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一級建築士が広告業界へ転身!仕事が面白い話

2019年、建築士としてずっと建築の仕事をしてきた私に、大きな転機か訪れた。
異業種であるwebマーケティング会社への転職です。
理由は、こちらの記事を読んでみて下さい。

4ヶ月の試用期間を経て、2月から正社員になりますが、とにかく仕事が面白いと感じています。
元々、知的好奇心が旺盛なタイプで、新しいこと大好き人間。
そのため、周囲からは「思い切った転職だね!」と言われますが、個人的には面白いと思う方に人生振り切っている程度にしか考えていません。

とりあえず、webの素養をつけるために、12月からWordPressを使ったブログを始めてみました。

会社自体は、住宅会社を紹介するプラットフォームを運営しており、今まで培ってきた建築の知識に期待されての採用です。

それ以外にも、グループ会社全体を見れば、フリーペーパーを作ったり、デザイナーがいたり、動画を作ったり、広告やプロモーションに関わるありとあらゆる対応ができます。
とにかく、そこでの仕事が面白い
動いている仕事が今までと違うことよりも、今まで建築士として磨いてきた能力が、役に立ちそうだと感じるからです。

論理的に情報を整理する力

設計の仕事では、施主の要望、予算、法律、敷地要件と様々な要素が複雑に交錯しています。
これらを論理的に、優先順位をつけて整理しなければなりません。
この能力は、企画立案の相談に役に立ちました。
ある編集の子が、ふるさと納税についての企画を作らなければいけないけど、全然わからないと悩んでいた。
まだまだ若く、経験不足な所もあり、何か出来ればと一緒に調べて、情報を整理。
序盤のメソッドだけ伝える形ではあったが、後日確認するととてもわかりやすい記事に仕上がっていて、自分ごとのように嬉しかった。
教えたメソッドは、ふるさと納税というキーワードに対する一般的な認識と、本来の目的、具体的なメリットといった情報の洗い出しと整理です。
これって設計に着手することと、とても似ているなと感じました。
一般的な認識は、節税と安く返礼品が貰えること。
でも、本来の目的は、働いている自治体以外に納税することができるようになったということ。
おそらく、返礼品でお得という内容では、メディアとして発信する情報にしては薄っぺらくなってしまったはず。
そこで本来政府が目的としていた、地元(ふるさと)への納税ということを入れることで、記事として深みや信頼度が出ます。
そんな私、実はふるさと納税未経験。
それでも情報を洗い出し、論理的に整理する癖が設計の仕事で板についていたので、力になれたのだと感じています。

提案におけるストーリーづくり

広告の営業において、提案は必須。
しかし、営業となると顧客のニーズを把握することに一生懸命になりすぎて、提案力が少し弱いのかもしれない。
ある営業から、パンフレットの提案をしたいので相談したいと言われた。
相談を受けて、本当に一生懸命考えていたので、内容に関しては問題ないという印象。
しかし、提案力やプレゼンテーション能力に問題があるように感じたので、アドバイスをした。
設計の仕事には、施主への提案がつきもの。
施主にたどり着く前に、社内でも提案しなければいけないので、自然と提案力やプレゼンテーション能力が磨かれていたのかもしれません。

まず、その営業担当に確認したのは、2案のうちどちらが本命なのか。
私に提案した時は、ベーシックな物を最初に説明し、本命を後に説明しました。
具体的な要望がある場合は、要望にすんなり応えた案を最初、その後により良い提案で正解です。
しかし、今回はとりあえずパンフレットを作りたいと言うクライアントへのファーストコンタクト。
そのような状況であれば、本命を最初に提案すべきだとアドバイスしました。
おそらく人は話を聞くのが、基本的に苦手です。
そのため、本命を先に伝える方がインパクトを与えられます。

2つ目は、パンフレットの大きさ。
営業担当は、相談において理由なくB5ぐらいがいいと思いますと言ってきました。
なんとなくは提案ではない。
提案には、根拠や理由が無いと伝わりません。
よくよく話して見つかった理由が、A4ではカバンに入らないから持ち帰りにくいということでした。
そう、営業担当は女性で、日常的に持ち歩くカバンにはA4が入りません。
だったらそれを素直に伝え、私がパンフレットを手に取る側という視点を理由として伝えるべきだとアドバイス。

そして、3つ目は仕事として捉えすぎているということ。
仕事として捉えすぎると、顧客の事業を理解しようと一生懸命になってしまいます。
それも大切ですが、知らないという強みを忘れていないだろうか。
パンフレットという媒体を手に取るのは、事業理解の無い素人が多いはず。
そうであれば、同じ素人目線を大切にした方がいいと営業担当に伝えました。
自分ならその会社に関わる際、どんな情報を知りたいのかそれを素直に顧客に伝えるべきです。
どうしてもある特定の企業に勤め続けると、第三者目線を失います。
そうなると顧客が、自社の何を知りたいのか分からず、自社の言いたいことを一方的に伝える内容になる可能性が高い。
そこで役に立つのが、業界理解の薄く、パンフレットを実際手に取る人に近い素人目線です。
時に知らないことは、武器になるはず。
仕事を仕事として捉えると、顧客の言いなりになってしまうこともありますが、受け取る側に近い素人目線は忘れてはいけません。

この3点をアドバイスし、上手く伝えられたみたいで、営業担当は次のアポにつなげられました。

誰かの役に立てる仕事は面白い

このように、日常的に情報整理や提案をする設計の仕事で培った能力が、異業種でも役に立っています。
まだまだコミュニケーションを取れる人は少ないですが、きっと異業種から来た異分子である私が、もっと会社に貢献できるはずです。
やはり仕事をするからには、誰かの役に立つことができると、とても面白く感じます。
設計の職能には、異業種でも役に立てる可能性がまだまだあるはず。
私の経験が、建築士の新しい道筋を切り開く可能性があるかもしれません。
そう思うと、ますますワクワクしてきます。
何よりも、仕事や職場が楽しいと感じられることは、心身ともに健康的です。
せっかく働くなら楽しく、面白い仕事がいい。
皆さんも、今の業種にとらわれず、物事を広く見て、自分が輝ける場所を見つけるといいかもしれません。

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石川県金沢市在住/石川工業高等専門学校/新潟大学・大学院/住宅設計/一級建築士/OTONOKOスチールスタッフ/夫婦で写真スタジオLife is wonder運営/築48年の戸建てをリノベして生活/得意分野は建築写真/2019年10月webマーケティング会社へ