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オススメ漫画とアニメ

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漫画やアニメの紹介や、漫画からの考察記事を書いています。
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2020年12月の記事一覧

水上悟志が大好きだ!

水上悟志が大好きだ!

まだ池袋に芳林堂があったころ。僕はこのコミックストアの雰囲気が大好きだった。天井には膨大な漫画家のサインが並び、ただの「書店のマンガコーナー」ではなく、マニアックな本も並んでいる。客層は若い男性からOL、学生や高齢者まで。チビッ子はほとんどおらず、かといって変なオタクってわけでなく、マンガのファンが集う大人の店の感じ。

書店員さんも親切に対応してくれる。以前、高浜寛の「蝶のみちゆき」と「四谷区花

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このマンガがすごい!2021年

このマンガがすごい!2021年

鬼滅の刃が大流行だな。2017年か18年の「マンガ大賞」か「このマンガがすごい」で見たことあるか。アニメ化されたのを見て、「あ、どっちかの賞のノミネートかなんかで見たことあるような」と視聴し、2019年のリアタイだったか第1話の雪の表現で圧倒され、視聴し続けてきたのを覚えている。

ただ、マンガを読んでも、週刊少年ジャンプでありがちな、「強敵→修行→やがて強さのインフレ」「技の名前がよくわからない

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おそれおののく清野と押切

おそれおののく清野と押切

僕が最もこれまで読んできて「怖い・・・!」と思った作家が清野とおる先生と押切蓮介先生。

特に、清野先生。最近はテレビの露出も増え、赤羽ではマンホールの蓋のデザインにもなったらしい、赤羽といえばこの人、昨年は檀蜜さんとの結婚で有名になった。清野先生の作品とはどういう縁で出会ったか忘れたが、有名な「東京都北区赤羽」、その背景としてブログにはまって読んでいた。(※「清野のブログ」は終了しており、更新は

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「青の花、器の森」を読んだ。

「青の花、器の森」を読んだ。

良い作品にまた出会えました。
作者は「坂道のアポロン」で一世を風靡した小玉ユキさん。
私は出身が長崎県の長崎市。小玉先生は同じ長崎の佐世保市出身で、「坂道のアポロン」は佐世保の町の60年代の歴史感と、ジャズという音楽の楽しさ、高校生の葛藤や青春が描写されている名作です。「このマンガがすごい!2009」オンナ編1位、2010年に連載を終えるも、2012年にはアニメ化もされましたが、佐世保は聖地として

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