見出し画像

妊娠初期に出血…。

※この記事は僕たち夫婦が経験した流産について記録したものです。不快に思われる方は閉じていただくことをおすすめします。
※この辛い経験もその時の感情も自分らの言葉で残したいと夫婦で話し合った末に、ここに残すことを決めました。長くなるので複数回に分けて投稿します。

母子手帳をもらう前の出血でした。

下腹部の痛みも伴っていて
生理に似た症状が出ていました。

病院に問い合わせたところ

妊娠初期の出血はよくあること
様子を見ながら安静に。
との指示でした。

吐き気や、過敏になる嗅覚等の
いわゆる「つわり」の症状も増していたので
このことだけを希望に
様子見を継続することに。

それからもしばらく
「出血」と「つわり」の症状に
耐えるコモちゃん。

「もしかしたらもうお腹から出て行っちゃったかな…。」
2人にとっては禁句でしたが、
それぞれの胸の中で
この心配ばかり募るのでした。

そんな心境の中で、
お腹の子に話しかける等
という事はしたくても、
僕はできませんでした。

もし居ないという診断がなされた時
悲しくならないようにと。

それでも、ある日の夜。
「寝る前にお腹の子に話しかけてあげて。」
と、コモちゃんが僕に言います。

僕はコモちゃんに聞こえないように、
小声でお腹の子に話しかけます。
「お腹に来てくれてありがとう。」
「今日も頑張ったね。」
「大好きだよ。」
もしもの事があったときに、
悲しみを最小限に抑えれるよう小声で。

コモちゃんは、もしもの事があっても
「仕方ないね。ではなく、素直に悲しんで欲しい。」
と僕に言いました。

今思えば、僕の考えが
捻じ曲がっていたのだと気が付く。
もしもの事に備え
情が湧かないように自制していたのです。

「また次に向けて頑張ればいいさ!」
と、すぐに前を向けるように。

でも、それは間違っているということを今回の経験から学ぶのでした。



また長くなってしまうので、今回はここで失礼します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?