受験勉強。モチベーションの維持はなんだって良い。

noteのお題「受験体験記」をやってみようと思います。
※基本的スタンスとして個人的なことはnoteには書かないことにしていますので、最終的には人事の仕事や、仕事やキャリアに関する内容にまとめます。

受験というと、私の場合は2つ。大学受験と、資格試験の受験です。
その時のモチベーションの維持方法について書いてみようと思います。

大学受験

中学まで勉強ができた私は、上位の公立高校に進学しました。まわりはみんな優秀で、正直言って勉強についてゆくのがやっと、というか科目によってはついてゆけていない状況でした。部活に夢中だったということもあり、勉強はしていないほうだったと思います。

高校2年が終わった春休みの終わり。17歳だった私にも、周囲と同じように本格的に大学受験の勉強が始まります。渋谷にある予備校に通うことになりました。(予備校の授業料を親に出してもらっているありがたさはその当時の私には理解できていませんでした)

少人数制の予備校でクラスは10〜15名くらい。春休みから受けていたのは、たしか国語と日本史のクラスだったと思います。
最初の授業。学校とは少しちがった雰囲気に緊張している中、前の方に、すいぶんとかわいい女の子がいると思いました。
しかし、予備校ですので、特に何か関わりがあるわけではありません。

数日後、高校3年の一学期が始まりました。クラス替えがあるので、新しいクラスでの新学期です。

あれ?あそこに座っているのは・・・。

予備校で同じクラスの、あの女の子でした。高校も3年目ですので、他のクラスの人の顔もだいたい覚えているものですが、どういうわけかその人についてはほとんど知らなかったのです。

学校で同じクラス、そして予備校でも同じクラスです。

特別に仲良くなったとかではないのですが、だんだんと”受験勉強仲間”みたいになってゆきました。
勉強の進み具合をお互い聞いたり、模試の点数を見せあったり、予備校講師の悪口を言ったり、日本史の語呂合わせを考えたりとか。

とても魅力的な人ですが、異性に夢中で勉強が手につかない、とかそういう状態にはなりませんでした。
一緒に勉強することが楽しく、必死で勉強についてゆけたと思います。
そして私は、現役で都内の私立大学に合格。たまたま、その人も同じ大学に進学することになりました。しかし、学部もキャンパスも別なので、大学で会うようなことはありませんでした。

4年が経ちました。

大学の卒業式の日。キャンパス内で偶然再開しました。
その時どのような言葉を交わしたのか覚えていないのですが、別れ際に握手をしたことがとても印象に残っています。
それから会っていないのですが、SNSなどによれば、お子さんもいらっしゃるようなので、幸せに暮らしているのでしょう。

大学受験は人生の通過点の一つ。懐かしいなと思います。

資格試験の受験

大学受験から10年後、会社員となった私は社会保険労務士試験を受験することにしました。
そのことは以前書いたことがあるのですが、

今回はそこでは書かなかったことを書いてみようと思います。

社会保険労務士の試験合格を目指した私は、会社の帰りに、資格予備校のTACに通っていました。
受講料は20万円。一括で払いました。大学受験の時と違い、自分のお金です。

自分の意思で受験を決めて、自分のお金を使って勉強をする。

大学受験とは違う緊張感がありました。予備校の教室を見渡すと、色々な年齢層の人がいます。なぜ、社会保険労務士を目指すのか?一人一人にその目的があるのでしょう。しかし、特に話をする必要も、そして理由もありません。講義が始まる前に周囲を見渡し、どんな人なんだろうと想像し、そして講義が始まると講義に集中します。

大学の授業と違って、途中で寝たりすることはありませんでした。高いモチベーションを維持していました。
一度でも欠席したら、ついてゆけなくなる、と思って、どうしても予定がある時は振替受講制度を使って別の校舎で実施される講義を受けに行ったりもしました。

さて、教室は自由席なのですが、だいたいいつも同じ場所に座ってしまうものです。
ある時、必ず自分の前の席に、とても綺麗な女性が座っていることに気づきました。おそらく自分と同じくらいの年齢だろうと思います。

間違っても、声をかけたりしてはいけない。
私はここに勉強しに来ているのだから。

講義の最初の小テストを配る時に目があったりするのですが、言葉を交わしたりすることは特にありませんし、その必要もありません。

言葉を交わすことなどありませんが、
なんとなく、教室に来ればその人がいることが楽しくなりました。

でもやはり、異性に夢中で手がつかない、ということはなく、集中して予備校のカリキュラムについてゆきました。

その後もカリキュラムが進んでゆきます。
どういうわけか教室に来る受講者が減ってゆくんですよね、だんだんと。

挫折する人が出てくるのでしょう。
その綺麗な女性の方も、いつのまにか見かけなくなりました。

それでも私は講義に集中し、直前の模試を受けるたびに合格判定を上げ、難関と言われる、社会保険労務士試験に合格しました。

結局何がいいたいのか

受験のモチベーション維持って、
「大学で**を学んで将来は・・・」「**になることが夢で・・」とかあると思うんですけど、もっと目先の、身近なことでいいと思うんですよね。将来を考えてのことなんでしょうけど、第一のゴールは試験に合格することなんですから。

そのために、かわいい女の子、かっこいい男の人が教室にいるから勉強するとか、この人と一緒に勉強することが楽しい、とかそれでいいと思うんですよ。
あとは、勉強して模試の点数が上がるたびに、家族や恋人が褒めてくれる、とかも、もしかしたらあるかもしれません。

ただ、異性に限らず人間関係が絡むと、悪い方向へいく可能性もある。

資格予備校で仲良くなった人たちで、講義の後は毎回、飲みに行く、とかは一番ダメです。時間があればあるだけ勉強しなければいけないのです。受験生なのだから。

結局は一人の戦いであることを忘れてはいけませんね。











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