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全裸になって締め切りを守った小説家がいた!?

今回は「クリエイター志望者は『ムチ』を使おう」というテーマです。

昨日の記事は、「アメとムチ」の「アメ」のほうをうまく使って夢に近づこう、という話でした。

かなり人気のある記事で、多くの人に読まれました!

そして今回は、アメではなく、「ムチ」を使って夢をかなえよう、という話です。

▼自分の意思だけでは、誘惑に勝てない


さて。

古代ギリシャ文学の最高傑作と呼ばれる「オディッセイア」という物語をご存じでしょうか?

タイトルは知らなくても、「セイレーン」という名前は聞いたことがあるかもしれませんね。

「オディッセイア」のあらすじを簡単に説明すると、主人公・オデュッセウスが、神々の陰謀によるさまざまな困難を乗り越えながら、10年という長い歳月をかけ、故郷のイタケーに戻っていくという冒険談です。

その冒険の途中に出てくる怪物がセイレーン。

セイレーンは、美しい歌声で航行中の船員たちを誘惑し、船を難破させます。


そこで主人公・オデュッセウスは、その誘惑に負けないために、船員には耳栓をさせ、自分を船の先端にロープで固く縛りつけさせ、

「俺が歌に惑わされているうちは、耳栓を外さず、船を進ませろ。俺が落ち着いたら、もう歌声が聞こえないということだから、耳栓を外せ」

と指示をして、無事にセイレーンの誘惑を通過できた、というわけです。

彼は、「誘惑には自分の意思だけではとうてい勝てない」と思い、自分を固くしばりつけたんです。


▼締め切りを守るために作家がとった行動


今の話を頭に置いていただきつつ、もう1つ。

フランスの作家で、『レ・ミゼラブル』の作者ヴィクトル・ユーゴーの逸話です。

ユーゴーは、社交が大好きでそっちが忙しく、小説を書き上げるのをひたすら先延ばししていました。

こういう作家さん、昔からいたんですね(笑)

そんな彼が、出版社から指定された締め切りを守るためにとった、驚きの行動があります。

すべての服をタンスにしまってカギをかけ、外出できない状態をつくったのです。

そうやって小説を書きあげ、無事に締め切りを守ったそう!

全裸で名作を執筆している大作家……イメージすると、おもしろいですね(笑)。

この2つの話には、共通している点があります。

それは、「誘惑には自分の意思では勝てない」と自覚していて、「その誘惑を断ち切るため、自分で自分に厳しい制約をつくっている」という点です。

もうおわかりかもしれませんが、「ムチを使って夢をかなえる」とは、「自分で自分に約束事を設定し、そのムチの力で誘惑に打ち勝つ」という方法です!

▼ぼくらは自分でつくった締め切りなら守れる!


このようにいうと、

「それって、自分で締め切りを設定したりすることでしょ。でも、おれは自分に甘いから、そんなのすぐに破っちゃう。だから、自分で約束事を決めてもムダ」

と考えるかもしれませんね。

そんな人にぜひ知ってほしい研究結果が!

ある学校のクラスを2つに分け、Aグループはレポート提出日を学校が指定します。

一方Bグループは、生徒に自主的に提出日を決めさせます。

「俺は8月15日に」「わたしは7月31日に」といった感じです。

きっとみなさん、

「学校が締め切りを決めたAグループのほうが、ちゃんと期日も守るし、レポートの中身もちゃんとしてそう」

と思いますよね。

でも実際は、Bグループのほうが期日を守り、しかもレポートの間違いも少なかったそうです!

驚きませんか? ぼくはこの研究結果、けっこうショックでした!

この研究からいえることは、「自分で自分に厳しい約束事を設定するのは、非常に有効な方法だ」ということ。

▼ムチが向かない人とは?


もちろん、

「ぼくはただただ楽しく創作したいだけだから、約束事とかつくりたくない」

「締め切りがあると、なんか楽しくなくなりそう……」

という人には、ムチを使うことはオススメしません。

ムチが向かない人もいますので。

ですが、

「プロのクリエイターになるためなら、きつくてもいい。それより成功したい!」

「やらないとならないことがあるけど、ずっと先延ばししている」

というようなクリエイター志望者は、試してみてください!

ムチの効果、非常に高いですよ!

ということで今回は、「クリエイター志望者は『ムチ』を使おう」という話でした。

▼最後にお知らせ

最後にお知らせです。

昨年、「アイドルグループをたちあげる」という話をしました。

もし興味があるという方がいましたら、まずはてて160のライン公式アカウントをご登録いただければと思います。

今日のブログを読んでモチベーションが上がって、「よし! やってやるぞ!」なんて気になっている人がいたら、ぜひ!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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