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Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)⑥

僕たちのグループ以外の人達はみんな便利な生活を求め、都市部に移住してから数年が経った。街は大きくなり、災害前の生活に戻りつつあった。しかし、地球の温暖化は解決していない。一度緩やかになった温暖化がまた加速し始めた。
人間は学ばない、災害で打撃を受けた場所にまた都市を作ってしまったんだ。これも、自分が生きている100年間だけを考えた都市つくりをしているのが原因だろう。今便利な生活をするために環境を破壊してしまう。そして200年に一回大地震が起きる土地に大都市を作ってしまうんだ。それを考えたら地震による津波被害は天災ではなく人災だろう。
自然をコントロールしようと思うのではなく、人間が自然の動きに合わせなければいけない。原始人が自然に合わせて移住生活をしていたように。


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