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42条施設(メディカルフィットネス)の目指すべき方向性 整形外科との連携について

 こんにちは、医療法人が運営するフィットネス施設である42条施設(メディカルフィットネス)の開設準備を進めています。

これまで理学療法士として19年間整形外科クリニックに勤め、入院~外来リハビリテーションや訪問・通所リハビリテーション、ショートステイに関わってきました。

また、診療外活動として、一般の方やスポーツ選手に対するパーソナルトレーニングや、野球選手やその保護者・指導者を対象に「野球塾」という障害予防教室の実施、野球以外のスポーツにおいても障害予防を目的にメディカルチェックを実施してきました。

そんな自分ですが、これまで理学療法士として培ってきた知識や経験を活かしてメディカルフィットネスの立ち上げに関わらせていただくことになりました。

医療法人が運営するフィットネスクラブである以上、トップである理事長のメディカルフィットネス立ち上げに対する想いが最優先だとは思いますが、自分が携わらせてもらう以上は、
「理学療法士が立ち上げるフィットネスクラブ」
といったところも大事にしていきたいと思っています。

メディカルフィットネスの立ち上げを行うにあたり、3月まではコンサルタント契約という形で週1回打ち合わせなどで顔を出しに行っており、4月から本格的に開設の準備を進めているところです。
といっても、まだ病院を含めた建物の図面を作成している段階なので、オープンはまだまだ先です。

職場までは、最寄駅まで電車で移動して、それから20分程度歩いて到着しますが、ようやく駅からの通勤路も覚え、職場に向かうまでにどのようなお店や病院、学校などがあるのか周りが見えてきました。

施設の周辺状況もメディカルフィットネスを立ち上げる際の方向性を考える上での参考にしなければならないため、google マップにて最寄り駅周辺のフィットネスクラブを調べてみました。
すると最寄り駅から完成予定地までの間には一般総合ジムや24時間ジム、パーソナルジムや公共施設など、様々な形態のフィットネスクラブが存在していました。
それぞれのフィットネスクラブにおいてメリット・デメリットがある中で、他の施設との差別化を図り、成功を収めるために何をすべきか考えていかなければなりません。

法人内では様々な医療・介護サービスを展開しているのですが、42条施設は医療法人が運営するフィットネスである以上、そちらを強みにしていくためにも法人内の各サービスとの連携が必須です。

なので、法人内で展開しているサービスについて紹介させていただくと共に、当施設が目指すべき方向性についても簡単に述べていきたいと思います。



病院との関わり

当法人は地域密着を目標としている施設であり、病院では現在様々な診療科目が入っています。

診療内容としては
・整形外科
・内科
・呼吸器科
・循環器内科
・消化器肝臓内科
・神経内科
・糖尿病内科
・乳腺外科
・リハビリテーション科
・人間ドック
・各種健診
と多岐にわたります。

整形外科との関わり


 整形外科においては骨折などの外傷や、変形性膝関節症などのように普段の生活の中で繰り返されるストレスに伴う障害によって、本人が望んでいる日常生活を送ることができない状態の方が受診します。

本人が望んでいる日常生活を送れなくなっている原因として、痛みや身体機能低下(例えば関節可動域制限や筋力低下、不良姿勢など)があり、それらに対する医学的なアプローチが求められます。

整形外科的な疾患を患ってしまうことで、例えば普段の生活での活動量が制限されることによって肥満を誘発し、その結果生活習慣病を患ってしまうなど、整形外科以外の疾患ともリンクするため、整形外科に対するアプローチは必要不可欠だと考えています。

 病院との連携を図るためには、整形外科に受診してある程度の期間リハビリテーションを実施して、それからメディカルフィットネスに入会してもらう、あるいはリハビリテーションを実施せず直接診察からフィットネスへ入会するという流れを作る必要があると考えています。

運動を実施してもらう際に、同じ診断名であっても症状や状態は様々なので、治療目的のための施設利用だけでなく再発予防のための利用も考えられますし、患者さん(会員さん)の主訴を改善していくためにもその方々にとって最適な運動プログラムの立案が求められます。

その場合、整形外科医や理学療法士、作業療法士など、病院スタッフとの連携が必要不可欠です。

病院スタッフとの連携を図るためにはメディカルフィットネスのスタッフも整形外科疾患についての知識や、各疾患のリハビリテーションの流れ、術後のリスク管理などの医学的な知識を身につけていかなければいけないです。

・整形外科疾患の病態に対する知識
  症状や画像所見整形外科疾患に対する治療方法
  投薬、手術、リハビリテーションなど
・リハビリテーションについて
  評価方法・治療方法、予後予測など

現時点では開設準備室には自分しか所属しておりませんが、今後スタッフを採用し研修などを実施する際に、他施設との差別化を図るためにも医学的な要素を強みにしていくことが重要だと考えています。

こういった点において、理学療法士の養成校で非常勤講師を務めていることを活かしていきたいものです。

最後までお読みいただいてありがとうございました!


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