさ〜」

こんにちは!2020年度春期キャンパスアンバサダーのライデン大学(オランダ)3年の滝本明里と早稲田大学3年の近藤千春です。
「学校の当たり前って本当にアタリマエ?〜LGBTQの側面から考える自分らしさ〜」というイベントを7月4日(土)に開催しました。今回はコロナの影響を受け、オンラインでの開催となりましたが、20名以上の方にご参加いただきました。

1.イベント開催の背景 

 今回、学校でのジェンダーやセクシュアリティに対する配慮へのイベントを開催することになった背景は、私たちの過去の小中高校生での経験からです。私は学校で、先生から『「女なんだから」デカイって言わない!」』や『「女の子なのに」すごいね。』という風に言われ、「女なんだから」という言葉に違和感を感じたことを覚えています。このような経験から、学校が無意識的に提示している「男はこうであるべき」「女はこうであるべき」、また「男女の関係はこうであるべき」と言うような「当たり前」は本当にみんなにとっての当たり前なのだろうか、学校は性の多様性への配慮ができているのだろうか、そんな風に疑問に感じました。それがきっかけで、学校の当たり前について考える場の必要性を感じ、このようなイベントを開催致しました。

2.イベント概要 

 今回のイベントでは、Teach For Japan の職員を勤めており、小学校教員、高校教員として働かれていた経験がある松尾啓司さんをゲストとしてお招きしました。松尾さんは多様性を認め合う教育を志しており、イベントでは松尾さんが教員として働いていた時に感じた違和感、またそれに対して取り組んだことを共有していただきました。さらに参加者同士のグループワークを含め、自分が無意識的に思い込んでいる当たり前や自分のバイアスを振り返りながら気づきを深めていきました。

スクリーンショット 2020-07-13 21.41.32

3.当日の様子

① LGBTQについてのプレゼンテーション
 今回のテーマ「LGBTQ」についての基礎知識の確認のため、性的マイノリティーとは?性別とは?どんな分類がされているのか?などについて簡単なプレゼンテーションを行いました。参加者の方からは、「プレゼンを受けて初めて得た知識があり、知ることができてよかった」という声も上がりました。理解を深めたり考えたりするためにはまず知ることから始まるため、有意義な時間になったと感じています!

スクリーンショット 2020-07-13 21.41.44


② 自分の経験を振り返ってみよう!
 キャンパスアンバサダーが今まで生活する中で感じた学校でのジェンダーステレオタイプについてお話ししたあと、参加者の方々にも、気づかないうちに自分に刷り込まれているジェンダーステレオタイプや学校や職場で感じる違和感・疑問などについて話し合っていただきました。ただLGBTQについての講演を聞くだけでなく、自分や他者の経験を踏まえることでさらに考えを深めてほしいという狙いがありました。

スクリーンショット 2020-07-13 21.41.54

③ 松尾さんに聞いてみよう!
 ゲストの松尾さんに、実際に小学校で教員をする中で感じたこと、行なっていたことについてお話ししていただきました。生徒たちにLGBTQについてどう教えたか、生徒の反応、他の教員や保護者に対しての対応など普段聞くことができない貴重なお話をしていただくことができました。
 その後、松尾さんのお話を聞いて感じた事について参加者同士で話し合う機会を設けました。どのグループも議論が白熱しており、質疑応答の時間では時間が足りなくなるほどたくさんの質問が出てきました。手をあげて意見をシェアしてくださる方も多くいらっしゃり、活発な意見交換の場になりました!参加者の方々がLGBTQについて真剣に考える機会を作ることができて、運営側も非常に嬉しかったです。

4.イベントを通して伝えたかったこと


 このイベントを通して松尾さんは、LGBTQに該当することは特別なことではなく、ただの「違い」であり、その違いは人によって好きな食べ物が違うことと同じくらい「当たり前」であるということを伝えてくれました。さらに、LGBTQというトピックについて話を進めていく中で強調してくださったことは、 LGBTQも1つのラベリングであるということでした。このイベントの中で、松尾さんが伝えてくださったことは、LGBTQの人たちに対し特別な対応が必要であるということではなく、人をラベルやカテゴリーというフィルターを通して判断せずに、その個人個人と向き合うことが大切であるということでした。このように、松尾さんはLGBTQに限らず、私たちが無意識のうちに思い込んでしまっている「男子」「女子」というラベルについての当たり前、自分たちがマジョリティであるからこそ当たり前と思える「アタリマエ」について客観的に考える機会をくださいました。

スクリーンショット 2020-07-13 21.42.04

5.参加者からの声


参加者の方々から以下のような感想をいただきました!

「今日のテーマはLGBTQでしたが、今回学んだのはLGBTQに限らない社会の作り方でした。どういう面であっても、普通とか当たり前といった観念が人を生きづらくしている面があるということを学びそれを効率性と折り合わせながら配慮する難しさを改めて感じました。容易ではないですが、試行錯誤しながら意識することが大事だなと思えた点、実際に試行錯誤されている方々と知り合えた点が大きな学びでした。」
「LGBTQそのものがラベルであるということを改めて認識しました。LGBTQという言葉がなくなるくらい誰かを好きになること・好きにならないことも性のグラデーションも自由であることがポジティブな意味で当たり前だという世界をつくっていきたいと思いました。」
「正直自分は性的マイノリティについて理解が深い方だと考えていたが、今日たくさんの人と話してみて無意識に自分が性的バイアスをかけて物事を見ていることが想像以上にたくさんあると気づいた。また、学校現場でゲストの松尾さんが性を取り扱う授業においてLGBTQという知識を生徒たちに伝えることを目的としているのではなく、その知識を伝えることにより生徒たちが多様性について考えることを目的としているということを言っていたことが非常に印象に残った。」

6.イベントを実施しての振返り


滝本:今回のこのイベントで、学校という社会に存在するカテゴリーやラベル、標準、当たり前などについて参加者の皆さんと対話できたことがすごく意味のあるものだったなと感じています。私も、自分の標準を誰かに押し付けたり、誰かを何かのカテゴリーのフィルターで判断したりすることなく、その人その人の自分らしさを愛せるような教育を志していきたいと思いました。ありがとうございました!

近藤:みなさんと多様性について、まわりの当たり前について対話できたことで、自分や自分のまわりの環境を省みる機会になり非常に有意義な時間をすごせました!人をラベリングせず1人の人間としてみるという意識がもっと広まり、全員が心地よくすごせる社会の実現をしていくきっかけになればいいと思います!本当にありがとうございました!

4人

Teach For Japanについて

 Teach For Japanでは他にも様々なイベントをしています。HPやFacebookなどでも随時イベント情報を発信していますので、そちらもぜひチェックしてみて下さい。
 また、様々な地域からTFJを介して集結したCAたちが開催する『EDUCATION×CAREER TALK』をテーマとしたイベントは今後も開催予定です!特に今期はオンライン開催ということで、気軽に参加しやすいのではないでしょうか。
 
 皆さんのご参加を心よりお待ちしております!
============================
認定NPO法人 Teach For Japan
HP:https://teachforjapan.org/
Facebook:https://www.facebook.com/TeachForJapan/
Twitter:https://twitter.com/TeachForJapan
Instagram:https://www.instagram.com/teach_for_japan/



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ありがとうございます!
3
認定NPO法人Teach For Japan(https://teachforjapan.org/)が運営する大学生向けプログラム「Campus Ambassador Program」のページです。主にイベント情報やイベントレポートを発信していきます。宜しくお願いいたします!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。