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【ダイエット】野菜から食べるって意味あるの?
1年前、上記の記事の通り僕は14キロのダイエットに成功したわけですが、その時から疑問になっていることがあります。
野菜から食べるって本当に意味あるの??
かる~くネットで検索してみると、確かに論文も多くあり意味ありそうな雰囲気はありました。
でも、よくよく考えると、ほんとにそう?と思うことがいくつかありましたので、今回は色んな情報を調べてちょっと真面目に考察してみました!
ただし、僕はこの分野の専門家でも何でもないんで、こういう考え方もあるんだ~くらいな感じで聴いていただけると嬉しいです。
あっ、ちなみに僕が痩せた時は普通に順番気にせず食べてました(笑)
☆食物繊維は血糖値の上昇を抑える
まず、調べたらよく出てくる、食物繊維が糖質の吸収をコントロールする件について考察しました。
食事をし、糖質が体内に吸収されると血糖値が上昇することは一般的にも知られているかと思います。すると体内では上がった血糖値を下げるためにすい臓からインスリンというホルモンが適切な量分泌され、糖分を脂肪に変換することで血糖値を下げるというメカニズムになっています。
このように、体内の血糖値はある一定値を保つようにコントロールされているわけですが、例えば空腹状態からいきなり糖質を取ったりすると、血糖値も急上昇しそれにより過剰なインスリンが分泌されてしまうわけです。
これを避けるために食物繊維を先に食べるわけです。食物繊維は消化吸収を緩やかにする効果があり、よって血糖値の急上昇が抑えられるそうです。
(参考)https://www.tanita.co.jp/health/detail/25
そこで僕が疑問に思ったのは、
消化吸収を穏やかにするメカニズムはなんだ?
ということです。
僕が納得できないのは、野菜を先に食べるといっても、ゆうて5分くらいしか他の食べ物を食べるのと変わらないじゃん、この5分ってそんなに大きいの?というところです。
しかも、仮に小腸などで食物繊維が糖質に何かしら作用して吸収速度を穏やかにするのだと仮定すれば、別に一緒に食べても変わらないのでは?と思うのです。
この答えは、以下のサイトに提示してありました。
食物繊維は主に水溶性のものと不溶性のものの2つに分けられる。
水溶性のものは体内で高い粘性を有するため、十二指腸や空腸の内容物の拡散速度と移動速度を遅くし、グルコースの吸収を緩やかにする。
(参考)http://namiuchi-hp.com/chiiki/image/191011.pdf
つまり、食物繊維が糖質と何か相互作用するわけではなく、物理的に糖質の移動速度を遅くして、小腸までたどり着く時間を遅延しているわけだ。
やはり一緒に食べるのではなく、先に食べることによって消化管を粘性の高い状態にコーティングすることが大事なんですね、きっと。
理論的には納得できましたが、では実際にはどうなのでしょうか。
興味深い情報がありました。
2型糖尿病患者を対象に食べる順番を変えて血糖値を測定する試験を行った。
ある患者群は野菜→タンパク質→炭水化物→の順に食べ、ある患者群は反対に炭水化物→タンパク質→野菜の順に食べ、両者を比較した。
すると、前者の群の方が、食事後の血糖値の上昇は緩やかであった。
(参考)https://www.osaka-eiyoushikai.or.jp/whats_new/pdf/wn_112.pdf
やはり、実際にも食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにすることが示されているようだ。
しかし、個人的に思うのは、比較対象群が、炭水化物→タンパク質→野菜の順に食べているということで、そんな順番で食べる人なんていないんじゃないの?とは思いました。
つまり、比較対象群にランダムに食べる群を追加してほしかったなという印象です。臨床試験なんで難しいんでしょうけど。
いずれにせよ、野菜から食べることは血糖値を下げることに繋がるということは真実のようですね。減量につながるかは別問題ですが。
☆野菜を先に食べさえすればいいわけではない
野菜を先にたくさん食べれば、あとは何をいくらでも食べてもいいと勘違いされている方もたまに見受けられるということで、やはりそんな都合のいいことはなく、量は調節したほうが良さそうです。
また、調理法・味付けによっても異なります。
トウモロコシやじゃがいもなど、糖質が多い野菜を食べてしまっては意味がありませんし、みりんを使った煮物や、ソース・ケチャップを使用した炒め物などではやはり糖質を取ってしまって効果が激減してしまいます。
よって、ベジファーストというよりは、カーボラスト(=糖質をあとに)を意識したほうが良さそうです。
(参考)https://vitabrid.co.jp/columns/healthcare/carbtime2106/
いかがでしたか?
野菜から食べるという意味の本質を考えて、自分の都合のいいように解釈しないことが大事だなあと思いました。
余談ですが、実は血糖値を上昇させるホルモンは数種類あるのに対し、血糖値を下げるホルモンはインスリンただ一つです。
人間も元はと言えば野生動物なので、狩りに失敗し食事ができない日だってあることでしょう。つまり血糖値が上がることなどあまり考えられていないシステムになっているんですね。インスリン一つで十分なわけです。
そう考えれば、文明が発達して食べることが当たり前になった現代では太っていくのは当たり前な話なのです。
我々は太りやすい生き物なんだ、そう胸に刻みながらみなさん正月太りには気を付けてください!笑笑
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