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からだ思考

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からだについてかんがえる、あたまのなかを書いています
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2020年1月の記事一覧

死についてのひとつの考察としての魚の最期

 いま、この、『分解の哲学』という本を読んでいる。食べることについての本を何冊か選んで読んでいた過程で、amazonのオススメリストに出てきた本だ。食を扱う分野では発酵が注目を浴びて久しいので、表題の通り分解の話もその流れの下流(あるいは上流)にあるのではないかと思ったのだが、ところがどっこいこの本は食べ物の本でもなんでもなくやっぱり哲学書なのであった。

 この本を読み始めたとき、ちょうど自宅の

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こちら側をあちら側に差し出しつづける、ということだ、生きるということは

こちら側をあちら側に差し出しつづける、ということだ、生きるということは

わたしは理学療法士なので、ひとの爪が切れない。
理容師とか医師とか看護師とか鍼灸師とか、ひとに刃物(や針、や火)を当てることができる職業というのは限られているのだ。

けれども患者さんの足の爪が割れていたり、それを痛いとか不快だとか思って訴えが強い場合には、ご本人や家族にわたしの職業の限界をきちんとお伝えした上で了承を得て、手の届かない(あるいは手先を使えない)本人の代わりに、または目の悪い(ある

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