根本的な帰属の誤り

こんばんは!毎日投稿144日目になりました。今日も頑張っていきましょう!

行動、性格、状況

   想像してみてください。皆さんが街中を車で走っていると、後ろから猛スピードで車が追いかけてきて、ぶつかるギリギリのところで皆さんの車を避け、そのままスピードを保ったまま走り去っていきました。
 
   もし皆さんがこの猛スピード運転手の性格を一言で表すとしたら何でしょうか?「荒々しい」でしょうか?「向こうみず」でしょうか?それとも「自己中心的」でしょうか?

根本的な帰属の誤り

   人は、このように必要以上に「人の行動は性格によって決定されている」と考え、状況的な背景を過小評価してしまいます。これを根本的な帰属の誤りといいます。
 
   上の例でいえば、「スピード違反を起こすのはその荒々しく攻撃的で自己中心的な性格によるものだ」と考えてしまうことです。
 
   しかし、もしその運転手の状況が、「婚約者が倒れた」という連絡があって病院に向かっている途中だとしたらどうでしょうか?もし皆さんがその事実を知れば、自然と皆さんの怒りは薄れていくと思います。(もちろん、どんな理由があっても周りを危険が及ばないように交通ルールは守るべきですが。)
 
   確かに、上の例ではそういった性格の可能性が高いことは事実ですが、決めつけるのは尚早です。

   上で示したように、捉え方次第で私たち自身の怒りを含めた感情はコントロールすることができます。是非、スッキリしない出来事があったら、相手にも事情はあると考えるようにしていきましょう。

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