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僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(7)英語はレバレッジでありパスポート

ここまで外資系企業で活躍するために必要だと僕が考えることに関して書いてきました。結局色々苦労がありつつも、工夫をしながら頑張ってより広い世界で活躍したいと思い続ける一番大きな原動力は「成長の喜び」と「仕事の報酬は仕事」ということに尽きるのではないかと思います。他の人より少しばかり英語ができるだけの若造が、偶然人材紹介の世界に入りビジネスについて学び、その製品への興味から目をつけた当時日本では殆ど知られていないグーグルという一風変わった会社に入りました。そこでは自分の採用した人たちが世の中を変えるようなサービスをつくり瞬く間に世の中に大きな影響を与えるのを目の当たりにしました。そして自分の仕事の舞台を日本のみならず様々な国々に広げられたことは本当に幸せなことで、これまでに得た経験や世界中の優秀な人達との出会いは何にも代えがたい財産だと思います。そして、自分自身の経験やスキルが上がり提供できる価値があがると報酬も当然それに伴って上がっていったことも付け加えたいと思います。

以前、著述家で教育改革実践家として有名な藤原和博さんの動画(たった一度の人生を変える勉強をしよう~藤原和博氏)を見たときに、僕が感じてきたことを誰よりも一番うまく説明されていると膝を打ちました。たくさんの興味深い話題が盛り込まれている動画ですが、「自分自身をレアカード化して希少性の高い人材になる」という部分が関連した箇所になります。例えば何かの分野で100人にひとりの人材になり、別の分野でも100人にひとりの人材になり、それを合計3度やって掛け合わせると100万人にひとりの人材になる。100万人にひとりの人材の希少性はオリンピックのメダリストと同じぐらいだそうです。当然希少性が上がれば報酬がより多くなる可能性が高くなります。以前も申し上げたとおり、日本は未だにGDPでは世界3位の大きなマーケットですが、ビジネスの中で苦もなく英語が流暢に使える人の割合はまだまだ少ないと感じます。これが、僕が英語力が大きなレバレッジ(てこ)になると考える理由です。今すでに何かの分野でプロとして活躍している方は、レバレッジとして英語を学ぶことに大きな意味があるかもしれません。

そして、インターネットを通じて国を超えて今まで以上に人々がつながった世界では、活躍の舞台を日本に留める必要はないと思います。現在は残念ながら世界中で政治的な分断が起きており、新型コロナウイルスの影響で国をまたいだ物理的な移動はしばらく難しいかもしれません。であるからこそ、何年か後にウイルス感染が収束し、再び本格的な国際社会が訪れたときへの準備ができるチャンスは今ではないでしょうか?(ちょっとどこかで聞いたようなフレーズになってしまいました…)また、ソフトウェア開発などでは世界中で別々の場所から共同で開発することがすでに当たり前ですし、今後も更に様々なことを遠隔で行うテクノロジーが出てくることを考えれば、むしろ日本のみに活躍の場を留めることは仕事によってはリスクになるかもしれません。このことから英語は日本を超えた活躍の場に立つためのパスポートであると僕は考えます。(ところで、逆に英語学習などでは安くて良質な海外の学習サービスがウェブでうけられるようになってきているので、英語が流暢に話せない日本の学校の先生などは今後、存在意義を厳しく問われてしまうかもしれませんね。)

さて、ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます!今回一連のコラムを書くにあたって当初は英語学習の仕方に纏わる話を中心に書こうと思っていましたが、学習法に関する本や動画などが世の中にはたくさんありますので、屋上屋を架すようなことをするよりも、あまり巷で言われていないことを書いたほうがよいのではと考えるようになり、いつの間にか多少方向がずれてしまったように思います。学習法の紹介を期待をされていた方、本当に申し訳ありません!それでも少しでも多くの方々に実践的で役に立ったと思っていただけたら嬉しく思っています。僕は英語教育のエキスパートというわけではないので学習法についてというよりは、今までの学習歴や色々学習する上で学習実践者として気づいたことに関して、次回以降も書いていきたいと思っていますので、是非楽しみにしていただければと思います。引き続き僕自身も成長できるよう頑張っていこうと思います。よろしくお願いいたします!


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