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研修医リクルーティング担当の先生へ①【投稿もITで手間を削減】


様々な媒体で発信する必要性


医学部卒業生の人数はシーリングがきまっていますので、全国の病院や医局がその新しい先生方(研修医)の争奪戦が繰り広げられるのです。

医学部卒業生という若い先生方を引き付けるために、担当の先生を中心に様々なMEDIAを使ってされていると思います。(WEBサイト、SNS、医学部生向けのサイトなどなど)。

一旦、その研修医の先生がその医局や病院に勤務し始めると「当院・当科ではこの連絡方法を採用するのでスマホにインストールして下さい」ということが可能です。

しかし、その病院や医局に属していない状態の医学部生に対してはそういうわけには行きません。その学生さんがどのメディアを見ているかはわからないからです。そうすると病院や医局が可能性のあるメデイアに対して広く発信を行う必要があるのです。

媒体により発信頻度の期待値が異なる


そして、求人サイトのようにその年度の情報を一回だけ更新すれば良いものは、手間の再利用はできないので頑張っていただくしかないです。さらに、そういったサイトは更新がされていなくても医学部生さんも納得です。

しかし、SNSの場合には期待される更新頻度が高いのです。更新がされていないと埋もれてしまって見られないのです。そういった場合には中途半端に参入するとあまり積極的で無いことがバレてしまうので逆にSNSをしない方が良いくらいなのです。つまりSNS(TWITTER INSTAGRAM FACEBOOK TIKTOKなど)をするならしっかり頻度を上げて更新する必要があるのです。

先生の仕事は人事専属?

企業だと人事部という専属の部署があって日中もすべてその時間を使えます。しかし、研修医の勧誘はそういったわけに行きません。

リクルート担当がいらっしゃるような医局や病院は教育施設であることが多く、外来・入院・教育・病院の会議など多忙を極めていると思います。加えて2024年からの医師の働き方改革で残業も厳しく管理されることになるのでさらにリクルート活動に割ける時間が少なくなるのです。


スーパーパーソンに依存は良くない


これまでの文章をみて「おい! 井手君 新しい先生のリクルートは長期的に見て我々の医局だけでなく、〇〇科の未来、いや日本の医療や世界の医療のためでもあるんだ! そのためには私が必至に頑張る必要があるんだ!」
素晴らしいです。

しかし、先生が一生人事担当をしてくれれは良いんですが交代の時期がやってきます。先生のように熱い先生の基準でプロトコールが決められてしまうと後任の先生は尻込みしてしまいます。それに若い先生も自己犠牲の姿を見てひいてしまうかもしれません。 基本的にはGOING CONCERN(継続性)の視点も大切です。そういった時に負担の少ない仕組みづくりも大切です


・スーパーパーソンでなくても
・専属でなくても
・いろんなSNSに頻繁に
発信できる仕組みが必要なのです

これがITなのです。そこで難しいものでなくて少しの手間をかければその後の手間が少なくなればいいのです。

デジタル化・IT化の要諦は
・コピーコストが安い
・検索が簡単
・手間の再利用を考えると導入コストが十分ペイされる

ということです。

応用可能性と頻度


今後、先生方が考えるときにそのITの勉強をする際に応用が効くものか?否か?という視点で考えていただけると。

それを学んでも応用効かないものは業者さんに依頼すべきです。しかし、あることを学ぶことで色々応用が効くものは自分でトライしておかれるとよいかと

今日はここまで



再掲)DXとIT化


DXとIT化の関係については色々な解釈があると思いますが、おおよそ以下の様な解釈がわかりやすいかと


DX
社会や組織・ビジネスの仕組みそのものを変革すること

IT化
既存の業務プロセスのまま業務効率化と生産性向上を図るという非常に限定的な言葉

しかし、クリニックでいきなり「社会や組織・ビジネスの仕組みそのものを変革」と言われてもな~、と思われると思うのです。医療機関はIT化自体が遅れているので まずはIT化をおすすめしたいと思います。しかし、コストが掛かりすぎたり、非常にむずかしいものは導入しにくいのでまずは簡単なもので!
そういった試みをKINDLEで書いております。


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