時間の概念の起源
こんばんは!毎日投稿97日目になりました。今日も頑張っていきましょう!
時間とは何か
皆さんは、時間の概念がどう生まれたかご存知ですか?相当マニアックですが、その答えには時間の概念に関しての面白い洞察が得られるかもしれません。
万学の祖 アリストテレスの答え
時間の概念の起源はずばり、紀元前4世紀のアリストテレスだと考えられています。
現代に生まれた私たちは、時計の存在が当たり前で、時間とは直感的に当たり前に存在するもののように感じられます。しかし、時計のなかった時代は、時間を測るための目に見える基準が太陽の位置(昼か夜か)しかありませんでした。もちろん、それは季節によっても変わるので、古代の人々の時間の進み方は季節によって異なりました。
そんな時代に「時間とは何か」という問いを立てたアリストテレスはやはり只者ではありません。そしてアリストテレスは、「時間とは何か」という問いに1つの結論を導きました。それは、時間とは「変化を計測したもの」である、ということでした。
時間とは、アインシュタインの相対性理論から明らかになってきたように、極めて主観的な概念です。そのアインシュタインが相対性理論を発見する2000年以上も前にアリストテレスは、「時間が経過する」ということを「何かしらの変化が起こった」と考えたのです。つまり、時間の経過を感じるのは、その前後で心の中で変化が起こったからであって、何も変化しなければ時間は経過しない、ということです。
この考え方は現代の最先端の研究を踏まえても理にかなっているようです。「時間は主観的だ」という考え方は直感的には極めて分かりづらいものです。実際、現在古典力学と呼ばれている理論を構築した17世紀のニュートンですら、時間は客観的で絶対的に存在し、普遍的に同様に進むと考えました。アリストテレスが出した結論は、それだけ偉大だったということです。
まとめ
私たちが普段何の気にも止めることなく、当たり前のように使っている「時間」という概念も、歴史を見れば当たり前ではなく、時計を必需品とする生活もごく最近のものだったのだと、このアリストテレスの見解には気付かされます。面白いと思っていただけたら幸いです。
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