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あの頃、ゆとりだった僕へ。

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とりとめもないエッセイ集です。「事実は小説よりも奇なり」の言葉どおり、フィクションより面白いエッセイになれば。がんばれ、自分。
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2020年6月の記事一覧

「それなり」の人生の答え合わせ

僕の人生を振り返ると、自分で言うのもなんだが「中の上」だと思っている。 点数にすると70…

torutoru
4年前
73

ファーストテイクのような、一発撮りの文章を

音楽とは、何か。 一発撮りで、向き合う。 こんなコピーを携えた「THE FIRST TAKE」というYou…

torutoru
4年前
34

祭らない夏を待ちわびて

夏を待ちわびることを「夏わびる」と名付けようと思う。 なんだか夏に詫びているみたいだが、…

torutoru
4年前
26

書を捨てないし、町へも出ない

「書を捨てよ、町へ出よう」 言わずと知れた寺山修司の評論集のタイトルであり、同時に名言…

torutoru
4年前
36

「Suicaで」すら言いたくない

緊張した面持ちでレジに並ぶ僕、今度こそは「Suicaで」に想いを込められるだろうか… まず、…

torutoru
4年前
32

籠る声が響く、唯一の場所

noteを始めて約1ヶ月半。 ありがたいことに、10,000pv、1,000スキ、200フォロワーと、自分の予…

torutoru
4年前
25

読み手に告ぐ。勝手に解釈してくれ。

文章の書き方にはありとあらゆる技法が存在して、本当に勘弁してほしい。 丁寧に細部まで描写した文章の方が誠実さが伝わると言う人がいれば、可能な限り無駄を削ぎ落とした文章の方が美しいと言う人もいる。 文章はリズムが命!と叫ぶ人がいれば、文章は書き出しで全てが決まる!と豪語する人もいる。 起承転結を基本としなさいと諭す人がいれば、起承転結のルールなんて無視しなさいと覆す人もいる。 要は、なんだっていいのだ。 本屋のビジネス書コーナーに行けば、文章の書き方についての本が山ほど置

本性はちょっとずつ小出しにして、決して全てを明かさないで

「噂話の主人公になりやすい女というのはもの静かな人が多い」 林真理子がエッセイでこう主張…

torutoru
4年前
62

「もう二度とお酒は飲まない」と誓った日、お酒を飲む

絶望的な朝が、僕の頭で揺れている。 どうしてこんなにも頭がガンガンするのだろう。 記憶が…

torutoru
4年前
43

『読んだ本の内容を忘れる』という題名の本の内容さえも忘れる

正直、この話はタイトルで完結している。 もちろん『読んだ本の内容を忘れる』なんて本はない…

torutoru
4年前
66

「俺なんか」で始まる台詞は、全部抱きしめて。

まずは、一人称の話からである。 文章を書くときは「僕」を使用している。 これは、普段の口…

torutoru
4年前
52

「なけなし」の1500円の稼ぎが、「なけなし」でない理由

noteを始めて約1ヶ月が経ち、書き溜めていた分の投稿を含め30日連続投稿ができた。 たくさん…

torutoru
4年前
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