📖三島由紀夫『中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃』を読む①
※※ヘッド画像は Sut さまより
今日は三島由紀夫の短編『中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃』を読んでみたい。この短編は、『花ざかりの森』と同様、『仮面の告白』以前に書かれた最初期の作品である。三島にとっての第二の処女作といえるかもしれない。しかし、内容は抽象的で難しい。難解なこの作品を少しでもほぐしていければ、と思う。
※断らない限り、引用元は『花ざかりの森・憂国』「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」新潮文庫 八十四刷とする。
この短編