自己肯定感を高めて自分軸を取り戻す
最近、書籍などでよく目にするようになった「自己肯定感」
・何か新しいことを始めようと思っても勇気がでない
・周りの人から『自信がなさそう』とよく言われる
・「自分はダメな人間だ」と自分を責めてしまう など
このように感じるときはありませんか?
結論から言うと、
・自己肯定感が高まると自分軸がしっかりし、他人に振り回されない生きやすい人生を手に入れることができます。
・自分自身が生きやすくなり心の余裕が生まれ、コミュニケーションが円滑になります。
今回はこの自己肯定感について考え、どの様に高めることが出来るのか解説してみたいと思います。
【目次】
①自己肯定感とは?
②自己肯定感が高い人、低い人の特徴
③自己肯定感が低くなる要因
④自己肯定感を高めると表れる効果
⑤自己肯定感を高める方法
①自己肯定感とは?
自尊心と同じ様な意味で用いられることがあります。
自己肯定感が高いと、ポジティブな視点で物事を捉えられるようになりますので、何か失敗してしまったとしても、自分のダメなところを理解し、認め、よりポジティブな行動をとれる様になります。
自分の価値に関する感覚、自分についてどう 捉え、どう感じているかによって決まる感覚として用いられます。
肯定という言葉が入っているので、ポジティブ思考と同じように認識されがちですが、ただ単に前向きな思考を持つということではありません。
「弱み、だめな部分から目をそらさず、まずは素直に認める」という部分が自己肯定感の本質です。
②自己肯定感が高い人、低い人の特徴
自己肯定感が高い人
・主体性が高く、自分軸。
・自分に対して安心感がある
・感情が安定している
・周りに振り回されない
・自分の考えを伝えられる
・物事や自分を肯定的に受け止められる
・自分を尊重するように他者も尊重できる
・人との違いを受け入れられる
・人をジャッジしない
・他者の意見を聞くことができる
・失敗を成長の糧にしていける
自己肯定感が低い人
・主体性が低く、他人軸
・不安や怖れを持ちやすい
・自信がない為、自分を否定的に見る
・失敗すると自己価値まで否定しがち
・自分の考え(意見)が言えない
・他人の評価に振り回される
・他人と比較して落ち込みやすい
・他者の意見を聞くことができない
・物事を否定的に受け止めやすい
・他人をジャッジする
・自分がジャッジされる不安をもつ
・人間関係にトラブルを抱えやすい
・人との違いを認められない
・罪悪感を持ちやすい
③自己肯定感が低くなる要因
自己肯定感が低いと、思考パターンがどんどんネガティブになってしまいがちです。
失敗をしてしまった時も「自分はダメな人間だ」と思い込み、諦めやすくなったり、他人からの意見を素直に聞けなかったり、トラブルに発展してしまうこともあります。
自己肯定感は高い・低いという言葉で表されますが、自己肯定感は人の上下を決めるものではないですし、そもそも自己肯定感は客観的な指標で示すことも不可能です。
自己肯定感が低くなる要因は幼少期の環境が影響を与えていると考えられていますが、一概に言えるものではありません。
考えられる要因をいくつか挙げてみます。
親とのコミュニケーションが少なかった
幼少期の経験は、人の感覚に大きな影響を与えます。
親に構ってもらった経験が少ないと言う場合は、自己肯定感が育まれにくいです。例えば、子供の頃に親に話を聞いてもらえなかったなどその一つに当たります。
話をしっかりと聞いてもらえると「わかってもらえている」という感覚になりますが、真剣に聞いてもらえないと、否定されている感覚になってしまいます。
そのような感覚のまま成長してしまうと、大人になっても自己肯定感が低いままになってしまう傾向があります。
褒められた経験が少ない
他者から褒められる・認められる機会が少ないというのも、自己肯定感が低い要因になります。
直接的に否定されることはなくても、身近な人から認められないと、どうしても否定されている気分になってしまうでしょう。
物事を自分で決めることなく過保護に育てられた
親から否定されるのではなく、過保護に育てられた場合も、自己肯定感が低くなりやすいです。
例えば子供がやりたいと言ったことに「危険だから」と言ってしまうという状況。何をしたいかといった選択の際も、親が過剰に介入することで、子供から選択の権利を奪ってしまうことにつながります。
こちらも直接的な否定ではありませんが、自分が尊重されているとは感じにくくなるでしょう。子供の意思を無視した親の介入は、自己肯定感を下げる要因となります。
④自己肯定感を高めると表れる効果
物事を素直に受け入れられる
自己肯定感が高いと、自分の感情や現実に起きている事象を素直に受け入れやすくなり、他人からのアドバイスも素直に受け入れられます。
また、自分が失敗した時も目をそらさずに認められます。
アドバイスを素直に受け入れて改善の行動をとることで、物事がうまくいくようになるでしょう。
自己肯定感が低い場合、物事をいい方向に運べる可能性を自分で無くしてしまうことになりかねないのです。
失敗しても挫折しにくい
失敗を素直に受け入れることができるようになると、「失敗しても大丈夫と」いう感覚で物事に挑戦することができます。
精神的に安定する
自分自身の価値を認識できるので、精神的に安定して行動することができ、余計なストレスを抱えにくく、失敗しても大きく落ち込むことも減るでしょう。
また精神的に安定しているので、自分にも他人にも優しくなります。コミュニケーションも円滑になり、良好な人間関係を築けるでしょう。
⑤自己肯定感を高める方法
今まで持ち合わせた自己肯定感の低さを短期間で一気に高めるのは難しく感じます。
しかし、少しずつ考え方を変えていけば、自己肯定感を高めるのは大人になってからでも遅くはないのです。
日々の積み重ねで変えていくことはできます。
ここからは、自己肯定感を高める方法を紹介していきます。
ネガティブな自分を受け入れる
自分の感覚や考え方を今すぐ無理やり変える必要はありません。
人間誰しも怠惰になったり怒ったりと、負の感情を抱いてしまうことがあります。自己肯定感を高めるというのは様々な自分を認めることができるということだと理解しましょう。
むしろ自己肯定感を高めるために必要なのは、ネガティブな自分やダメな自分をまずは受け入れることが大切です。
これができるようになると、次の「短所を長所に考え直してみる」段階に移れます。
短所を長所に考え直してみる
ある枠組みで捉えられている物事を別の視点から捉え直すことを、リフレーミングといいます。
「飽きっぽい」という性格も、一見ネガティブなものに思えますが、視点を変えてみると「切り替えが早い」「好奇心旺盛」といい変えることができます。
このようにリフレーミングを行うことで、短所だと思い込んでいることを長所であると捉え直せるのです。
小さな成功体験を積み重ねることで、少しずつ自分に自信をつけられます。自分で決めたことや小さな習慣を続けていくと、自己肯定感が高まりセルフイメージが改善されるでしょう。
普段の仕事の中から当たり前のような事も捉え方を変えると成功体験をになります。
その成功体験を認識し自分を褒めてあげましょう。
「電車に遅れることなく乗ることができた」
「全員に朝から挨拶ができた」
など、簡単なものからで構いません。
他人の視線は気にしない
自己肯定感の低さは、
「自分は他人からどう思われているのか?」
「他人と比較して自分のレベルはどれくらいなのか?」
といった考えから生まれることも考えられます。
周りが自分より優れていると感じてしまったり、周囲の目を過剰に気にしてしまうと、何もしなくても自分に自信がなくなってしまいがち。
他人のことは気にせず、自分の思うように行動してみることも大切です。
自分で目標を決めて、その中で何かを達成できれば、自分は成長したと認められます。他人ではなく過去の自分と比較することが成長への近道です。
周囲の人が自分のためにやってくれたことをしっかりと認識することも大切です。
自己肯定感が低いとしてくれたことよりも、してくれなかったことについて考えてしまうのも他人に過剰な期待を寄せてしまうことにもつながります。
自己肯定感を高く保つためには、「してくれたこと」に目を向けて、他者の好意をしっかり受け取ることが重要です。
その日してもらったことや感謝したいことなどを箇条書きにするだけでも効果があります
前向きな言葉を自分に投げかける
前向きな言葉を自分で自分に投げかけるというのも、自己肯定感を高める上で重要です。
自分自身に対してポジティブで肯定的な言葉を投げかけることをアファーメーションと言います。
「自分はできる」と行った断定的な表現を自分に言い聞かせることで、考え方や行動も次第にポジティブになっていくでしょう。
なるべく朝起きてすぐ、夜寝る直前に行うと潜在意識にダイレクトに伝わるので効果的です。
一例として、鏡の自分を見ながら言い聞かせると更に効果的です。
自己肯定感の高い人を真似してみる
身近に自己肯定感が高いと感じる人がいれば、その人の行動や発言を見て、真似してみましょう。
モデルケースがあると、自分がやるべきことがわかり、実践しやすくなります
自分らしくニュートラルな精神状態を保てるのが自己肯定感が高いということです。
周りに振り回されることなく、内なる自分に正直に生きることで楽しく充実した人生を送ることができます。
このような状態になると人生のあらゆる部分に良い影響を与えます。
これは自分を幸せにするだけではなく、周りにも良い影響を与え、周りの人も幸せにしていくことができるのです。
自分軸を取り戻し、充実した豊かな楽しい人生を送りましょう!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!!
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