Tetsuya Yamada

Projectnode,LLC CEO←デザインコンサル起業←東北大学助手←東北大学研…

Tetsuya Yamada

Projectnode,LLC CEO←デザインコンサル起業←東北大学助手←東北大学研究員←東北大学大学院都市・建築学修士←東北大学建築←京都府立桃山高校/デザイン思考/アントレプレナーシップ/イノベーション/起業家 本アカウントは個人的な発言です。

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【妄想SF】アイデンティティ

2032年。問題になっている独自経済圏マネー顧客評価の対策にあたる主人公の財務省官僚の渡。この国では経済政策に失敗し、リアルマネーがハイパーインフレを起こして機能しなくなった。メガバンク、地方銀行、大手ITメガベンチャー、SNS運営会社による電子マネーが群雄割拠している中、ある電子マネーが世界を席巻しつつあった。開発者は不明。だがその他の追随を許さないアイデンティティ情報の分析・活用AIとセキュリティの信頼性で世界に熱狂的な信者を多く持っていた。 しかし、その開発者である個人

    • 「ビジネス会話」ってどうよ?

      地方で仕事をしていると大体決まった人と仕事をしている。良くも悪くもそれが地方の特徴である。一方、東京に行くと人がいっぱいいる。だから短時間で「私はこういう人です」「あなたとはこういう利害が一致するので是非ビジネスしましょう」という「ビジネス会話」スキルが求められる。しかし、私はこのビジネス会話がどうもしっくりこない。というか下手である。 まあ「スキル」であるし、頑張れば習得できるものと思いつつ、やっぱり苦手。そもそも、地方で人間関係作ろうというと、結構人づてだったり、飲み会

      • 『パンデミックとたたかう』押谷仁、瀬名秀明著(岩波新書)

        最初に断っておくと、私は東北大学で学士(工学)、修士(工学)を取得し、2015年から2016年まで東北大学大学院医学系研究科広報室助手として勤務していた。母校である故に、私の意見が東北大学へ偏っているという批判は甘んじて受ける。しかし、既に私は退職している身なので、この記事は東北大学としての意見ではなく、あくまで私の一個人としての意見であることをご理解いただきたい。 ぜひ、下記リンクの『パンデミックとたたかう』押谷仁、瀬名秀明著(岩波新書)を読まれることを強く勧めます。20

        • 【書評】自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門

          リバタリアニズムという思想がある。 基本的に各個人の自由を重視する思想。 新自由主義にも似ている。しかし、リバタリアニズムは国家を重視しない(人にによっては無くても良いとする)。 従来の右左にとらわれず、個人の自由を最大限に平等にしようとする思想。 婚姻や家族のあり方も問い直す一見ラディカルな思想だが、SNSの台頭で個人が自由に発信できる様になった現代社会に、じわじわと浸透しているのではないか。 本書は2001年の発行だが、種々あるリバタリアニズムの考え方の一般的な

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          【旅行ガイド】エチオピア/アディスアベバの歩き方④ピアッサ食事編

          エチオピアへ旅行記第4弾。 エチオピアは「アフリカのラスボス」と言われるぐらい旅行難易度が高いらしいです。後人の人の為に少しでもなればと、2020年1月現在の現地の情報を記しておきます。 アディスの外国人が行くようなレストランは量が多いアディスで外国人が行くレストランは一品100ブルから。量はちょっと多い。味は美味しいが飽きてくるので2名以上でシェアするのがオススメ。 また、イタリアに一時期統治されていたので、イタリア料理が美味しいです。 ピアッサ地区のレストラン情報・

          【旅行ガイド】エチオピア/アディスアベバの歩き方④ピアッサ食事編

          【旅行ガイド】エチオピア/アディスアベバの歩き方③ピアッサ宿編

          エチオピアへ旅行記第3弾。 エチオピアは「アフリカのラスボス」と言われるぐらい旅行難易度が高いらしいです。後人の人の為に少しでもなればと、2020年1月現在の現地の情報を記しておきます。 ピアッサ地区の安宿大きく3つでしょうか。 老舗のタイトゥーホテル 綺麗目なウトマホテル コスパ重視バロホテル 今回は知人の紹介ということもあり、バロホテルだけに泊まりました。 ツインの部屋で470ブル、シングルの部屋で350ブルです。 ツインの部屋は広く、お湯もちゃんと出ました。水

          【旅行ガイド】エチオピア/アディスアベバの歩き方③ピアッサ宿編

          【旅行ガイド】エチオピア/アディスアベバの歩き方②渡航編

          エチオピアへ旅行記第2弾。エチオピアは「アフリカのラスボス」と言われるぐらい旅行難易度が高いらしいです。後人の人の為に少しでもなればと、2020年1月現在の現地の情報を記しておきます。 第一回渡航準備編 エチオピアへの行き方 成田から直行便あり。ただし仁川経由(?)でちょっと特殊。 成田からアディスアベバまでの直行便があります。ただしちょっと特殊で仁川経由です。トランジット?とお思いの方も多いと思いますが、これ、直行便なんです。 エチオピア航空Web→ https:/

          【旅行ガイド】エチオピア/アディスアベバの歩き方②渡航編

          【旅行ガイド】エチオピア/アディスアベバの歩き方①渡航準備編

          エチオピアへ旅行へいってきました。 エチオピアは「アフリカのラスボス」と言われるぐらい旅行難易度が高いらしいです。後人の人の為に少しでもなればと、2020年1月現在の現地の情報を記しておきます。 行くまでの事前準備予防接種を受けましょう。 エチオピアに入国するには黄熱病の予防接種を受けたことを証明するイエローカードを取得することが必須です。必ず近くの海外渡航外来のある病院で受けましょう。最悪現地でも受けられるようですが、2割ぐらいの人が摂取後、具合が悪くなったりすることが

          【旅行ガイド】エチオピア/アディスアベバの歩き方①渡航準備編

          謹賀新年

          正月は伏見稲荷大社へ行ってお詣りと商売繁盛のお札を頂いた以外はほぼ引きこもってました。 読んで無かった「三体」や「息吹」を読むはずが、すっかり「賭ケグルイ(実写)」にハマってしまい一気見してしまったのがハイライト。漫画原作でさむい感じにならない役者さんの演技がすごい(特に蛇喰夢子役の浜辺美波がすごい)。 今年は色々新規事業に着手しようと絶賛仕込み中。起業した時は20代だったが今年33のおっさんになるという現実に向き合い、引き延ばしにしてきた「私は何者と名乗るべきか」を問いなが

          【ネタバレなし】デスストランディング DEATH STRANDING 感想

          点と点を繋いで線にする、ごくシンプルに単純化するならそういうゲームだ。「そう言われてもどんなゲームかわからん!」というのがデス・ストランディングというゲームを説明するときに難儀するところだ。 小島秀夫監督の作品はどれも大好きで、大ファンだけれど、中学(MGS2)、高校(MGS3)、大学(MGS4, MGSPW)、社会人(MGS5)となるにつれてプレイ時間は減っていった。それは自分が大人になったこともあるけれど、一つには、ゲームとして難しくなっていったのだ。 MGS4、ピー

          【ネタバレなし】デスストランディング DEATH STRANDING 感想

          【ネタバレ無し】デスストランディングファーストインプレッション

          11月8日に発売された小島秀夫監督独立後の初作品、「デスストランディング」ファーストインプレッションですよ。 (もうこの時点でプレイ時間が40時間を超えていますが、、、) (もちろん同梱版とコレクターズエディションをまんまと買いましたが、、、) ざっくりいうと配達人となって通信が分断されてしまった世の中を物資を運ぶことで世界を繋ぎ直すというのが主人公サム(ノーマン・リーダス)のミッション。 配達が楽しい 荷物を持ってける量に限りがある 持ってくアイテムを選ぶ戦略性 梯子便

          【ネタバレ無し】デスストランディングファーストインプレッション

          我々の享受していた表現の自由だったり、蛇口から普通に出る水だったりは、100年前ではそうでなかったものなので、当たり前でなく、脆く危うく繊細で壊れやすい、細心の注意を払って獲得していくものなのではないか。

          我々の享受していた表現の自由だったり、蛇口から普通に出る水だったりは、100年前ではそうでなかったものなので、当たり前でなく、脆く危うく繊細で壊れやすい、細心の注意を払って獲得していくものなのではないか。

          妄想SF5 『ナイトメア』

          「夢治療」という言葉が普及して間もない頃。自分のみたい「夢」を観せられる技術。「夢」に介入し、ポジティブな「夢」を観せることで鬱などの精神疾患の治療法として開発された技術である。 「夢治療」は精神に与える影響の大きさから、専門医のみに許された技術だ。「夢」は論理的に飛躍していようが、観ている者は疑問を感じない。また、起きたらだいたいのことは忘れてしまう。治療にはただリアルな「夢」をみせればいいわけでもなく、多少の論理は壊れているほうが患者には効果があるときもある。 「夢治

          妄想SF5 『ナイトメア』

          【書評】『ホモ・ルーデンス』ヨハン・ホイジンガ

          「遊び」について文化人類学の視点から読み解く有名な古典。 『遊びと人間』ロジェ・カイヨワ と並んでゲームデザイナーは必読の書とされる。 実際ゲームフリークではプランナーは皆読んでいるそうな。 あるプロジェクトから、「ゲーム」について調査しなければならない必要に迫られて読んだ(購入は随分前にしていて積み本の中から出てきた)。1938年の出版であるが、今でもその考察は色あせていない。 ホイジンガは遊びについて、文化より古く、文化は遊びとともに進化し、文化を考えるときには遊

          【書評】『ホモ・ルーデンス』ヨハン・ホイジンガ

          読書にも熟成ってあるよね。売り場で見たときはピンときて買っても、買ったときは読む気が起きなくても、後々読むときが訪れる。だからとりあえず引っかかったら本を買ってみる。(といって積み本の言い訳をするw)この場合熟成されるのは人間なわけだが。そうすると樽が本にあたるわけか。

          読書にも熟成ってあるよね。売り場で見たときはピンときて買っても、買ったときは読む気が起きなくても、後々読むときが訪れる。だからとりあえず引っかかったら本を買ってみる。(といって積み本の言い訳をするw)この場合熟成されるのは人間なわけだが。そうすると樽が本にあたるわけか。

          『キャロル&チューズデイ』

          キャロル・アンド・チューズデイというアニメがよい。 Netflixで初めから海外展開を視野に入れて作られている。おそらく通常のTVシリーズの3-5倍の予算をかけられており、原作の無いオリジナル作品でこの予算規模は異例。もはや、既存のアニメのBluerayやグッズで設けるビジネスモデルがガラッと変わったことを示すような作品。 渡辺信一郎総監督は Cowboy Bebopや https://www.youtube.com/watch?v=NRI_8PUXx2A サムライチャ

          『キャロル&チューズデイ』