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誠意って何かね vol.2
前回からの続き
もう既に数ヶ月間経ったけれど、私の中ではまだまだ沸々としたものがある。こういうことをシェアするのは自分のことを陥れるような行為かも知れないということは重々理解しているけれど、どうしても真相を伝えたい。
よく「時が解決する」と言うけれど、この件に関してはそう感じるのはいつの日になるだろうか。現時点ではまだまだ先だ、ということは確実である。
話を本線に戻します。
やって欲しいこと → 今見ているお客さまたちの「引き継ぎ」
やって欲しくないこと → 今見ているお客さまたちの「引き抜き」
残念ながら(しかしそれがこういう商売の良さでもあるのかも知れないけれど)こういう属人的な商売はそこで働く人に頼る部分が大きい。そのため人の入れ替わりによってお客さんの数が減ってしまうことが多いが、それでも前回のK氏の退所によるダメージはH氏の加入のおかげで、最小限に済んだ。
しかしながら今回の退所によるダメージは最大限となった。
なるべく感情的にならないように、確認された事実に基づいて話を進めます。
まず独立の意思の話を受けたのが2月の半ば。前回のポストでも述べたけれど、その際には私は何も知らない状況だったので、「場所・退所の時期が決まったらなるべく早く教えて欲しい」ということを伝えた。
その後も何度も直接話すタイミングはあったし、直接ではなくとも色々なツールがあるので報告することはいつでもできたはずだけれど、最終的に退所の時期の報告を受けたのは3月28日だった。
その報告はLINEで受けたのだが、「お忙しい中お話をさせていただくタイミングが難しく(中略)2024年4月末をもって退所」とのことだった。独立の報告を受けてから一ヶ月半、タイミングが無い訳がないけれど…。
そして一ヶ月前の報告、それはルールには則っている。「なるべく早く教えて欲しい」と伝えたはずだったけれど具体的ではなかったのが悪かったのか、一ヶ月前というルールに沿った報告のタイミングではあったので、報告のタイミングに関しては私から異議申し立てをすることはできない。ってかLINEで知らせるのであれば、なおさらもっと早く言えたのでは?と思わなくもないけれど。
そんな訳で大至急、お客さんに伝えることになったのだけれど、私が退所のタイミングを知った3月28日以前に、何故かそれ(退所日)を知っているお客さまが何人もいることを知る。
退所日を私に伝える前から、私がジムにいない間、お客さまたちに「自分のジムに導入する機材」を、このジムの中で嬉々として伝えていることを知る。
そしてとある日の通勤の道すがら、今はあまり使わなくなったけれど、以前の住まいから毎日のように使っていた通勤路沿いにある、ジムからはわずか2キロ程、同じ幹線道路上&沿線上、以前は鍼灸院だったテナント前に見慣れたH氏の自転車が停まっているのを目にした。まさか、ここじゃないよな。。。まさか。。。
退所日の報告を受けた後、4月の頭に、上記を全く知らないふりをして「で、結局どこでやるの??」「近くじゃないよね??」「宣伝していないよね??」と聞いてみたけれど「いや、、、場所はちょっと。。。ただ宣伝はもちろんしていませんし、お客さんにもテツさんが伝える前には伝えていません。」
結果、真正面から嘘つかれました。ちなみに場所は最後まで彼の口から私に伝えられることはありませんでした。
そこからの退所日までの数週間は、今までに味わったことのない、ものすごいストレスに晒された。だって私は場所を知っている。お客さんに自分のジムのことを話しているのも知っている。もちろん何も言ってこない。そしてそれに輪をかけて起きたのが、毎日のように届く公式LINEへのH氏が担当するお客さまたちからの退会・休会メッセージ。
これを機に退会・休会されたお客さまたち全員が現在H氏のジムに行っている訳ではない、と思いたいけれど、そう思ってしまうくらいにH氏による新しい担当者への引き継ぎは全く行われなかった。
それはそうである。積極的にやっていたのはこちらで担当するお客さまたちの引き継ぎではなく、引き抜きだったのだから。
私はH氏の独立に際して何を求めていたのだろうか、と考えた。元々彼がA+でやりたい、と入ってきた時点で「将来的には独立したい」という思いは聞いていた。それに対して応援したい、とも伝えた。今考えてみると、相当甘かったのだな、と思う。もっと契約書を精査すべきだった。これに関してはまた後日。
私も以前所属していたジムから独立して今の場所をやっている人間であり、私が辞める意思を伝えた時には、旧所属ジムの人にはおそらくあまり良い感情を持たれなかったであろう。ただ私自身はここを旅立って独立するH氏にネガティブな感情を持ちたくなかったので「何かできることがあればいつでも言ってくれ〜」くらいに伝えてはいた。ただ今振り返ると彼にとってはただの余計なお世話だったのだろうけれど。
私が独立の際に絶対にやりたくない、やるべきではない、と思ったのは旧ジムに迷惑をかけるような行為、具体的にはお客さんを連れて行くような行為だった。実際、私は独立前、神戸にいて、芦屋や西宮、大阪での開業も考えていたけれど、神戸とそれらの街はあまりに近く、意図せずとも結果お客さんを奪ってしまうことになるかも知れないと思い、神戸からは遥か遠い、ここ湘南の地に開業した。
当然開業当初のお客さんはゼロ。それは至極当たり前のことで、そこから積み重ねてようやくここまできた。
そんな中判明したのが、ここからわずか2キロ、同じ沿線、幹線道路上での開業、そして同業他社内でお客さんを引き抜く行為。
心穏やかでいられる訳ない。
で、さっきの疑問。「私はH氏の独立に際して何を求めていたのだろうか」
答えは一つだった。どの業界においてもタブーである、有り得ない、考えられないような独立の仕方をする以上、ただただ誠意ある対応を私は取って欲しかった。
場所を見つけた際に「こんな場所を見つけました。結果、もしかしたらお客さんを奪ったり、ご迷惑をかけてしまうかも知れません。ただどうしてもここでやりたいんです。やらせてください」
って最初に言ってくれたら、それは正直もちろん嫌だけれど、私にそれを止める権利などは無い。そういう誠意ある対応を取ってくれていたら、わざわざ隠れて奪う行為などせずとも、なんならお客さまたちに「H氏がここにジム作ることになったんです。是非とも行ってあげてください」とも言えたと思う。
しかしながら何も言わず、辞める日を私に伝えた3月末からは、私から隠れるように一ヶ月間を過ごし(これは私の主観)、引き継ぎも全く行わず、私と最後に直接言葉を交わすことになる4月26日を迎えた。
まだまだ続きます。
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