総務人事における責任感と使命感とチームワーク

20代前半で総務仕事をやってて、そのあと違う仕事をしてて、30代後半から人事の仕事をやっています。
総務と人事は部屋は同じなんですけど、昔からどちらも仕事は属人化していました。
一つの仕事を一人の人が担当。その中で私のキャリアはスタートしたので、いつまでたっても仕事の全体像はわからず、決められた仕事を決められたとおりにやるだけでした。

社員数が多い規模の大きい会社であれば、仕事は縦割りになっているでしょうけど、ここは人数がさほどいるわけでもなく、大きくはない会社。

その中で、労務の仕事であれば、例えば社会保険の資格取得や喪失は私がやってるけど、算定や月変は関わっていませんでした。住民税を控除するデータを作成するのは私だけど、納付が別の人が行う。健康診断の手配は私がやるけど、労基署の報告は別の人。

やはり一つの分野の仕事は最初から最後まできちんと理解し、できるようになってなければ、仕事ができる、とは言えないと思います。

この状況を変えてゆこうというのが私が仕事をする上でのテーマの一つです。

責任感

一つの仕事を最後まできちんとやり遂げる責任感はあって当然のことです。責任感のない人はさすがに会社で働くこと自体が難しいので、いずれいなくなります。
この責任間は、まあ、みんなあると言えばあるんですよ。決められたことは最後までやる。途中で何か問題があれば対処する。言われたことはやる。

使命感

それが使命感となると、ないんですよね。気持ちとしてはあるのかもしれませんが、総務や人事の何をする部署なのか、どこへ向かってゆくのか、自分で考え、能動的に動く人はいない。
決められたことをやることは必要ですしそれが仕事なんですけど、組織も小さく人数が多くはない会社である以上、みんなが全体を見なければいけない。小さなことでも行動し変えてゆかなければならない。そういうふうに変えて行きたいのですが、なかなか人を動かすことまでは私はできていません。

チームワーク

一緒に考え、行動してゆきたいのですが、そういうチームワークみたいのもないですね。議論とまでは言いませんが、こういうことをやりたい、みたいな雰囲気にどうしてもならない。様々な手続き・業者対応・社内調整・ルーティンワークも仕事ですが、それだけの人しかいなく、意見を交わすような雰囲気にどうしてもなりません。
こういうことをやってはどうかやってはどうか?とみんなで言いながら、行動変容につなげてゆきたいのです。
よく他の会社の人のSNSを見ていると、「うちのチームが…」という言い方をしていますが、とても私はチームという言葉を使う雰囲気ではないのです。


総務の仕事、人事の仕事ってもっと面白いと思うんですよね。
やりたくもなく、興味ない人が異動で総務の仕事をやることになったとして、自分で面白さを見つけられなければ、その人は無能だと思う。そう言い切ってしまいたい。

実際は、ルーティンワークに追われるのが現実です。
でもそれを言い訳にしていいわけではないので、私はスピードアップすることに励んでいます。



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