見出し画像

ゆるめる。

こんにちは。絵描きのてっしんです。
とりあえず考えてることすべて書き出せば100記事ぐらい余裕で作れるだろうと思っています。

みなさん継続してますか。
何かがんばってますか。

新年に立てた目標、またはそれよりもずっと前から目指しているゴールに向かって、ずっとアクションを続けている人もいるでしょう。

本当に素晴らしいと思います。
ぼくもそうありたいんですよね。

受験にせよ、ダイエットにせよ、動画投稿にせよ、ビジネスにせよ、何かの成果を上げるためには基本的に圧倒的な行動量が必要であり、継続なんかある意味やって当たり前なんですよね。ええ。

だって成果欲しいワケですから。
本当に欲しいんだったら手に入るまで諦められんじゃないですか。
だから成果上がるまで、しかも、なるはやで目に見える成果上がったらいいな~とか思いながらがんばりますよね。

逆に、成果ほしいとか大物になりたいとかビジネスしたいとか言うてんのに、全然それに値する行動重ねてなかったら、「本気で言うてんの?」ってなるワケです。

ぼくは絵で、創作で、そしてこのnoteに書き綴っているようなマインドの使い方で、人生をゆたかにしたいのです。
どこまでも自由でゆたかな人生にしたいのです。
ねえあなたもそうでしょ?

ぼくも確かに思うんですよね。
全然興味も無いしおもしろくない仕事してるより、好きで得意なことでお金を稼げて、それで生活できたら幸せだって。
絶対そっちの方がいいって。めちゃくちゃ強く思ってました。

でも、今ここに無い(と感じている)理想への渇望が強いほど、現状に対する強烈な不満が生まれることになります。

一見、コーチングの教科書的にはそれで良さそうなんですけどね。

でもそれで本当にいいんすかね?
それだけで本当にいいのか。

現状に対する強烈な不満って、つまり凄まじい反発のエネルギーであり、置かれている境遇への悔しさ、怒りへと変化していきます。

強烈な不満。
強烈な怒り。

そう、仏教でいうところの【瞋-じん】です。

人間の心を蝕む三毒、貪・瞋・痴(とん・じん・ち)。
私の好きな言葉です(^ω^)

とりわけこの瞋は、三毒の中でも最も厄介なものだと思います。
怒りは一瞬でIQを下げるんですよ。
そして闘争に向かわせます。
俯瞰的で、広く、長期的なものの見方ができなくなります。

「カッとなって言っちゃった」が如実にそれを表しています。
言っちゃったならまだマシですよ。
殺っちゃったら取り返しつきませんからね。

怒りとは、瞬間的にすごい爆発力を生み、物理世界に強く働きかけることができますが、代償としてIQを失い、抽象度の高い思考ができなくなります。
野生の力を得る代わりに、知性を失うのです。

つまりいつも怒ってたり、イライラしてる人はおバカさんです。

現状を抜け出して、早く理想的な状態になりたい。
自分を取り巻く現実はすべてクソだ、掃きだめだ。
ここから抜け出さない限り、幸せは永久に訪れない。
今は何も幸せじゃない。
そして、周りの人にまで、ひいては現実を変えられない自分自身にまで怒りの矛先が向いていくのです・・。

ヤバいですよね。
大きな問題ですよ。

まさに制御を失った核燃料です。
現状の外へ向かわせる起爆剤のエネルギーが、役割以上の爆発を引き起こしてすべてを消し飛ばすワケです。

あまりにも現状への不満、不足感、怒りが強すぎると、かえって抽象度の高い思考ができなくなり、結果的にゴールへの道は閉ざされるのでした。
閉ざされずとも、爆発からの復興のため、ゴール達成は確実に遠のくでしょう・・・。


だから?
だから。

真剣になり過ぎず。
がんばり過ぎず。
ほどほどが一番なのかもしれません。

わたしはゴール達成するぞ!
わたしは誰よりやってやる。
わたしの方が誰それより真剣にやってる。
実力はわたしの方が勝ってるのに。

なのに世間は気付いてない。
だからもっとやって、このわたくしめのパワーを示さないといけないんだああああああ、、、

しかし現実がついてこない。
ああクソだ。クソの掃きだめですわ。
もう死ぬしかないですわーーーッ!!

という具合に、真剣過ぎるがゆえに、怒りが自分の脳神経細胞を焼き切って勝手にぶっ倒れるのです。
ヒューズが飛ぶ瞬間に似ています。

そうやって、がんばりたいのにがんばれず、望む成果も全然得られない。
継続さえもできず、人に見せられるものがなんにも残らない。
バラバラに吹き飛んだ自分の残骸だけが、力なく転がっている。

もはや何がなんだかわかりません。
ギャグにすら思えてきます。
「いっそ笑え!笑ってくれよこのみじめなわたしを!」と吠えてみても、そもそも誰も自分のことを知らないので、笑う観客さえいない始末です。

いいじゃないですか、もっとゆるくたって。
人と力比べをし、明確な数字をたたき出すことにこだわり、そうじゃない自分に強烈な劣等感を感じて「イイィ~~ッ!!!(#`皿´)」ってなる。

スマブラでマッチングした人に、何回やっても勝てなくて怒り狂う。

おこんなってwww
ほかのヤツがすごいからって、自分の価値が下がるワケじゃないじゃないですか。

競争して勝つ。それも人生ゲームにおける、ひとつの遊び方でしょう。
でもそれ以外に無い、ってなると怒りのデスロードですよ。
マッドマックスしかいない世の中なんか絶対生きていけないですよ。

競うっていうひとつの価値基準は、そういうものさしとしてわざわざ設定されたものであり、絶対の真実ではありません。

あらゆる価値観は結局のところ幻想です。

「金メダルしか駄目」っていう価値観は、金メダルしか興味ない人にのみ有効なルールであり、ほかの価値基準で一所懸命がんばってる人を巻き込むものではないですね。それで間違ってマウントなんか取り出したらそれこそ迷惑千万です。
金メダルさえ、よく考えたら自分の欲しいもんでもないかもしれませんしね。
もしそうだったら、金だけ目指して歯ぎしり噛むような、衰弱するような努力重ねても意味ないじゃないですか。

案外、本当に望むものって、
特定の判断基準で、特定の舞台の上でのみ成果を上げることじゃないのかもしれませんよ。

雑念に駆られたなら、シンプルな二択でひたすら己に問うていくのもいいかもしれませんよ。

お金や勝ち負け、これをやる、やらない、どっちかを捨てないといけないとしたら、どっちを残しますか?・・と。

シンプルにシンプルに。
深く深く。

比べることや現状の不足感をゆるめて、混じり気無い本来の自分に立ち返っていきたいものですね。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?