見出し画像

東進(塾・予備校)の次の生き残り戦略の肝は部活問題ですよ!

以前にオンラインコーチングのサービスをやろうとして上手く行かなかったけど(それはそれでたた自分の実行力やら何やら、実力不足だけだったのだけど)、現在主流になりつつある。スタディサプリなどのチューターサービスが正にそれ。
自分に先見性がある、と言うことは言いたい!けど、アイデアなんかに価値は無くて実現するかどうかがポイントだから、その点ではただの負け犬の遠吠えです。

さて、そんな事もあるので現時点で想定出来る将来と、ほぼ起こりうるで未来の状況について今のうちにしっかりと書いておこうと思う。

今部活動の問題に取り組んでいる訳だが、簡単に言うと今の構造
・指導者不足(顧問の先生方が嫌々ながらやってるケース多)
・適切な指導が出来ない(部活の指導法を学んでいない)

で、先日某学会に行ったのだが、有識者の方々含めて「指導者がいない」と。そんな訳あるかい!と。なんでそのような意見になってしまうのか、自分の周りにそのような人間がいないだけなのか。

ぶっちゃけ指導者なんかいくらでもいます。簡単に言えば部活やっていて、暇している大学生なんていくらでもいるし、また社会人にも指導者になりたい、教えたいなんて思っている人間は腐るほどいます。(こう書くと指導者の質とか言ってくる人出るので、そんなの当然分かっててその辺は後述)

なので、本当の問題点は人材不足では無く、その双方のニーズをマッチングさせる仕組みが無いんです。
いや、正確に言うとあるんです。ただ、誰も知らないんです。

私自身、この教育庁の人材バンクに登録をしていて、現在の大泉高校からオファーをいただくことになりました。ただ、実際には登録後1年位何もなく、忘れた頃に連絡をいただいた経緯になります。

そこで!東進の出番なんですよ。

私は以前、衛星予備校にいましたし、大学受験と予備校業界の内実は精通しているつもりです。
2020年センター廃止など大学受験はこれからどうなるか分からない。また、今みたいな詰め込み型のつまらない大学受験なんて早晩見直されるはず(いや、早晩見直されないのがこの国の教育か)なので、大学を頂点とした現行の学力のものさしが無くなると塾・予備校は崩壊せざるを得ない。

塾・予備校(以降塾)の人間が気をつけるポイントって2つです。
・売上
・進学実績

自分は以前寺子屋みたいな事をやりたかった。人間育成、みたいな。でもそれって全然対外的な評価が出来ない。10年後、立派な人物が輩出されましたね、では親はそこに金を出さない。
その点、塾が良いのは受験校の合否、成績の伸びで結果が目に見えるから。本質的な事を言えば、その塾での指導で成績が伸びたかどうかなんて分からないのだけど、ひとまず結果は見やすい。

だからこそ約1兆円の規模のある市場となっているのだ。

なぜ、東進が部活問題のキーになるのか?
最近の現状は知らないけど、以前言われてたSKY(駿台・河合・代ゼミ)の一角は確実に崩しているし、もしかしたら大学受験トップ?とも言えるのかな。現状の詳細は知らないけど。
規模的にも知名度的にも強い。

そして何より、東進はチューターという大学生を多く抱えているのだ。また、模試その他の関係から高校に圧倒的なネットワークがある。
多分、分かる人はもうここでピンと来るはずなんだけど。

そうなんです。高校で顧問が足りない、指導者が足りない、という学校があったらチューターを送ればいいんです。
まして東進は部活生を推しているので、部活経験者のチューターが多い。また、当該校のOBOGがほとんど。学校の先生方も受け入れやすいでしょう。

以前ある学校の方に言われました。ただの卒業生が来て指導してもらっても困る、と。ここで指導者の質の担保の問題が出てくる。
当時は確かにそれもあるだろうな、と考えていたのですが、そもそも学校の先生方も部活動指導に関して学んだ人は大学の教職課程という意味では「ゼロ」な訳だし、一緒なのでは?との考えに今は至ってます。

また、ここで考えたいのが「部活動指導員」の資格、なんです。私はこれを創立しようと動いています。この辺も後述。

私も元々は上述したニーズのミスマッチを解消し、大学生を人材派遣のように学校に送るビジネスを考えていました。
しかし、色々と調査をしていくと、どうも受け入れ側の学校に予算が無い事が分かってきました。私立は別なんですが、少なくとも公立学校(教育委員会)にはその予算が無い、ないし少ない。

昨今のブラック部活動など一連の社会的な動きから外部指導員・コーチ、部活動指導員(形式の違いはあれど以降指導員)に対しての予算はこの数年で加速度的についてくるものと思います。しかし、現時点ではまだ無い。

そのような観点から自分自身もマッチングのサービスから資格設立に方向転換した、という経緯があります。

そこで出てくるのが現時点で体力のある東進な訳です。
豊富な高校のネットワークを使い、そこにまずは無償でチューターを送り込みます。これは体力があるからこそ出来る戦略です。

そこで全国に指導員を配置してしまえば、数年後予算がついて来た時にそこを総取り出来る、という寸法です。予算がつくのが先か体力が尽きるのかが先かは知りません。

まあちなみにこれは株式会社ナガセでなくても他の塾でも構わないと思っています。ただ、自分自身お世話になった経緯もあるし、もちろん永瀬昭幸社長にも面識はあるし(覚えてくれているかは別として)、やはり社長の映像授業に切り替えた先見性から、今回主張している事は絶対に理解してもらえると信じています。どなたか然るべき人の目についたなら是非機会を作ってもらえればいくらでも説明するんですけどね。(加盟校の塾長や、後輩のACとこの前話したけど、まだそこまでつなぐまでの力は無さそうなので)

そこで、チューターの指導の質を担保するために、うちが作る部活指導員の資格、それを取得するための講習を作るので、その講習を受けてもらうようなスキームになればいいかな、くらい。

傘下にあるイトマンとか部活とかモロに絡むので、そういった買収が正に功を奏するんじゃないかなとも思うし。

まあ実際上記アイデアが実現しようがしまいが、自分にはあまり関係なく、粛々と資格設立に動くだけです。容易に想像できる筋のいいビジネスになりそうだからやったら?くらいの感覚です。

さあ明日も朝早くから大会だー!頑張っていきまっしょい。

サポートしていただける方には大感謝!是非よろしくお願いします。