ひらがなみたいな愛や優しさを
「やさしさにふれて」
このテーマで文章を書こうと思ったとき、僕の中の「過去」という底の浅い記憶のバケツから何を引っ張り出そうか悩みに悩んだ。
幼少期、おとうさんおかあさん、学生時代、ともだち、会社。
こどもの頃の記憶から、大人になってからの記憶。
バケツをひっくり返して18秒ほど悩んだが、何も出てこなかった。底の浅いバケツの記憶量などたかが知れている。
あかちゃんとのふれあい、おじいちゃんおばあちゃんのぬくもり、障害者のかぞくとのほっこり…エピソードなど僕には持ち合わせてい