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【メイレビュー】2/6(Mon)「 意識高い“だけ”だと行き詰まる? 海外での指導経験から考えること」樋渡群(フランス在住指導者/元日本代表通訳)〜 #ハフコミ 隔週報 vol.47

 みなさん、こんにちは! メイレビューを担当しているライターの五十嵐メイです。
 毎月1回、zoomを使用して開催されるハフコミウェビナー。今月の特別講師は、元日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏の通訳を務めていた、樋渡群さんです。樋渡さんは現在、フランスに住みながらサッカーの指導者をされています。

 今回のテーマは「 意識高い“だけ”だと行き詰まる? 海外での指導経験から考えること」です。どんなお話が聞けたのでしょうか?  それではメイレビュー、スタートです!

■指導者に必要なのはサッカーの指導力だけではない?

 樋渡さんのお話の中で印象的だったのは、フランスでサッカーの指導をする際に、たびたび文化や考えの違いから起こる問題にぶつかったという部分。同じフランス人でも、さまざまな国にルーツを持つ人が多く存在しています。移民が多く住んでいるお国柄が、サッカーの指導現場にも大きく関係しているんですね。

 最近は日本でも、さまざまなルーツを持つ人が増えていますが、フランスに比べるとそれほど多くの民族や人種が混ざり合っているわけではないと思います。樋渡さんのフランスでの経験談は、これまでお話を伺ってきた指導者の方のお話と比べて、人間の本質を考えさせられる内容でした。

 たとえばチームの輪を乱してしまう選手に対して、ただ「規律を乱してはいけません」と注意をしても、かえって混乱してしまうそうです。では、どうするのか?

 その選手のルーツとなる国の文化、そして家庭環境をよく理解した上で、その選手に対してベストなアプローチの方法を模索する。指導者はサッカーだけを教える力だけでは、決して上手くはいかないということがわかります。

■クローズドな空間だからこそリアルが詰め込まれている

 お話を聞いているうちに、私は「国や国籍が変わっても、人間として変わらない部分があるのではないか?」と考えました。文化的な背景の違う選手を多く見てきた樋渡さんに質問したところ、日本人とフランス人の考え方の違いを比較しながら、非常に興味深い答えをいただきました。

 自分の知らない国の文化に触れたり、考え方を学ぶことは、自分の視野を広げるという意味でも大切です。日本では正解でも、他の国に行ったらその考えが正解とは限りません。世界を知るというのは、自分が盲目的にならないためにも大切なことなんだなと、樋渡さんの答えを聞いてあらためて痛感しました。

 もうひとつ印象的だったのが、ワールドカップ・ロシア大会直前での監督解任騒動について。ニュースを見た時に、とても衝撃を受けたことを、今でもはっきりと覚えています。その渦中にいた樋渡さんは、当時のハリルホジッチさんとどんなやりとりがあったのか、とてもリアルなお話を伺うことができました。

 日本のサッカー界に衝撃が走った事件の当事者から、オンラインとはいえお話を聞ける機会が自分に訪れるなんて、当時の自分からは想像できなかったことです。

 あらためて、ハフコミウェビナーで学べることの幅の広さに驚かされます。これまでも、さまざまな角度からサッカーというスポーツに携わってきた方々が、特別講師として登場いただきました。しかも毎回違うテーマで、深い話が繰り広げられているんです。

 私はライターとしてサッカー界に関わっています。より幅広い知識を身につけるべく、これからも毎月1回2時間の積み重ねを大切にしていきたいと思います。

■次回のウェビナーは決まり次第お知らせいたします

 ハフコミは、ハーフウェイカテゴリーに携わる方や、サッカー界で働く方に限定されたコミュニティではありません。サッカー好きの方、これからスポーツビジネスに携わっていきたい方も大歓迎です!

 また、過去のウェビナーのアーカイブも残してありますので、入会前の内容を視聴することもできます。ご興味がある方はぜひ、ハフコミへの参加をご検討ください。これまでのハフコミウェビナーについては、こちらからご確認いただけます。

 私自身も今回のウェビナーに参加してみて、これからもサッカーをきっかけに、どんどん自分の世界を広げていこうと思います!

 次回のハフコミウェビナーの詳細は、notetwitterであらためて告知させていただきます。ぜひ、ハフコミのアカウントをフォローして、告知を見逃さないようにしてくださいね。

 それでは来月の「メイレビュー」も、お楽しみに!

<この稿、了>


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