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NICUにて

Y君は2ヶ月弱NICUにて過ごしました。

産まれてすぐに肺の洗浄を行いました。
凄いですよね、医療の技術というのは。
吸引して肺に溜まった胎便を取り除いて、呼吸できるようになりました。

初めのうちは呼吸が上手くいかず呼吸器が繋がっていました。
産まれてしばらくは目も開かず動かずにいましたが
次第に手足が動くようになり目も開き泣く素振りも見せてくれました。
しかし声は上げられず、初めて泣き声を聞いたのが1週間後だったと思います。

産まれて5日後のY君


NICUにいる間にMRI検査を行いました。

断面図を見せてもらったところ、白く写っているところが目立っていて、
先生が言うには大脳にダメージを負ってしまった事により、白く映り込んでいる。
お腹の中で酸素供給ができなかったというのが原因で壊死してしまっているということでした。

幸いなことに大脳以外の小脳や脳幹は無事だったため生命維持には問題無いとの見解でした。

しかし、何かしらの障害が残るだろうと診断されたので不安しかありませんでした。

さらに、脳波にも異常が見られました。
突発波が頻発に出現したり、波形がバラバラでした。
恐らく、てんかんの症状が出るだろうと。
入院中は目立った発作はありませんでしたが、月齢が上がってくにつれて酷くなっていきました。

産まれて2週間後のY君

赤ちゃんの生命力というか、生存本能というか、成長はスゴいものでした。
10日経過した頃あたりには呼吸器を外す事ができ、保育器の中で酸素濃度を多少増やす方法で可愛い顔を拝むことができるようになりました!

自分の子どもを抱っこするのって非常にいいものですよね😚
腕に伝わる重さというか、何というか、パパになったんだなって、初めて抱っこした時は感動しました。
数年後には重くて嫌になるんでしょうけど、、😅


NICUの先生や看護師さん方には大変お世話になりましたね。色々お願いを聞いてくれたり、親身に相談に乗ってくれたりしていただきました。

ちなみに、NICUには通信機器の持ち込みが出来ないので、携帯電話は入り口のロッカーの中に入れて、持っていたゴープロを持ち込み写真や動画を撮りました。

退院する頃は、同じ部屋にいた赤ちゃんたちもほぼ全員入れ替わってました。
ああ、長く居たんだなと思いました。
まだまだ不安要素が沢山あったので暫くは東京の自宅に戻らず実家で過ごすことになりました。

退院前日のY君
ライジングサンやってる笑


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