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超能力者じゃないけれど

この度、嫁の完全リモートワーク(在宅勤務)が決定した。

嫁の会社側の事情もある事だろうから変に邪推や憶測を交えずに、

「ほお、そうなのね」と頷いた。

が、これ自分たちの中では「遂にこの時が来たんだね。」の出来事なのだ。

付き合い始めた頃、僕は居酒屋の店長で、彼女はウェブのデザイナー。

お互いに仕事に情熱を燃やしまくっていて、まして生活サイクルも昼と夜の真逆。

週末に会っても、午後から出かけて1週間の出来事を投げ合う様にお酒を飲んで、また来週。

「独立した夫婦関係日本代表」があったのなら、都選抜に選ばれて良いぐらいの、よく言えば成熟した、悪く言えば冷静な距離感だったと思う。

そうこうしてる内に、僕は2店舗目を出す事になったり、彼女も転職したり、二人結婚したりして、大変だったり、絆は深まったりしながらも、多分物理的な溝は加速していった。(別に不仲ではない。)

彼女も、今はこれが二人の生き方と頷いて我武者羅に歩を進めた。多分寂しい日も彼女は多くあったと思う。

でも、僕らの中で知っていたことがある。

僕は、いつかお店を辞める日が来る。

彼女は、いつか在宅勤務の時代が来る。

という事だ。

出会った頃(約8年前)から、彼女の選ぶ職業の特性上

「この仕事は、絶対に会社に行かなくて良い時代が来るよね。」

「そのスキルは絶対身を助けるよ」と話して来た。そうすれば必ず自由な時間が手に入る事を知って。

僕はと言うと、実は30歳で飲食の道に進んだ時から「40歳には引退します。」をお客さんにも、関係者にも公言していたのだ。

深くは割愛するが、それが叶う時、絶対に二人の時間が作れる。それを嫁とも共有してきた。

そして2019年、予定より3年繰り上がったが、僕は飲食の世界から足を洗った(2店舗目の経営は残っているので、片足はまだ浸かっているが。笑)

そう。付き合って5年(結婚3年)

僕は朝起きて、夜に寝る昼の生活に返り咲き。嫁は遂に会社に行かなくても良い時代がきたのだ。

長い人生を思えば、たかが5年。されど5年だ。

僕たちは、この日を信じてやってきた。実は中々感慨深い事なのだ。

で、別に僕ら夫婦の愛と夢のエピソードを書き記したい訳ではなくて、

今回お伝えしたいのは、

未来を描いて、今を生きる 

事の大切さである。

未来の物差しは、それぞれで良いと思う。だけど、刹那的に生きるべきではない。

今苦しい事は大した問題ではない。

大切なのは、勝利を継続することではない。勝つべき時に勝つ事なのだ。

誰も詳細なんて分からない。

明日の夜食も決まってない人間が、何年も先の計画なんて出来ないのも分かる。

だけど、想像する事はすごくすごく大切で。

より色んな情報や問題や時事ネタを盛り込んで、イメージするのが良いと思う。パートナーがいるならば伝え合う事で、より良いアイディアが浮かぶ事も多いだろう。なりたい二人も見えてくるだろう。

人は皆シナリオライターだ。

自分や、彼女や、子供や、周りの人たちをキャスティングした物語の作者だ。

その物語を描くのは、一人であり共作であり、僕たちで。時代側ではない。

折角の物語、自ら悲劇を描く必要はない。

自分も、関わる人もハッピーエンドに向かうストーリーは、いつ笑える為の今なのか。
勿論、笑い続けられれば最高だろう。しかし、そうもいかない。
ただ、今はキツいけど、必ずこの物語はハッピーエンドなんだよって言う意見の擦り合わせや、勿論日頃の行いから来る説得力で、立ちはだかる敵を倒していけるはずなのだ。

誰も超能力じゃないけれど、きっと皆見えてるはずだ。
こんな時代だから、きっとこうなるよね。
そうしたら、僕らこうしようね。

案外、そう言う未来は当たらずとも遠からずの場所で、貴方を待ち構えてるのかも知れない。

その為にも、心のアンテナをいつだって折らないで。

と含みを持たせて〆。
t.でした。


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