アイドルに救われ、アイドルにハマった見習いアイドルプロデューサー
今回は、「見習いアイドルプロデューサー・てて160って何者?」という話です!
簡単にいえば、僕の自己紹介みたいなもの。
▼アイドルがいたから大学に合格できた
まずは、「アイドルがいたから大学に合格できた」という話から!
僕が高校生のころ、Sさんというアイドルがムチャクチャ人気でした。どれくらいの人気だったかというと、コンビニの雑誌棚を見れば、いつもどれかの雑誌の表紙を飾っていたくらい。
僕はそのSさんのファンでした。とはいっても、表紙になっている雑誌や写真集を買っていたわけではないので、それほどの熱いファンではなかったかも。
そんな僕ですが、高校時代にほとんど勉強していなかったのもあり、大学受験に全滅……。浪人生活に突入。
最初のうちは「1年間、勉強だけの日々が続くのか……。ツライなあ」なんて毎日思っていました。
そんな勉強ばっかりで楽しみのない生活にうんざりしていた頃、Sさんの写真集発売記念握手会が開催されるのを知り、ヒマだったし(本当は勉強しないといけないけど)、行くことに決めたんです。
初の握手会。芸能人を間近に見るのも初。しかも大人気のSさん! ドキドキしつつ、握手をしながら少しだけ話すことができた。
僕「今、浪人中なんですよ」
Sさん「あ、そうなんですか。がんばってね!」
そんな短いやり取りだったけど、おもしろいことがまったくない暗黒の浪人時代を過ごしていた僕にとって、それはとてつもなく大きな出来事。
「よし! 絶対に受験に合格して、Sさんに報告に来るぞ!」
と決め、その日からまたSさんに会える日を目指し、ひたすら勉強に取り組み、無事に行きたかった大学に合格!
タイミングよくまたSさんの握手会が開かれ、そこに行って合格の報告をしたところ、Sさんはすごく喜んでくれ、「おめでとう!」と言ってくれました。
Sさんがいなかったら、あのツライ浪人時代を乗り越えられたかどうか……。
これが僕の「アイドルがいたから大学に合格できた」という話。
なんとなく、「てて160はアイドルに救われたんだなあ」と感じていただけたかと。
▼「アイドルってすごい!」と思った瞬間
Sさんとは、ちょっとした後日談があります。
僕は大学卒業後、小説の編集をしたくて出版業界へ。
Sさんはアイドルから女優になり何本ものドラマにも出演し、また俳優業のほかに「ブログがおもしろい!」と話題になっていました。
いろいろあって、当時僕が勤めていた出版社からSさんの本を出すことになり、僕が担当編集者となり、いよいよ初打ち合わせの日。数年ぶりにSさんと対面することに!
「どういうふうに接すればいいんだろう? もしや覚えくれてないかな……。いやいや! あくまでこれは仕事だから、ファンとしてではなく編集者として接しないとダメだ」
などと思っていました。
そもそも、大人気だったSさんの握手会には毎回ファンが1000人以上が来ていたわけで、そんな数多くいるファンの1人に過ぎない僕を覚えているはずもない。
そんなこんなを逡巡しながらSさんの事務所に行き、会議室に入ってきたSさんに向けての僕の第一声は、
「実はSさんのファンで、1回だけ握手会に行ったことがあるんですよ」
今でもなぜなのかよくわかりませんが、ファンだったことは伝えつつ、握手会には1回しか行っていないとウソをついたんです。照れ隠しみたいなもんでしょうか。
するとSさんは、
「あれ? 2回来てませんでしたっけ? 違う人かな……」
あれだけのファンがいて、しかも数秒間×2回しか接していないのに、覚えてくれていたんです!
「アイドルってすげえな!」と思った瞬間でした。
その後、編集者としてSさんの本を数冊出すことができ、彼女の文才や魅力を世の中に広める手伝いをできたんじゃないかと!
こんなふうに僕は、アイドルの個性や魅力をもっと世の中に知ってもらう手伝いをしたい。それがアイドルプロデューサーをやろうと決めた理由でもあります!
▼過去と現在がつながった!
つづいて、もう1つ、アイドルに関わる仕事をしようと決めた体験を書きますね。
2019年末、僕がつとめていた出版社の代表が、「社長以外、全員解雇!」と言い出し、それをきっかけに僕は会社を辞めて起業し、小説家の発掘・育成を始めました。
起業後すぐにコロナ禍となったりして、思うようにいかないことも多々あったものの、それでもなんとか数人の小説を出版することができた。
ただ、なんだかずっと頭の中にモヤモヤが……。
もともと編集者になった理由は、小説の編集をしたかったからで、その目標は一応達成できた。小説に関わるのは楽しい。けど、でもやっぱり……。
そんなふうに悩んでいるときに、ある人から、
「過去に救われた経験を思い出してみては? そこにキミが本当にやるべき仕事があるよ」
とアドバイスを受け、「僕はこれまで、いったい何に救われたんだろう?」と考えてみたんです。
そこで思い出したことこそ、暗黒の浪人時代を救ってくれたアイドルSさん。
「アイドルか……。そういえば……」
実は、アイドルに関して1つ、引っかかっていることがありました。
僕はドキュメンタリー番組が好きでよく観るんですが、起業したころ、アイドルグループ欅坂46のドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実』を観て、自分でも驚くほど感動してしまった。
映画を観る前は、欅坂46のセンターの子しか知らなかった。でも映画を観ると、グループの一人ひとりに個性もあるし魅力もあるし、何よりそれぞれの物語がどれも胸に響きまくり。
何度も泣けてしまった。
それ以来、欅坂46のストーリーを調べたり、楽曲を聴いたり、さらにそこから派生してほかのアイドルの楽曲を聴いたりもして、一言でいえばアイドルにハマりつつあったんです。
過去にアイドルに救われたことと、現在アイドルにハマりつつあること。
この2つの点がつながったんです!
「アイドルプロデューサーになって、アイドルグループを起ち上げたり、アイドルの発掘・育成をすればいいんじゃないか!」
そう思いついたら、ずっと頭にあったモヤモヤが吹き飛び、なんだかムチャクチャ楽しくなってきた。
考えてみたら編集者というのは、本を出版することで無名の人を有名にするのが仕事で、本を出すたびに毎回、その作家のプロデュースをしているともいえます。
僕はそれを15年以上やってきた。その経験と知識だって、決してムダにならない! むしろ活かせる! そう思ったんです!
こう考えて、僕はアイドルに関わる仕事をしようと決めたんです!
ただ……長年、編集者として働いてきたとはいっても、アイドルプロデュースに関しては知らないことだらけ。
これまでとは全然違う世界やジャンルの人と仕事をすることになるし、なかなか思うようにいかないことばかりになるのは、火を見るよりも明らか!
だけど今は「アイドルグループを起ち上げたい!」「アイドルの発掘・育成をしたい!」という気持ちしかないので、これを読んだ方は、どうかどうか協力してくださるとうれしい!
ということで今回は、僕の自己紹介を書きつつ、どうして(見習い)アイドルプロデューサーになると決めたのかを書いてみました!
最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
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