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【医師のチラシ⑥】医師は営業が苦手!?


先日の勉強会で

先日、松葉先生の勉強会が有りました。その際に「営業が大切」という話になりました。

医師は営業が苦手?

その勉強会のときに、私を含め医師は営業が苦手という話がでました。大学ベンチャーなども失敗することが多いのは、技術は良いけど売り方(営業)が悪い、というような話はよく聞きます。

医師も医療機関のホームページなどで営業しているじゃないか!と言われそうですが、一般の商品やサービスと何が違うのでしょうか?

先生方、ご自身の購買行動を振り返って下さい


皆さん、何かを購入するときにGoogle、AMAZON、楽天、価格.comなどを検索して送料込みでどこが安いかを検索して購入すると思います。
・工業製品などの場合にはQUALITYコントロールがされているのでメンテナンスが必要ないものの場合にはSELLERについてはあまり気にしない
・送料込みの値段なので距離は関係ない
・商品の場合にはたくさん売り物を作ることができる、腐らないものは在庫できる

ということもあり、日本中のMANUFACTURERやSELLERが競合となります。

しかし医療の場合
・同じ疾患に対する医療CAREでもQUALITYが医療機関によって異なる
・ONLINE診療などの普及がまだなため、ある程度の距離の診療圏内の患者さんが対象のビジネスモデル。
・労働集約的な側面が強いため多くを売れない、在庫という概念が難しい
・自費診療と異なりマーケティングという概念がそぐわない(病気を作り出すことは出来ないので)

ということがあり、基本は地域の医療機関が競合となります。

簡単にまとめますと一般商品と異なり、医療、特に保険診療がターゲットにしている疾患については病気を作り出すことは出来ないため営業という概念がそぐわないという考えもあります。

しかし、だからといって手をこまねいているわけにはいきません。

医療について


労働集約的で特に都心部では競争が激しいからといって、患者さんを囲い込もうとすればするほど自分の首を締めてしまいます。

患者さんも情報化社会で情報を様々なチャンネルから得ます。もちろん医療リタラシーが高くないため正しくない事もありますが、囲い込もうとする意図を敏感に感じ取られます。そういった意味でやはりFAIRな対応を患者さんにする必要があります。

それに、囲い込もうとすると自分のリソースをかなり使わなくてはなりません。

例えば都心のコンビニに郊外のホームセンターにあるようなすべての商品をおくことはできるでしょうか?不可能ですよね?一つずつ置けたとしても、その説明コストや教育コストは莫大なものになります。ただでさえ店員不足のコンビニ業界で求人を出しても集まらないことになります。

商品=疾患
コンビニ=クリニック
ホームセンター=大病院
店員=スタッフや医師

と置き換えてみましょう。

そうすると、クリニック(コンビニ)でいろんな疾患(商品)に対応することは不可能なことがおわかりになるかと思います。

そういった際に自分が得意な分野の患者さんを集め、苦手な疾患を適切な医療機関に紹介することが必要なのです。そして、自分の得意な患者さんを自分以外のチャンネルから流れ込むように他の先生にご自身の得意なことを伝えて置くことがたいせつなのです。
医療は認知から実際の来院までにタイムラグがあります。その間は外来や受付はガラガラかもしれません。しかし、苦しいからといって無駄に患者さんの診療頻度を上げたり、自分の苦手な疾患を抱え込むことは患者さんのためにも自院のためにもなりません。
先生の助けを必要としている患者さんが来たいときに予約がいっぱいすぎると受診できないことになり本末転倒になるからです。
この考えから紹介先プロジェクトをおこなっています。。地域の先生には知られていても、やはり他地域の先生にも知っていただくためにも是非ご参加下さい。




医療外の活動について


診療時間外に大切な時間やお金を使って、医療従事者ならではのアイデアでプロジェクトや事業をされている先生も多いかと思います。
これについては(プロジェクトにもよりますが)広告規制が医療機関ほど厳しくは無いため営業はかけやすいです。

しかし、医療についての課題やリタラシーについて理解が有るはずの医療従事者の方からは、診療以外のことにリソースをつかうことに賛成をされない方も多いという現実もあります。

そして医療従事者以外の方は医療リタラシーが高くないため、プロジェクトを行うこと自体には反対ではなくても、事業に対する理解やFEEDBACKが適切でないという課題があります。

そこで医療プロジェクトをしている人同士なら理解してもらえ、適切なFEEDBACKをいただけるのでは?と考えました。


相互のリーチをのばすために想いの詰まったチラシをシェアしようと思いました。皆さん、ぜひチラシをお持ちの先生方ご参加下さい


医療従事者のチラシサイト(チラシ登録も)

スペースに制限があるからこそ、プロジェクトを行う医療従事者の皆さんの想いが凝縮されていると思います。そんな皆さんの想いを見せて頂きたい。






今日はここまで



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参考リンクまとめ


KINDLE出版






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