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映画、音楽、洋服などなど、そのとき気になるモノ&コトを書きます。 気が向いたら読んでください。 ハウスダンスとお菓子が好物、46歳の個人事業主です。

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    新旧を問わず、独断と偏見でピックアップします。

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    その時々、気になる極私的トピックについて書きます。

最近の記事

「大豆田とわ子と三人の元夫」が最高である理由。(後編)

■とわ子という存在が伝えるメッセージ大豆田とわ子は、ノリが良くて明るい一方、常識人でもある。 頑張り屋で人望もあり、社長業の傍らシングルマザーとして娘を立派に育ててもいる。 そして、付きまとう元夫たちに対してあれこれ文句を言うことはあっても、彼らのパーソナリティそのものを否定したり拒絶したりはしない。 それこそは彼らが「甘えていた」という、彼女の優しさなのだ。 劇中で描かれる彼女の人となりは、おおよそこんな感じである。 男女を問わず視聴者の多くにとって、そんな彼女は「善き

    • 「大豆田とわ子と三人の元夫」が最高である理由。(前編)

      とんでもない傑作を観た。 すべての人におすすめしたい、最高のドラマである。 ■”坂元節”の到達点脚本・坂元裕二、主演・松たか子&松田龍平という「カルテット」以来の組み合わせによる今作は、「カルテット」同様”坂元節”とも言うべき秀逸な会話劇としての側面を持っているのだが、その濃密さにおいて今作は「カルテット」を凌駕している。 「カルテット」がストーリーの核にサスペンス要素を含んでいたのに対し、今作はコメディー的な色合いが濃いことも一因かと思われるが、何にしてもこの圧倒的な密

      • スパイスは、暮らしをゆたかにしてくれる。

        僕の中で「ゆたかである」とは、幸せを感じ取ることができる心のありよう、だと定義できます。 小さな幸せであっても、そのひとつひとつをよりしっかりと感じ取ることができたら、それは「よりゆたかである」のだと言えます。 では、僕にとって幸せとは何なのか。 考えればいろいろと浮かびますが、好きな料理を作って、美味しく食べるというのも、そのひとつです。 料理といっても、そんなに手の込んだものではなく、わりと短時間でパッと作れるものでじゅうぶん。 重要なのは、スパイスを使ったひと工

        • 「90's裏原宿の風景 〜『STUSSY』から『Supreme 』まで〜その3」

          しばらく更新しないうちに、45歳になってしまいました。 引き続き、よろしくお願いいたします。 さて、ストリートにおける裏原宿系スタイルもすっかり根付いた1994年、「Supreme」という新たなブランドが誕生します。 ■静かなスタート「Supreme」は当初、スケートボード関連のセレクトショップとしてニューヨークにオープンしました。 創設者のジェームス・ジェビアは、ニューヨークで「UNION」や「STUSSY」のショップ運営に携わり、ショーン・ステューシーとも親交のあった

        「大豆田とわ子と三人の元夫」が最高である理由。(後編)

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          映画「復活の日」が最高だった

          あっちもこっちもコロナコロナで、気分も滅入る今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 我が家では、テレワーク中の妻と『気晴らしに自宅で映画でも観ようか。。』なんて話になりまして。 ちょうど知人よりご推薦頂いた1980年公開の邦画「復活の日」を観ることに。 コロナの気晴らしと言いつつ、あえてこの時期にパンデミック映画。 俗に言う「打ちに行く」スタイルというやつですが、結論としては最高にブッ飛んでて、とても面白かったです。 というわけで、今回はこの映画の飛ばしっぷ

          映画「復活の日」が最高だった

          「90's裏原宿の風景 〜『STUSSY』から『Supreme 』まで〜その2」

          こんにちは。Panda Unityです。 前回「90's裏原宿の風景 〜『STUSSY』から『Supreme 』まで〜その1」にて、「STUSSY」を裏原宿系のルーツ的な存在と位置付けましたが、今回はその理由についてお話したいと思います。 ■「STUSSY」とは「STUSSY」は80'sアメリカ発祥のブランドで、創設者はショーン・ステューシー。サーフボードのシェイパーをしていたショーンがサーフィン仲間に自作のTシャツを配り、それが評判となったところからスタートしています。

          「90's裏原宿の風景 〜『STUSSY』から『Supreme 』まで〜その2」

          「90's裏原宿の風景 〜『STUSSY』から『Supreme』まで〜その1」

          はじめまして。Panda Unityと申します。 初noteはタイトルの通り、僕がリアルタイムで通ってきた「裏原宿」について、上記2ブランドを軸に書いていきたいと思います。 時系列順に整理して書こうかとも思いましたが、それにはかなり時間が掛かりそうですので、思い出すまま書かせて頂きます。 ということで、現在44歳の僕が高校生〜大学生だった時分、ストリートはまさに「裏原宿系」の勃興期と言える状況でありました。 ■スタイルとしての「裏原宿系」とは?ファッションにおいて「裏原

          「90's裏原宿の風景 〜『STUSSY』から『Supreme』まで〜その1」